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公開番号2025034432
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023140813
出願日2023-08-31
発明の名称高周波モジュール及び通信装置
出願人株式会社村田製作所
代理人弁理士法人北斗特許事務所
主分類H04B 1/40 20150101AFI20250306BHJP(電気通信技術)
要約【課題】複数の通信バンドに対して、所望の特性を得ることができる高周波モジュールを提供する。
【解決手段】高周波モジュール1は、ローノイズアンプ51と、スイッチ40と、第1インダクタ18と、第2インダクタ19と、第1フィルタ131と、第2フィルタ141と、を備える。第1インダクタ18は、ローノイズアンプ51とスイッチ40の出力端子403との間に接続されている。第2インダクタ19は、第1インダクタ18とスイッチ40の出力端子403との間の経路と、スイッチ40の入出力端子404との間に接続されている。スイッチ40は、第1フィルタ131に接続されている第1入力端子401と出力端子403とが接続され、かつ、入出力端子404とグランド端子400とが接続される第1状態と、第2フィルタ141に接続されている第2入力端子402と入出力端子404とが接続される第2状態とを切替可能である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ローノイズアンプと、
第1入力端子、第2入力端子、出力端子、入出力端子、及びグランド端子を有するスイッチと、
前記ローノイズアンプと前記出力端子との間に接続されている第1インダクタと、
前記第1インダクタと前記出力端子との間の経路と、前記入出力端子との間に接続されている第2インダクタと、
前記第1入力端子に接続されており、第1通信バンドの受信帯域を含む通過帯域を有する第1フィルタと、
前記第2入力端子に接続されており、前記第1通信バンドより送受信間ギャップが広い第2通信バンドの受信帯域を含む通過帯域を有する第2フィルタと、を備え、
前記スイッチは、
第1状態と第2状態とを切替可能であり、
前記第1状態では、前記第1入力端子と前記出力端子とが接続され、前記入出力端子と前記グランド端子とが接続され、かつ、前記第2入力端子は前記入出力端子と接続されず、
前記第2状態では、前記第2入力端子と前記入出力端子とが接続され、かつ、前記第1入力端子と前記出力端子とは接続されず、前記入出力端子と前記グランド端子とは接続されない、
高周波モジュール。
続きを表示(約 2,800 文字)【請求項2】
前記スイッチは、
前記第1入力端子及び前記出力端子を有し、前記第1入力端子と前記出力端子との接続と非接続とを切替可能な第1スイッチと、
前記第2入力端子、前記入出力端子、及び前記グランド端子を有し、前記入出力端子を前記第2入力端子又は前記グランド端子に接続可能な第2スイッチと、
を含み、
前記第1状態では、
前記第1スイッチは、前記第1入力端子と前記出力端子とを接続し、
前記第2スイッチは、前記入出力端子と前記グランド端子とを接続し、かつ、前記第2入力端子と前記入出力端子とを接続せず、
前記第2状態では、
前記第1スイッチは、前記第1入力端子と前記出力端子とを接続せず、
前記第2スイッチは、前記第2入力端子と前記入出力端子とを接続し、かつ、前記入出力端子と前記グランド端子とを接続しない、
請求項1に記載の高周波モジュール。
【請求項3】
前記ローノイズアンプである第1ローノイズアンプとは異なる第2ローノイズアンプと、
前記第2ローノイズアンプに接続されている第3インダクタと、を更に備え、
前記第3インダクタは、前記第2ローノイズアンプと、前記第2インダクタと前記第1インダクタとの間の経路と、の間に接続されている、
請求項1又は2に記載の高周波モジュール。
【請求項4】
ローノイズアンプと、
第1入力端子、第2入力端子、出力端子、第1入出力端子、第2入出力端子、第3入出力端子、及び、グランド端子を有するスイッチと、
前記ローノイズアンプと前記出力端子との間の経路と、前記第1入出力端子との間に接続されている第1インダクタと、
前記第2入出力端子と前記第3入出力端子との間に接続されている第2インダクタと、
前記第1入力端子に接続されており、第1通信バンドの受信帯域を含む通過帯域を有する第1フィルタと、
前記第2入力端子に接続され、前記第1通信バンドより送受信間ギャップが広い第2通信バンドの受信帯域を含む通過帯域を有する第2フィルタと、を備え、
前記スイッチは、
第1状態と第2状態とを切替可能であり、
前記第1状態では、前記第1入力端子と前記第1入出力端子、及び、前記第1入力端子と前記第3入出力端子とが接続され、前記第2入出力端子と前記グランド端子とが接続され、かつ、前記第2入力端子と前記第2入出力端子とは接続されず、前記第3入出力端子と前記出力端子とは接続されず、前記第1入出力端子と前記グランド端子とは接続されず、
前記第2状態では、前記第2入力端子と前記第2入出力端子とが接続され、前記第3入出力端子と前記出力端子とが接続され、前記第1入出力端子と前記グランド端子とが接続され、かつ、前記第1入力端子と前記第1入出力端子、及び、前記第1入力端子と前記第3入出力端子とは互いに接続されず、前記第2入出力端子と前記グランド端子とは接続されない、
高周波モジュール。
【請求項5】
前記スイッチは、
前記第1入力端子又は前記第2入力端子と前記第2入出力端子とを接続し、前記第1入出力端子と前記第3入出力端子とを接続し、かつ、前記第1入力端子又は前記第2入力端子と前記第1入出力端子、及び前記第1入力端子又は前記第2入力端子と前記第2入出力端子を接続せず、前記第3入出力端子と前記出力端子とを接続しない状態と、
前記第1入力端子又は前記第2入力端子と前記第1入出力端子、及び前記第1入力端子又は前記第2入力端子と前記第2入出力端子を接続し、前記第3入出力端子と前記出力端子とを接続し、かつ、前記第1入力端子又は前記第2入力端子と前記第2入出力端子とを接続せず、前記第1入出力端子と前記第3入出力端子とを接続しない状態と、の少なくとも一方に更に切替可能である、
請求項4に記載の高周波モジュール。
【請求項6】
前記スイッチは、
前記第1入力端子又は前記第2入力端子と前記第1入出力端子とを接続し、かつ、前記第1入力端子又は前記第2入力端子と前記第2入出力端子を接続せず、前記第3入出力端子と前記出力端子とを接続しない状態と、
前記第1入力端子又は前記第2入力端子と前記第2入出力端子を接続し、前記第3入出力端子と前記出力端子とを接続し、かつ、前記第1入力端子又は前記第2入力端子と前記第1入出力端子とを接続しない状態と、の少なくとも一方に更に切替可能である、
請求項4に記載の高周波モジュール。
【請求項7】
第3インダクタと、
第4インダクタと、を更に備え、
前記スイッチは、第4入出力端子、第5入出力端子、及び、第6入出力端子を更に有し、
前記第3インダクタは、前記ローノイズアンプと前記出力端子との間の経路と、前記第4入出力端子との間に接続されており、
前記第4インダクタは、前記第5入出力端子と前記第6入出力端子との間に接続されており、
前記スイッチは、
前記第1入力端子又は前記第2入力端子と前記第4入出力端子、及び前記第1入力端子又は前記第2入力端子と前記第6入出力端子とを接続し、前記第5入出力端子と前記グランド端子とを接続し、かつ、前記第1入力端子又は前記第2入力端子と前記第1入出力端子、及び前記第1入力端子又は前記第2入力端子と前記第3入出力端子とを接続せず、前記第2入出力端子と前記グランド端子とを接続しない状態に更に切替可能である、
請求項4から6のいずれか1項に記載の高周波モジュール。
【請求項8】
互いに対向する第1主面及び第2主面を有する基板、を更に備え、
前記第1インダクタと前記第2インダクタとは隣接して前記基板の前記第1主面に配置されており、
前記第1インダクタの巻回軸の方向と前記第2インダクタの巻回軸の方向とは互いに平行である、
請求項1又は4に記載の高周波モジュール。
【請求項9】
前記第1通信バンドの送信信号は、パワークラス2の送信信号であり、
前記第2通信バンドの送信信号は、パワークラス2よりも最大出力パワーが低い送信信号である、
請求項1又は4に記載の高周波モジュール。
【請求項10】
前記第1通信バンドの送信帯域を含む通過帯域を有する送信フィルタを更に備え、
前記第1フィルタと、前記送信フィルタとは、デュプレクサを構成している、
請求項1又は4に記載の高周波モジュール。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は高周波モジュール及び通信装置に関する。
続きを表示(約 3,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、複数の通信バンドに対応可能な高周波回路(高周波モジュール)が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の高周波回路は、ローノイズアンプと、第1インダクタと、第2インダクタとを備える。特許文献1に記載の高周波回路では、受信経路、第1インダクタ、及びローノイズアンプの直列回路に対し、グランドと接続される第2インダクタが接続されている。特許文献1に記載の高周波回路では、第2インダクタの第1端を受信経路に接続し第2端をグランドに接続するか、第2インダクタの第2端を受信経路に接続し第1端をグランドに接続するか、を切替可能に構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2021/039061号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の高周波モジュールでは、複数の通信バンドのいずれにおいても、所望の特性を得ることが難しい場合がある。
【0005】
本発明は、複数の通信バンドのいずれに対しても、受信信号の損失の低減と送信信号の漏洩の低減とを得ることができる高周波モジュール及び通信装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る高周波モジュールは、ローノイズアンプと、スイッチと、第1インダクタと、第2インダクタと、第1フィルタと、第2フィルタと、を備える。前記スイッチは、第1入力端子、第2入力端子、出力端子、入出力端子、及びグランド端子を有する。前記第1インダクタは、前記ローノイズアンプと前記出力端子との間に接続されている。前記第2インダクタは、前記第1インダクタと前記出力端子との間の経路と、前記入出力端子との間に接続されている。前記第1フィルタは、前記第1入力端子に接続されており、第1通信バンドの受信帯域を含む通過帯域を有する。前記第2フィルタは、前記第2入力端子に接続されており、第2通信バンドの受信帯域を含む通過帯域を有する。前記第2通信バンドは、前記第1通信バンドより送受信間ギャップが広い。前記スイッチは、第1状態と第2状態とを切替可能である。前記スイッチは、前記第1状態では、前記第1入力端子と前記出力端子とが接続され、前記入出力端子と前記グランド端子とが接続され、かつ、前記第2入力端子と前記入出力端子とは接続されない。前記スイッチは、前記第2状態では、前記第2入力端子と前記入出力端子とが接続され、かつ、前記第1入力端子と前記出力端子とは接続されず、前記入出力端子と前記グランド端子とは接続されない。
【0007】
また、本発明の他の一態様に係る高周波モジュールは、ローノイズアンプと、スイッチと、第1インダクタと、第2インダクタと、第1フィルタと、第2フィルタと、を備える。前記スイッチは、第1入力端子、第2入力端子、出力端子、第1入出力端子、第2入出力端子、第3入出力端子、及び、グランド端子を有する。前記第1インダクタは、前記ローノイズアンプと前記出力端子との間の経路と、前記第1入出力端子との間に接続されている。前記第2インダクタは、前記第2入出力端子と前記第3入出力端子との間に接続されている。前記第1フィルタは、前記第1入力端子に接続されており、第1通信バンドの受信帯域を含む通過帯域を有する。前記第2フィルタは、前記第2入力端子に接続され、第2通信バンドの受信帯域を含む通過帯域を有する。前記第2通信バンドは、前記第1通信バンドより送受信間ギャップが広い。前記スイッチは、第1状態と第2状態とを切替可能である。前記スイッチは、前記第1状態では、前記第1入力端子と前記第1入出力端子、及び前記第1入力端子と前記第3入出力端子とが接続され、前記第2入出力端子と前記グランド端子とが接続され、かつ、前記第2入力端子と前記第2入出力端子とは接続されず、前記第3入出力端子と前記出力端子とは接続されず、前記第1入出力端子と前記グランド端子とは接続されない。前記スイッチは、前記第2状態では、前記第2入力端子と前記第2入出力端子とが接続され、前記第3入出力端子と前記出力端子とが接続され、前記第1入出力端子と前記グランド端子とが接続され、かつ、前記第1入力端子と前記第1入出力端子、及び前記第1入力端子と前記第3入出力端子とは互いに接続されず、前記第2入出力端子と前記グランド端子とは接続されない。
【0008】
本発明の一態様に係る通信装置は、前記高周波モジュールと、前記高周波モジュールに接続されている信号処理回路と、を備える。
【発明の効果】
【0009】
上記態様に係る高周波モジュール及び通信装置によれば、複数の通信バンドのいずれにおいても、受信信号の損失の低減と送信信号の漏洩の低減とを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、実施形態1に係る高周波モジュールを備える通信装置の回路構成図である。
図2Aは、第1通信バンドにおける送信バンド、受信バンドと送受信間ギャップとの関係を示す模式図である。図2Bは、第2通信バンドにおける送信バンド、受信バンドと送受信間ギャップとの関係を示す模式図である。
図3Aは、同上の高周波モジュールのスイッチが第1状態であるときの接続状態を示す部分回路図である。図3Bは、同上の高周波モジュールのスイッチが第2状態であるときの接続状態を示す部分回路図である。
図4は、同上の高周波モジュールの平面図である。
図5Aは、実施形態2に係る高周波モジュールのスイッチが第1状態であるときの接続状態を示す部分回路図である。図5Bは、同上の高周波モジュールのスイッチが第2状態であるときの接続状態を示す部分回路図である。
図6は、実施形態3に係る高周波モジュールの部分回路図である。
図7Aは、実施形態4に係る高周波モジュールのスイッチが第1状態であるときの接続状態を示す部分回路図である。図7Bは、同上の高周波モジュールのスイッチが第2状態であるときの接続状態を示す部分回路図である。
図8Aは、実施形態5に係る高周波モジュールのスイッチが第3状態であるときの接続状態を示す部分回路図である。図8Bは、同上の高周波モジュールのスイッチが第4状態であるときの接続状態を示す部分回路図である。
図9Aは、実施形態6に係る高周波モジュールのスイッチが第5状態であるときの接続状態を示す部分回路図である。図9Bは、同上の高周波モジュールのスイッチが第6状態であるときの接続状態を示す部分回路図である。
図10は、実施形態7に係る高周波モジュールのスイッチが第1状態であるときの接続状態を示す部分回路図である。
図11は、実施形態7に係る高周波モジュールのスイッチが第7状態であるときの接続状態を示す部分回路図である。
図12は、同上の高周波モジュールにおける第1インダクタの巻回軸と第2インダクタの巻回軸との関係を示す平面図である。
図13は、変形例に係る高周波モジュールの平面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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