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公開番号2025034267
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023140556
出願日2023-08-30
発明の名称不同沈下修正ドレーン及び不同沈下の修正方法
出願人株式会社竹中工務店
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類E02D 35/00 20060101AFI20250306BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】構造物の不同沈下を短期間に修正する。
【解決手段】不同沈下修正ドレーン100は、粘性土層50の圧密沈下によって不同沈下した構造物10の沈下量が小さい側の構造物10の直下及び構造物10の周囲に地表から縦方向に構築された排水孔120と、排水孔120から横方向に放射状に複数延びると共に上下方向に間隔をあけて粘性土層50に構築された水みち150と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
粘性土層の圧密沈下によって不同沈下した構造物の沈下量が小さい側の前記構造物の直下及び前記構造物の周囲の少なくとも一方に地表から縦方向に構築された排水孔と、
前記排水孔から横方向に放射状に複数延びると共に上下方向に間隔をあけて前記粘性土層に構築された水みちと、
を備える不同沈下修正ドレーン。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
前記水みち内には、粗粒材が充填されている、
請求項1に記載の不同沈下修正ドレーン。
【請求項3】
粘性土層の圧密沈下によって不同沈下した構造物の沈下量が小さい側の前記構造物の直下及び前記構造物の周囲の少なくとも一方に地表から縦方向に排水孔を構築する工程と、
前記排水孔から横方向に放射状に延びる複数の水みちを上下方向に間隔をあけて前記粘性土層に構築する工程と、
前記粘性土層の間隙水を前記排水孔から排水し、前記沈下量が小さい側の前記粘性土層の圧密沈下を促進させる工程と、
前記構造物の沈下量が均等化すると前記間隙水の排水を止める工程と、
を備える構造物の不同沈下の修正方法。
【請求項4】
前記水みちを構築する工程は、
粗粒材を混合した自己分解性の粘性流体を前記排水孔から前記粘性土層に割裂注入する工程と、
経時変化によって粘性が低下した前記粘性流体を前記排水孔から排出すると共に前記水みち内に前記粗粒材を残留させる工程と、
を有する、
請求項3に記載の構造物の不同沈下の修正方法。
【請求項5】
前記水みちを構築する工程は、
高圧噴射撹拌工法で前記排水孔から横方向に放射状に延びる複数の水みちを上下方向に間隔をあけて前記粘性土層に構築する工程と、
粗粒材を混合した自己分解性の粘性流体を前記排水孔から前記水みちに注入する工程と、
経時変化によって粘性が低下した前記粘性流体を前記排水孔から排出すると共に前記水みち内に前記粗粒材を残留させる工程と、
を有する、
請求項3に記載の構造物の不同沈下の修正方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、不同沈下修正ドレーン及び不同沈下の修正方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、運転中のタンクの不等沈下を修正する方法に関する技術が開示されている。この先行技術では、不等沈下したタンクの沈下していない側の附近の地盤内に深井戸を掘り、該深井戸から地下水を排出して該地盤内の地下水を下げ、それに伴って圧密層を沈下させると同時に不等沈下したタンクを水平に修正している。
【0003】
特許文献2には、排水による地盤改良工法に関する技術が開示されている。この先行技術では、所定の深度まで小孔を掘削し、小孔から水平に広がる拡孔を掘削すると共に拡孔内の削土を、粒状体と海水を吸水して収縮する吸水樹脂の混合物に置換し、地中の水平方向に広がる透水層を構築している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開昭53-089014号公報
特開平03-132512号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
粘性土層の圧密促進工法としては、サンドドレーン工法及びペーパードレーン工法等が知られている。これらの工法は、鉛直方向のみの排水経路(ドレーン)を粘性土層に複数構築することによって排水距離を短縮して粘性土層の圧密促進を図っている。しかし、構造物の不同沈下をより短期間に修正することが求められている。
【0006】
本発明は、上記事実を鑑み、構造物の不同沈下を短期間に修正することが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第一態様は、粘性土層の圧密沈下によって不同沈下した構造物の沈下量が小さい側の前記構造物の直下及び前記構造物の周囲の少なくとも一方に地表から縦方向に構築された排水孔と、前記排水孔から横方向に放射状に複数延びると共に上下方向に間隔をあけて前記粘性土層に構築された水みちと、を備える不同沈下修正ドレーンである。
【0008】
第一態様では、縦方向の排水孔に加え横方向の水みち(排水経路)を構築することで、縦方向の排水孔のみを構築する場合と比較し、構造物の沈下量が小さい側の粘性土層の局所的な間隙水の排水が促進し、その結果、粘性土層の局所的な圧密沈下が促進する。したがって、構造物に生じている不同沈下を短時間で修正できる。
【0009】
第二態様は、前記水みち内には、粗粒材が充填されている、第一態様に記載の不同沈下修正ドレーンである。
【0010】
第二態様では、水みち内には粗粒材が充填されているので、水みちが圧密の進行とともに閉塞されることが抑制される。
(【0011】以降は省略されています)

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