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公開番号2025032914
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-12
出願番号2023138429
出願日2023-08-28
発明の名称活性酸素処理装置及び活性酸素による処理方法、並びにオゾンUFB含有液製造装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類A61L 2/18 20060101AFI20250305BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】被処理物の表面の活性酸素による処理をより確実に行うことができる活性酸素処理装置。
【解決手段】オゾンを含むUFBが液体中に含有されたオゾンUFB含有液を製造するオゾンUFB含有液製造部と、該オゾンUFB含有液を貯留する第1の貯留部と、該第1の貯留部に貯留状態にある該オゾンUFB含有液に対して、該UFBが含む該オゾンの少なくとも一部を活性酸素に分解させるために必要なエネルギーを付与して、該オゾンの少なくとも一部を活性酸素に分解するエネルギー付与装置と、該エネルギーの付与により該UFB中の該オゾンの少なくとも一部を活性酸素に分解することによって、該第1の貯留部に生成した、活性酸素を含むUFBが液体中に含有された活性酸素UFB含有液を、被処理物に対して供給する活性酸素UFB含有液供給装置と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
オゾンを含むウルトラファインバブルが液体中に含有されたオゾンUFB含有液を製造するオゾンUFB含有液製造部と、
該オゾンUFB含有液を貯留する第1の貯留部と、
該第1の貯留部に貯留状態にある該オゾンUFB含有液に対して、該ウルトラファインバブルが含む該オゾンの少なくとも一部を活性酸素に分解させるために必要なエネルギーを付与して、該オゾンの少なくとも一部を活性酸素に分解するエネルギー付与装置と、
該エネルギーの付与により該ウルトラファインバブル中の該オゾンの少なくとも一部を活性酸素に分解することによって、該第1の貯留部に生成した、活性酸素を含むウルトラファインバブルが液体中に含有された活性酸素UFB含有液を、被処理物に対して供給する活性酸素UFB含有液供給装置と、
を備えることを特徴とする、活性酸素処理装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記活性酸素処理装置は第2の貯留部を更に備え、
該第2の貯留部は、前記第1の貯留部に生成する前記活性酸素UFB含有液を受け入れ可能に構成されている、請求項1に記載の活性酸素処理装置。
【請求項3】
前記活性酸素UFB含有液供給装置が、前記第2の貯留部に貯留された前記活性酸素UFB含有液を被処理物に供給可能に構成されている、請求項2に記載の活性酸素処理装置。
【請求項4】
前記活性酸素UFB含有液供給装置が、前記活性酸素UFB含有液を前記被処理物に対して噴霧する噴霧装置を具備する、請求項1に記載の活性酸素処理装置。
【請求項5】
前記オゾンUFB含有液における気泡径500nm以下の前記ウルトラファインバブルの単位体積当たりの含有量が、1.0×10

~1.0×10
10
個/mLである、請求項1に記載の活性酸素処理装置。
【請求項6】
前記活性酸素処理装置は、前記オゾンUFB含有液製造部に前記オゾンを供給するオゾン発生装置を有し、
該オゾン発生装置は、プラズマアクチュエータであり、
該プラズマアクチュエータは、誘電体を挟んで第1の電極と第2の電極とが設けられており、該第1の電極と該第2の電極との間に電圧を印加することによって、前記オゾンを含む誘起流を生じさせるものである、請求項1に記載の活性酸素処理装置。
【請求項7】
前記エネルギー付与装置が、紫外線光源を備える紫外線照射装置である、請求項1~6のいずれか一項に記載の活性酸素処理装置。
【請求項8】
活性酸素による処理方法であって、
(1)オゾンを含むウルトラファインバブルが液体中に含有されたオゾンUFB含有液を製造するオゾンUFB含有液製造工程と、
(2)製造された該オゾンUFB含有液を第1の貯留部に貯留する貯留工程と、
(3)該第1の貯留部において、貯留状態にある該オゾンUFB含有液に対して、該ウルトラファインバブルが含む該オゾンの少なくとも一部を活性酸素に分解させるために必要なエネルギーを付与して、該オゾンの少なくとも一部を活性酸素に分解し、該活性酸素を含む該ウルトラファインバブルが液体中に含有された活性酸素UFB含有液を調製する工程と、
(4)該第1の貯留部に貯留されている該活性酸素UFB含有液を被処理物に対して供給する活性酸素UFB含有液供給工程と、
を有することを特徴とする活性酸素による処理方法。
【請求項9】
前記(3)の工程が、前記第1の貯留部への前記オゾンUFB含有液の流入、及び該第1の貯留部からのオゾンUFB含有液の流出がない状態で該前記第1の貯留部内の該オゾンUFB含有液に対する前記エネルギーの付与を行う、請求項8に記載の活性酸素による処理方法。
【請求項10】
オゾンを含むウルトラファインバブルが液体に含有されたオゾンUFB含有液を発生させるオゾンUFB含有液発生装置であって、
該オゾンUFB含有液発生装置は、液体を貯留する液体貯留部を具備し、
該液体貯留部は、
該液体貯留部に貯留された該液体に該ウルトラファインバブルを含有させたUFB含有液を製造するUFB発生装置と、
プラズマアクチュエータと、
を備え、
該プラズマアクチュエータは、誘電体を挟んで第1の電極と第2の電極とが設けられており、該第1の電極と該第2の電極との間に電圧を印加することによって、前記オゾンを含む誘起流を生じさせるものであり、
該プラズマアクチュエータは、該誘起流が該液体貯留部の内部を流れるように配置されている、
ことを特徴とするオゾンUFB含有液製造装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、オゾンを含むウルトラファインバブルを用いた活性酸素処理装置及び活性酸素処理方法に向けたものである。また、本開示は、オゾンを含むウルトラファインバブル発生装置に向けたものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、オゾンのウルトラファインバブル(以下、「UFB」ともいう)を含有する含有液を用いて、十分な消毒や殺菌の効果が得られる消毒剤を生成する消毒剤生成装置及び消毒剤生成方法に関する。
【0003】
特許文献1は、オゾンのUFBが液体中に含有されたオゾンUFB含有液を製造するオゾンUFB含有液製造部と、上記オゾンUFB含有液の霧を生成する霧生成部と、上記オゾンUFB含有液の霧にエネルギーを照射するエネルギー照射部と、を備える消毒剤生成装置を開示している。
また、特許文献1は、オゾンのUFBが液体中に含有されたオゾンUFB含有液を準備するオゾンUFB含有液準備工程と、上記オゾンUFB含有液の霧を生成する霧生成工程と、上記オゾンUFB含有液の霧にエネルギーを照射するエネルギー照射工程と、を備える消毒剤生成法を開示している。
【0004】
特許文献1の段落[0048]には、オゾンUFB含有液の霧に紫外線を照射することにより、霧の粒子に含有されたオゾンのウルトラファインバブルを崩壊させ、オゾンの分解を促進してヒドロキシラジカルを発生させることが記載されている。そして、このヒドロキシラジカルを含んだ霧状の消毒剤を対象に供給して、ヒドロキシラジカルの酸化作用により消毒や殺菌を行うことが記載されている。
【0005】
また、特許文献2にはウルトラファインバブル液に紫外線を照射する工程を含むオゾン含有ウルトラファインバブル含有液の生成方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2022-036815号公報
特開2023-058216号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明者らは特許文献1に係る消毒剤生成装置によって生成された消毒剤について検討を行った。その結果、この消毒剤による除菌の効果は限定的であり、未だ改善の余地があった。また、本発明者らの検討によれば、特許文献2に係るオゾン含有ウルトラファインバブル液もまた、その除菌効果は限定的であった。
【0008】
本開示の少なくとも一つの態様は、被処理物の表面の活性酸素による処理をより確実に行うことができる活性酸素処理装置の提供に向けたものである。また、本開示の少なくとも一つの態様は、被処理物の表面の活性酸素による処理をより確実に行うことができる活性酸素による処理方法の提供に向けたものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の少なくとも一つの態様によれば、オゾンを含むウルトラファインバブルが液体中に含有されたオゾンUFB含有液を製造するオゾンUFB含有液製造部と、
該オゾンUFB含有液を貯留する第1の貯留部と、
該第1の貯留部に貯留状態にある該オゾンUFB含有液に対して、該ウルトラファインバブルが含む該オゾンの少なくとも一部を活性酸素に分解させるために必要なエネルギーを付与して、該オゾンの少なくとも一部を活性酸素に分解するエネルギー付与装置と、
該エネルギーの付与により該ウルトラファインバブル中の該オゾンの少なくとも一部を活性酸素に分解することによって、該第1の貯留部に生成した、活性酸素を含むウルトラファインバブルが液体中に含有された活性酸素UFB含有液を、被処理物に対して供給する活性酸素UFB含有液供給装置と、
を備える活性酸素処理装置が提供される。
【0010】
また、本開示の少なくとも一つの態様によれば、活性酸素による処理方法であって、
(1)オゾンを含むウルトラファインバブルが液体中に含有されたオゾンUFB含有液を製造するオゾンUFB含有液製造工程と、
(2)製造された該オゾンUFB含有液を第1の貯留部に貯留する貯留工程と、
(3)該第1の貯留部において、貯留状態にある該オゾンUFB含有液に対して、該ウルトラファインバブルが含む該オゾンの少なくとも一部を活性酸素に分解させるために必要なエネルギーを付与して、該オゾンの少なくとも一部を活性酸素に分解し、該活性酸素を含む該ウルトラファインバブルが液体中に含有された活性酸素UFB含有液を調製する工程と、
(4)該第1の貯留部に貯留されている該活性酸素UFB含有液を被処理物に対して供給する活性酸素UFB含有液供給工程と、
を有する活性酸素による処理方法が提供される。
(【0011】以降は省略されています)

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