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公開番号2025033634
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023139483
出願日2023-08-30
発明の名称コンバイン
出願人井関農機株式会社
代理人弁理士法人永井国際特許事務所
主分類A01D 41/12 20060101AFI20250306BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】脱穀装置に滞留する穀粒を防止して、穀粒の回収ロスを抑制することができるコンバインを提供する。
【解決手段】エンジンルーム(6)にコンプレッサ(60)を設け、グレンタンク(7)の底部に穀粒を排出オーガ(8)に搬送する搬送螺旋桶(40)を設け、1番受桶(27)で回収された穀粒をグレンタンク(7)に揚穀する1番揚穀筒(30)と、2番受桶(28)で回収された穀粒を揺動選別装置(25)の移送棚(25A)に揚穀する2番揚穀筒(31)を設け、コンプレッサ(60)から給気された圧縮空気を、移送棚(25A)に向けて噴出する第1ノズル(62)と、1番揚穀筒(30)の基部に向けて噴出する第2ノズル(63)と、2番揚穀筒(31)の基部に向けて噴出する第3ノズル(64)と、搬送螺旋桶(40)の後部に向けて噴出する第4ノズル(65)と、排出オーガ(8)の縦排出筒(8A)の基部に向けて噴出する第5ノズル(66)を設けた。
【選択図】図13
特許請求の範囲【請求項1】
穀稈を収穫する刈取装置(3)の後方左部に穀稈を脱穀選別する脱穀装置(4)を設け、前記刈取装置(3)の後方右部に作業者が搭乗する操縦部(5)を設け、該操縦部(5)の下側にエンジン(E)を搭載するエンジンルーム(6)を設け、前記操縦部(5)の後側に選別された穀粒を貯留するグレンタンク(7)を設け、該グレンタンク(7)の後側に貯留されていた穀粒を外部に排出する排出オーガ(8)を設けたコンバインにおいて、
前記脱穀装置(4)の扱胴(21)の下側に、該扱胴(21)から漏下してくる穀粒を選別する揺動選別装置(25)を設け、該揺動選別装置(25)の下側に、選別された穀粒を回収する1番受桶(27)と2番受桶(28)を設け、
前記エンジンルーム(6)にコンプレッサ(60)を設け、
前記グレンタンク(7)の底部に穀粒を排出オーガ(8)に搬送する搬送螺旋桶(40)を設け、
前記1番受桶(27)で回収された穀粒をグレンタンク(7)に揚穀する1番揚穀筒(30)と、前記2番受桶(28)で回収された穀粒を揺動選別装置(25)の移送棚(25A)に揚穀する2番揚穀筒(31)を設け、
前記コンプレッサ(60)から給気された圧縮空気を、前記移送棚(25A)に向けて噴出する第1ノズル(62)と、前記1番揚穀筒(30)の基部に向けて噴出する第2ノズル(63)と、前記2番揚穀筒(31)の基部に向けて噴出する第3ノズル(64)と、前記搬送螺旋桶(40)の後部に向けて噴出する第4ノズル(65)と、前記排出オーガ(8)の縦排出筒(8A)の基部に向けて噴出する第5ノズル(66)を設けたことを特徴とするコンバイン。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
前記操縦部(5)に、前記コンプレッサ(60)と第1~5ノズル(62~66)の配管経路に設けられた電磁弁(61A~61F)を操作するモード切替スイッチ(13)を設け、該モード切替スイッチ(13)を掃除モードにした場合には、前記第1~5ノズル(62~66)から圧縮空気を噴出し、穀粒回収モードにした場合には、前記第1~3ノズル(62~64)と第4、5ノズル(65,66)から交互に圧縮空気を噴出し、作業モードにした場合には、前記第1~3ノズル(62~64)から交互に圧縮空気を噴出すると共に、前記第4、5ノズル(65,66)から交互に圧縮空気を噴出する請求項1記載のコンバイン。
【請求項3】
前記穀粒回収モードと作業モードにおいて、前記刈取装置(3)と脱穀装置(4)が駆動中には、前記第1~3ノズル(62~64)から圧縮空気を噴出し、前記排出オーガ(8)が駆動中には、前記第4、5ノズル(65,66)から圧縮空気を噴出する請求項2記載のコンバイン。
【請求項4】
前記扱胴(21)の下側に、前記移送棚(25A)を移送する穀粒の層厚を測定する層厚センサ(22S)を設け、該層厚センサ(22S)が所定の層厚を測定した場合には、前記第1~5ノズル(62~66)から圧縮空気を噴出しない請求項1又は2記載のコンバイン。
【請求項5】
前記刈取装置(3)の後部に、前記刈取装置(3)から脱穀装置(4)に搬送される穀稈を測定する穀稈センサ(3S)を設け、該穀稈センサ(3S)が所定の穀稈を測定した場合には、前記第1~5ノズル(62~66)から圧縮空気を噴出しない請求項1又は2記載のコンバイン。
【請求項6】
前記コンプレッサ(60)をエンジンルーム(6)に着脱自在に設けた請求項1記載のコンバイン。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、刈取った穀稈を脱穀装置で選別処理するコンバインに関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来のコンバインにおいては、刈取装置で刈取った穀稈を脱穀装置で選別処理し、選別処理された穀粒をグレンタンクに貯留し、グレンタンクが満杯になった場合には、排出オーガで作業車両の荷台に排出する技術が知られている。(特許文献1~3参照)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-117570号公報
特開2019-195302号公報
特開2020-80748号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1~3の技術では、脱穀装置やグレンタンクに滞留した穀粒を回収するのが困難なので、穀粒の回収ロスが大きく、また、滞留した穀粒に腐敗してカビ等が発生するという問題があった。
【0005】
そこで、本発明の主たる課題は、脱穀装置に滞留する穀粒を防止して、穀粒の回収ロスを抑制することができるコンバインを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決した本発明は次のとおりである。
すなわち、請求項1記載の発明は、穀稈を収穫する刈取装置(3)の後方左部に穀稈を脱穀選別する脱穀装置(4)を設け、前記刈取装置(3)の後方右部に作業者が搭乗する操縦部(5)を設け、該操縦部(5)の下側にエンジン(E)を搭載するエンジンルーム(6)を設け、前記操縦部(5)の後側に選別された穀粒を貯留するグレンタンク(7)を設け、該グレンタンク(7)の後側に貯留されていた穀粒を外部に排出する排出オーガ(8)を設けたコンバインにおいて、
前記脱穀装置(4)の扱胴(21)の下側に、該扱胴(21)から漏下してくる穀粒を選別する揺動選別装置(25)を設け、該揺動選別装置(25)の下側に、選別された穀粒を回収する1番受桶(27)と2番受桶(28)を設け、前記エンジンルーム(6)にコンプレッサ(60)を設け、前記グレンタンク(7)の底部に穀粒を排出オーガ(8)に搬送する搬送螺旋桶(40)を設け、前記1番受桶(27)で回収された穀粒をグレンタンク(7)に揚穀する1番揚穀筒(30)と、前記2番受桶(28)で回収された穀粒を揺動選別装置(25)の移送棚(25A)に揚穀する2番揚穀筒(31)を設け、前記コンプレッサ(60)から給気された圧縮空気を、前記移送棚(25A)に向けて噴出する第1ノズル(62)と、前記1番揚穀筒(30)の基部に向けて噴出する第2ノズル(63)と、前記2番揚穀筒(31)の基部に向けて噴出する第3ノズル(64)と、前記搬送螺旋桶(40)の後部に向けて噴出する第4ノズル(65)と、前記排出オーガ(8)の縦排出筒(8A)の基部に向けて噴出する第5ノズル(66)を設けたことを特徴とするコンバインである。
【0007】
請求項2記載の発明は、前記操縦部(5)に、前記コンプレッサ(60)と第1~5ノズル(62~66)の配管経路に設けられた電磁弁(61A~61F)を操作するモード切替スイッチ(13)を設け、該モード切替スイッチ(13)を掃除モードにした場合には、前記第1~5ノズル(62~66)から圧縮空気を噴出し、穀粒回収モードにした場合には、前記第1~3ノズル(62~64)と第4、5ノズル(65,66)から交互に圧縮空気を噴出し、作業モードにした場合には、前記第1~3ノズル(62~64)から交互に圧縮空気を噴出すると共に、前記第4、5ノズル(65,66)から交互に圧縮空気を噴出する請求項1記載のコンバインである。
【0008】
請求項3記載の発明は、前記穀粒回収モードと作業モードにおいて、前記刈取装置(3)と脱穀装置(4)が駆動中には、前記第1~3ノズル(62~64)から圧縮空気を噴出し、前記排出オーガ(8)が駆動中には、前記第4、5ノズル(65,66)から圧縮空気を噴出する請求項2記載のコンバインである。
【0009】
請求項4記載の発明は、前記扱胴(21)の下側に、前記移送棚(25A)を移送する穀粒の層厚を測定する層厚センサ(22S)を設け、該層厚センサ(22S)が所定の層厚を測定した場合には、前記第1~5ノズル(62~66)から圧縮空気を噴出しない請求項1又は2記載のコンバインである。
【0010】
請求項5記載の発明は、前記刈取装置(3)の後部に、前記刈取装置(3)から脱穀装置(4)に搬送される穀稈を測定する穀稈センサ(3S)を設け、該穀稈センサ(3S)が所定の穀稈を測定した場合には、前記第1~5ノズル(62~66)から圧縮空気を噴出しない請求項1又は2記載のコンバインである。
(【0011】以降は省略されています)

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