特許ウォッチ

公開番号2025034157
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023140363
出願日2023-08-30
発明の名称リモコン装置
出願人TOTO株式会社
代理人弁理士法人iX
主分類H01H 13/14 20060101AFI20250306BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】製造コストを抑制可能なリモコン装置を提供することを目的とする。
【解決手段】複数のスイッチが設けられた基板と、基板を格納するケースであって、背面側に突起を有する操作ボタンを、複数の配置パターンで正面側に配置可能なケースと、を備え、複数の配置パターンにおける操作ボタンの個数は互いに異なり、各配置パターンにおいて、ケースの正面視における操作ボタン配置範囲が、操作ボタンの個数の領域とされ、領域に操作ボタンが1つずつ配置され、各配置パターンにおいて、スイッチは操作ボタンの突起と対向し、ケースは、各配置パターンにおいて、操作ボタンの突起とスイッチとの間に操作部材が位置するように操作部材を取り付け可能な取付部を有し、操作ボタンを押圧する力によって、突起が操作部材を介して、スイッチを押圧するリモコン装置が提供される。
【選択図】図2

特許請求の範囲【請求項１】
複数のスイッチが設けられた基板と、
前記基板を格納するケースであって、前記ケースから離れるように付勢されるとともに背面側に突起を有する操作ボタンを、複数の配置パターンで正面側に配置可能なケースと、
を備え、
前記複数の配置パターンにおける前記操作ボタンの個数は、互いに異なり、
前記複数の配置パターンのそれぞれにおいて、前記ケースの正面視における操作ボタン配置範囲が、前記操作ボタンの前記個数の領域とされ、
正面視において前記領域のそれぞれに前記突起が位置するように、前記領域のそれぞれに、前記操作ボタンが１つずつ配置され、
前記複数の配置パターンのそれぞれにおいて、前記複数のスイッチの一部のそれぞれは、前記操作ボタンの前記突起と対向し、
前記ケースは、前記複数の配置パターンのそれぞれにおいて、前記操作ボタンのそれぞれの前記突起と、前記複数のスイッチの一部のそれぞれと、の間に、操作部材が位置するように前記操作部材を取り付け可能な取付部を有し、
前記操作ボタンのそれぞれを押圧する力によって、前記突起が、前記操作部材のそれぞれを介して、前記複数のスイッチの一部のそれぞれを押圧することを特徴とするリモコン装置。
続きを表示（約 250 文字）【請求項２】
防水部材をさらに備え、
前記防水部材は、前記操作部材を覆い、
前記操作ボタンを押圧する力によって、前記突起が、前記防水部材及び前記操作部材を介して、前記スイッチを押圧することを特徴とする、請求項１に記載のリモコン装置。
【請求項３】
前記ケースは、前記基板を格納する上ケースと、前記上ケースと前記操作ボタンとの間に配置された内側部材と、を含み、
前記操作ボタンは、前記内側部材に取り付けられることを特徴とする請求項１又は２に記載のリモコン装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明の態様は、一般的に、リモコン装置に関する。
続きを表示（約 1,400 文字）【背景技術】
【０００２】
例えば浴室機器やトイレ装置などの機器を操作するためのリモコン装置がある。リモコン装置に設けられたボタンを押すことにより、機器の動作や機能を制御することができる。
【０００３】
近年、リモコン装置によって操作される機器や機能の数が増加している。リモコン装置に設けられるボタンの数は、操作する機器や機能の数によって変化する。例えば、操作する機器や機能の数が少ない場合には、ボタンの数は少なくてよい。逆に、操作する機器や機能の数が多い場合には、ボタンの数は多くなる。また、このようなボタンは、リモコン装置のケース（筐体）に対して配置される。
【０００４】
ボタンの数の増減に応じて、ボタンの配置毎に筐体を変更する場合、多数の種類の筐体を用意することとなり、製造コストが増加する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
特開２００９－０７６３７６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、製造コストを抑制可能なリモコン装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
第１の発明は、複数のスイッチが設けられた基板と、前記基板を格納するケースであって、前記ケースから離れるように付勢されるとともに背面側に突起を有する操作ボタンを、複数の配置パターンで正面側に配置可能なケースと、を備え、前記複数の配置パターンにおける前記操作ボタンの個数は、互いに異なり、前記複数の配置パターンのそれぞれにおいて、前記ケースの正面視における操作ボタン配置範囲が、前記操作ボタンの前記個数の領域とされ、正面視において前記領域のそれぞれに前記突起が位置するように、前記領域のそれぞれに、前記操作ボタンが１つずつ配置され、前記複数の配置パターンのそれぞれにおいて、前記複数のスイッチの一部のそれぞれは、前記操作ボタンの前記突起と対向し、前記ケースは、前記複数の配置パターンのそれぞれにおいて、前記操作ボタンのそれぞれの前記突起と、前記複数のスイッチの一部のそれぞれと、の間に、操作部材が位置するように前記操作部材を取り付け可能な取付部を有し、前記操作ボタンのそれぞれを押圧する力によって、前記突起が、前記操作部材のそれぞれを介して、前記複数のスイッチの一部のそれぞれを押圧することを特徴とするリモコン装置である。
【０００８】
このリモコン装置によれば、ケースには、複数の配置パターンで操作ボタンを取付可能であるため、操作ボタンの個数が変わっても共通のケースを使用することができる。これにより、操作ボタンの個数毎にケースを製造する場合に比べて、製造コストを大幅に抑制することができる。
【０００９】
第２の発明は、第１の発明において、防水部材をさらに備え、前記防水部材は、前記操作部材を覆い、前記操作ボタンを押圧する力によって、前記突起が、前記防水部材及び前記操作部材を介して、前記スイッチを押圧することを特徴とするリモコン装置である。
【００１０】
このリモコン装置によれば、防水部材によって防水部材の背面側への水の侵入を抑制することができる。例えばリモコン装置を浴室内に設置することができる。
（【００１１】以降は省略されています）

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