TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025031134
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-07
出願番号2023137145
出願日2023-08-25
発明の名称コンデンサモジュール
出願人株式会社村田製作所,株式会社指月電機製作所
代理人弁理士法人WisePlus
主分類H01G 2/02 20060101AFI20250228BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】複数の接続端子によってコンデンサ素子同士が電気的に接続されるにあたって、接続端子同士の電気的な接続が容易に実現可能なコンデンサモジュールを提供する。
【解決手段】コンデンサモジュール1において、第1メイン接続端子21aには、第1貫通孔31aが設けられ、第1貫通孔31aの第1方向D1における寸法P1は、第1サブ接続端子22aにおける第2サブ接続端子22bと反対側の表面22aaと、第2サブ接続端子22bにおける第1サブ接続端子22aと反対側の表面22baとの間の第1方向D1における最大距離Q1よりも小さく、第1サブ接続端子22a及び第2サブ接続端子22bは、一方端部同士が接し、かつ、他方端部同士が離れた状態で、第1貫通孔31aを通っている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
素体と、前記素体の一方端面上に設けられた第1外部電極と、前記素体の前記一方端面に第1方向で相対する他方端面上に設けられた第2外部電極と、を各々有する複数のコンデンサ素子と、
複数の前記コンデンサ素子に電気的に接続された複数の接続端子と、を備え、
複数の前記コンデンサ素子は、同じ極性を有する前記第1外部電極同士が離れて対向するように前記第1方向に隣り合う、第1コンデンサ素子及び第2コンデンサ素子を含み、
複数の前記接続端子は、前記第1コンデンサ素子及び前記第2コンデンサ素子から離れた位置で、前記第1コンデンサ素子及び前記第2コンデンサ素子の前記第1外部電極に電気的に接続された第1メイン接続端子と、一方端部側で前記第1メイン接続端子に電気的に接続され、他方端部側で前記第1コンデンサ素子の前記第1外部電極に電気的に接続された第1サブ接続端子と、一方端部側で前記第1メイン接続端子に電気的に接続され、他方端部側で前記第2コンデンサ素子の前記第1外部電極に電気的に接続された第2サブ接続端子と、を含み、
前記第1メイン接続端子には、第1貫通孔が設けられ、
前記第1貫通孔の前記第1方向における寸法は、前記第1サブ接続端子における前記第2サブ接続端子と反対側の表面と、前記第2サブ接続端子における前記第1サブ接続端子と反対側の表面との間の前記第1方向における最大距離よりも小さく、
前記第1サブ接続端子及び前記第2サブ接続端子は、前記一方端部同士が接し、かつ、前記他方端部同士が離れた状態で、前記第1貫通孔を通っている、ことを特徴とするコンデンサモジュール。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
前記第1サブ接続端子及び前記第2サブ接続端子を一体化して見たとき、前記第1サブ接続端子と前記第2サブ接続端子との間の前記第1方向における距離は、前記一方端部から前記他方端部に向かうにつれて大きくなる、請求項1に記載のコンデンサモジュール。
【請求項3】
前記第1サブ接続端子及び前記第2サブ接続端子は、各々、直線状に延びている、請求項2に記載のコンデンサモジュール。
【請求項4】
前記第1サブ接続端子及び前記第2サブ接続端子は、各々、曲線状に延びている、請求項2に記載のコンデンサモジュール。
【請求項5】
前記第1サブ接続端子及び前記第2サブ接続端子を一体化して見たとき、前記一方端部から前記他方端部に向かって順に、前記第1サブ接続端子における前記第2サブ接続端子側の表面と、前記第2サブ接続端子における前記第1サブ接続端子側の表面とが接する第1領域と、前記第1サブ接続端子と前記第2サブ接続端子との間の前記第1方向における距離が一定である第2領域とが存在している、請求項1に記載のコンデンサモジュール。
【請求項6】
前記第1サブ接続端子及び前記第2サブ接続端子を一体化して見たとき、前記第1領域及び前記第2領域が連続してつながっている、請求項5に記載のコンデンサモジュール。
【請求項7】
前記第1サブ接続端子及び前記第2サブ接続端子を一体化して見たとき、前記第1サブ接続端子と前記第2サブ接続端子との間の前記第1方向における距離が前記第1領域側から前記第2領域側に向かうにつれて大きくなる第3領域が、前記第1領域と前記第2領域との間を連続してつなぐように更に存在している、請求項5に記載のコンデンサモジュール。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コンデンサモジュールに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、互いに対向する第1電極および第2電極と、上記第1電極と上記第2電極とを繋ぎ、互いに対向する一対の扁平部と一方の上記扁平部と他方の上記扁平部とを繋ぐ一対の湾曲部を有する側面とをそれぞれ有し、上記扁平部が対向するよう一列に配置された複数のコンデンサと、隣接する上記コンデンサのそれぞれの上記扁平部の間のいずれかに配置され、上記隣接するコンデンサの少なくとも一方の上記第1電極に接触する少なくとも1つの金属板と、上記少なくとも1つの金属板に電気的に接続する第1バスバーと、上記第2電極のそれぞれに電気的に接続する第2バスバーと、を備え、上記複数のコンデンサの上記第1電極はそれぞれ、上記少なくとも1つの金属板に電気的に接続される、コンデンサモジュールが開示されている。
【0003】
特許文献2には、コンデンサ素子と、上記コンデンサ素子の一方の電極部と第1リード端子を介して接続される第1電極板と、上記コンデンサ素子の他方の電極部と第2リード端子を介して接続される第2電極板とを備え、上記第1電極板及び第2電極板を、シート状の絶縁体を介して重ね合わせるとともに、第2電極板が第1電極板と上記コンデンサ素子との間に位置するようにして配置したコンデンサであって、上記第2電極板には、上記第1リード端子を挿通させる開口部が形成され、上記第1電極板には、上記開口部内に没入し、第1リード端子との接続に供される凹部と、この凹部と他の部分との段差部に、凹部と他の部分とを部分的に切り離す貫通孔が形成されており、上記絶縁体には、上記凹部と対向する部分から外方に向かって延びるスリットが複数形成され、スリット間に位置する絶縁体が、第2電極板側に折り込まれ、上記凹部と上記開口部の内周縁端との間に介在していることを特徴とするコンデンサが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2021/241320号
特開2015-15380号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
複数のコンデンサ素子が設けられたコンデンサモジュールでは、コンデンサ素子同士を電気的に接続するために、複数の接続端子を組み合わせて用いることがある。
【0006】
例えば、特許文献1に記載のコンデンサモジュールでは、特許文献1の図2等に示されているように、コンデンサ同士を電気的に接続するために、コンデンサの第1電極に接続された金属板と、金属板に接続された第1バスバーとを組み合わせて用いている。しかしながら、特許文献1に記載のコンデンサモジュールでは、特許文献1の図2等に示されているように、金属板がコンデンサの一方端部から他方端部にわたっていることで、コンデンサの第1電極から金属板を通って第1バスバーに至る電流経路が長いため、等価直列インダクタンス(ESL)が大きくなりやすい。
【0007】
一方、特許文献2に記載のコンデンサでは、特許文献2の図1等に示されているように、コンデンサ素子同士を電気的に接続するために、コンデンサ素子の電極部に接続されたリード端子と、リード端子に接続された電極板と、を組み合わせて用いている。特許文献2に記載のコンデンサでは、特許文献2の図1等に示されているように、コンデンサ素子の電極部からリード端子を通って電極板に至る電流経路が短いため、特許文献1に記載のコンデンサモジュールと比較して、等価直列インダクタンスが大きくなりにくい、と考えられる。
【0008】
一方、特許文献2に記載のコンデンサでは、特許文献2の図1等に示されているように、リード端子を電極板の接続孔に通すことにより、リード端子と電極板とを接続している。しかしながら、特許文献2に記載のコンデンサでは、リード端子及び接続孔の大きさが厳密に合っていないと、リード端子と電極板との接続が不充分になる。更に、特許文献2に記載のコンデンサでは、リード端子と電極板とを接続するにあたって、リード端子及び接続孔の大きさだけではなく位置も厳密に合わせる必要がある。例えば、特許文献2に記載のコンデンサでは、リード端子及び接続孔の大きさが合っていても位置がずれていると、リード線を接続孔に通せない。
【0009】
以上のように、特許文献2に記載のコンデンサでは、リード端子及び電極板によってコンデンサ素子同士を電気的に接続するにあたって、リード端子と電極板との電気的な接続を容易に実現する点で改善の余地がある。
【0010】
なお、特許文献1に記載のコンデンサモジュールにおいても、金属板のバスバー接触部を第1バスバーの穴に通すことにより、金属板と第1バスバーとを接続しているため、特許文献2に記載のコンデンサと同様に、金属板と第1バスバーとの電気的な接続を容易に実現する点で改善の余地がある。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

株式会社村田製作所
コイル部品
16日前
株式会社村田製作所
コイル部品
16日前
株式会社村田製作所
コンデンサモジュール
2日前
株式会社村田製作所
弾性波装置およびマルチプレクサ
2日前
株式会社村田製作所
樹脂基板、樹脂基板の製造方法及び電子回路装置
10日前
株式会社村田製作所
積層型コイル部品
11日前
株式会社村田製作所
積層型コイル部品
11日前
株式会社村田製作所
カット刃、及びカット刃の製造方法
9日前
個人
トイレ用照明スイッチ
17日前
ローム株式会社
保持具
3日前
CKD株式会社
巻回装置
16日前
CKD株式会社
巻回装置
16日前
個人
積層型電解質二次電池
9日前
イリソ電子工業株式会社
電子部品
20日前
オムロン株式会社
電磁継電器
24日前
太陽誘電株式会社
コイル部品
24日前
オムロン株式会社
電磁継電器
24日前
太陽誘電株式会社
コイル部品
24日前
オムロン株式会社
電磁継電器
24日前
株式会社ヨコオ
ソケット
1か月前
協立電機株式会社
着磁器
2日前
国立大学法人信州大学
トランス
24日前
三菱電機株式会社
同軸フィルタ
6日前
日本特殊陶業株式会社
保持部材
16日前
ローム株式会社
半導体装置
2日前
ローム株式会社
半導体装置
17日前
ローム株式会社
半導体装置
2日前
ナカムラマジック株式会社
放熱器
11日前
トヨタバッテリー株式会社
二次電池
1か月前
トヨタバッテリー株式会社
二次電池
16日前
日本航空電子工業株式会社
コネクタ
17日前
日新イオン機器株式会社
気化器、イオン源
17日前
株式会社村田製作所
コイル部品
16日前
株式会社豊田自動織機
電子機器
2日前
住友電気工業株式会社
耐熱電線
24日前
株式会社ダイフク
搬送車
3日前
続きを見る