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公開番号
2025033401
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023139104
出願日
2023-08-29
発明の名称
易接着フィルムの製造方法
出願人
日東電工株式会社
代理人
弁理士法人はるか国際特許事務所
主分類
G02B
5/30 20060101AFI20250306BHJP(光学)
要約
【課題】接着性および透明性に優れる易接着フィルムを提供する。
【解決手段】透明フィルム基材上に易接着組成物を塗布し、易接着組成物を加熱して溶媒を除去することにより、透明フィルム基材(11)の表面に易接着層(15)を備える易接着フィルム(1)を作製する。易接着組成物は、エマルション粒子径が20nm以下の水系ポリウレタンを含む水溶液である。易接着組成物は、水系ポリウレタンと架橋可能な架橋剤を含んでいてもよい。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
透明フィルム基材の表面に易接着層を備える易接着フィルムの製造方法であって、
透明フィルム基材上に、易接着組成物を塗布する工程;および
前記易接着組成物を加熱して溶媒を除去する工程
を含み、
前記易接着組成物が、水系ポリウレタンを含む水溶液であり、
前記水系ポリウレタンのエマルション粒子径が30nm以下である、
易接着フィルムの製造方法。
続きを表示(約 400 文字)
【請求項2】
前記水系ポリウレタンは、架橋構造を有していないポリウレタンであり、
前記易接着組成物が、さらに前記水系ポリウレタンと架橋可能な架橋剤を含む、
請求項1に記載の易接着フィルムの製造方法。
【請求項3】
前記溶媒を除去する工程において、前記易接着組成物を塗布した前記透明フィルム基材を加熱しながら、少なくとも1方向に延伸する、請求項1または2に記載の易接着フィルムの製造方法。
【請求項4】
前記易接着組成物が、さらに微粒子を含む、請求項1または2に記載の易接着フィルムの製造方法。
【請求項5】
前記易接着層の厚みが110nm以上である、請求項1または2に記載の易接着フィルムの製造方法。
【請求項6】
前記透明フィルム基材がアクリル系フィルムである、請求項1または2に記載の易接着フィルム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、透明フィルム基材の表面に易接着層を備える易接着フィルムの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
モバイル機器、カーナビゲーション装置、パソコン用モニタ、テレビ等の各種画像表示装置として、液晶表示装置や有機EL表示装置が広く用いられている。液晶表示装置は、その表示原理から、液晶セルの視認側表面に偏光板が配置されている。透過型の液晶表示装置では、液晶セルの両面に偏光板が配置されている。有機EL表示装置では、外光が金属電極(陰極)で反射されて鏡面のように視認されることを抑止するために、視認側表面に円偏光板(典型的には、偏光板と1/4波長板の積層体)が配置される場合がある。
【0003】
偏光板は、一般に、偏光子の片面または両面に、偏光子の保護等を目的とした透明フィルム(偏光子保護フィルム)を備える。偏光子としては、ポリビニルアルコール(PVA)系フィルムにヨウ素を吸着させ、延伸等により分子を配向されたものが広く使用されている。
【0004】
偏光子の表面に貼り合わせられる偏光子保護フィルムとして、PVA系偏光子との接着性に優れることから、酢酸セルロース等のセルロース系フィルムが広く用いられている。偏光子保護フィルムとして、アクリル、ポリエステル、ポリカーボネート、環状ポリオレフィン等の樹脂材料からなるフィルムも用いられるようになっている。これらの樹脂材料からなるフィルムは、セルロース系フィルムに比べて、一般に、偏光子との接着性が低い。
【0005】
偏光子と偏光子保護フィルムとの接着性を高めるために、透明フィルム基材上に易接着層を備える易接着フィルムを、偏光子保護フィルムとして使用することが提案されている。例えば、特許文献1には、フィルム基材の表面に、ポリウレタン樹脂を含む易接着層を設けた易接着フィルムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第5354733号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
画像表示装置の高精細化に伴って、より高輝度でクリアな画質が要求されており、偏光板等の光学フィルムは、より低ヘイズで高透過率であることが求められている。透明フィルム基材上にポリウレタン系易接着層を備える易接着フィルムは、偏光子との接着性に優れるものの、易接着層の形成によりヘイズが上昇する傾向があり、偏光板の単体透過率の低下や、光散乱に起因する表示画像の鮮明度低下等の原因となり得る。
【0008】
上記に鑑み、本発明は、偏光子との接着性に優れ、かつ透明性の高い易接着フィルムの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、透明フィルム基材の表面に易接着層を備える易接着フィルムの製造方法に関する。透明フィルム基材上に易接着組成物を塗布し、易接着組成物を加熱して溶媒を除去することにより、易接着層を形成する。易接着組成物から溶媒を除去する際に、易接着組成物を塗布した透明フィルム基材を加熱しながら、少なくとも1方向に延伸を行ってもよい。
【0010】
易接着組成物は、エマルション粒子径が20nm以下の水系ポリウレタンを含む水溶液である。水系ポリウレタンは、架橋構造を有していないものが好ましい。易接着組成物は、水系ポリウレタンと架橋可能な架橋剤を含んでいてもよい。易接着組成物は、さらに微粒子を含んでいてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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