TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025032060
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-11
出願番号2024130631
出願日2024-08-07
発明の名称容器処理システムにおける蒸気生成
出願人クロネス アーゲー
代理人弁理士法人信栄事務所
主分類B67C 3/00 20060101AFI20250304BHJP(びん,広口びんまたは類似の容器の開封または密封;液体の取扱い)
要約【課題】容器を処理するためのシステム、好ましくは飲料充填システム、及びそのようなシステムにおいて蒸気を供給する方法を提供する。
【解決手段】本発明は、容器を処理するためのシステム(1)に関し、好ましくは飲料充填システムであって、容器を処理するように構成された容器処理部(50)であって、好ましくは容器に充填製品を充填および/または容器を容器閉塞具で閉塞するように構成され、滅菌中に凝縮水(K)が蓄積する容器処理部(50)と、給水を加熱し、好ましくは少なくとも1つの電気加熱素子(15a)によって給水を加熱し、気化するように構成された蒸気ボイラー(15)を有する高速蒸気発生器(10)と、を備え、高速蒸気発生器(10)は、容器処理部(50)で蓄積する凝縮水(K)を凝縮水ライン(11)を介して受け取り、通常運転中に気化すべき給水として蒸気ボイラー(15)に導入するように構成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
容器を処理するためのシステム(1)であって、好ましくは飲料充填システムであり、
容器を処理するように構成された容器処理部(50)であって、好ましくは容器に充填製品を充填および/または容器を容器閉塞具で閉塞するように構成され、滅菌中に凝縮水(K)が蓄積する容器処理部(50)と、
給水を加熱し、好ましくは少なくとも1つの電気加熱素子(15a)によって給水を加熱し、気化するように構成された蒸気ボイラー(15)を有する高速蒸気発生器(10)と、を備え、
前記高速蒸気発生器(10)は、前記容器処理部(50)で蓄積する前記凝縮水(K)を凝縮水ライン(11)を介して受け取り、通常運転中に気化すべき給水として前記蒸気ボイラー(15)に導入するように構成されている、システム(1)。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記高速蒸気発生器(10)は、前記凝縮水ライン(11)を介して前記凝縮水(K)を受け取り、それを収集し、前記蒸気ボイラー(15)に供給するように構成された給水器(13)を有し、前記凝縮水(K)は好ましくは圧力ブースターポンプ(14)によって前記給水器(13)から前記蒸気ボイラー(15)に搬送可能である、請求項1に記載のシステム(1)。
【請求項3】
前記システム(1)は、前記高速蒸気発生器(10)の前記蒸気ボイラー(15)から蒸気を受け取り、処理剤、好ましくは過酸化水素を気化するように構成された気化器(20)を有し、前記気化器(20)は好ましくは気化された処理剤を前記容器処理部(50)に導入するように構成されている、請求項1または2に記載のシステム(1)。
【請求項4】
前記システム(1)は、前記高速蒸気発生器(10)とは異なるとともに運転蒸気を生成するように構成されている運転蒸気発生器(60)を有し、その温度および/または圧力は好ましくは前記高速蒸気発生器(10)によって生成される蒸気の温度および/または圧力よりも低い、請求項1から3のいずれか一項に記載のシステム(1)。
【請求項5】
前記運転蒸気発生器(60)は、CIPおよび/またはSIP処理の一部として前記容器処理部(50)を洗浄および/または滅菌および/または消毒するように構成された洗浄回路の一部であり、前記CIPおよび/またはSIP処理中に前記凝縮水(K)が蓄積する、請求項4に記載のシステム(1)。
【請求項6】
前記高速蒸気発生器(10)は、CIP給水ライン(18)を介して前記システム(1)の前記洗浄回路に接続されており、前記洗浄回路への接続は好ましくはブロック&ブリード弁の組み合わせ(16)を介して行われる、請求項5に記載のシステム(1)。
【請求項7】
容器を処理するためのシステム(1)において蒸気を供給する方法であって、好ましくは飲料充填システムにおいて蒸気を供給する方法であって、
前記容器を処理するように構成された容器処理部(50)の滅菌中に前記容器処理部(50)内で凝縮水(K)を生成し、前記容器処理部(50)は好ましくは容器に充填製品を充填および/または容器を容器閉塞具で閉塞するように構成され、
通常運転中に、前記凝縮水(K)を凝縮水ライン(11)を介して高速蒸気発生器(10)の蒸気ボイラー(15)に導入し、
前記蒸気ボイラー(15)内で前記凝縮水(K)を給水として加熱し、気化し、好ましくは少なくとも1つの電気加熱素子(15a)によって行う、ことを含む方法。
【請求項8】
前記高速蒸気発生器(10)は、前記凝縮水ライン(11)を介して前記凝縮水(K)を受け取り、それを収集し、前記蒸気ボイラー(15)に供給する給水器(13)を有し、前記凝縮水(K)は好ましくは圧力ブースターポンプ(14)によって前記給水器(13)から前記蒸気ボイラー(15)に搬送される、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記蒸気ボイラー(15)で生成された蒸気は、処理剤、好ましくは過酸化水素を気化する気化器(20)を駆動し、前記気化器(20)は充填される容器および/または容器閉塞具の処理のために気化された処理剤を提供する、請求項7または8に記載の方法。
【請求項10】
前記高速蒸気発生器(10)とは異なる運転蒸気発生器(60)が、前記高速蒸気発生器(10)によって生成された蒸気の温度および/または圧力よりも好ましくは低い温度および/または圧力の運転蒸気を生成する、請求項7から9のいずれか一項に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、容器を処理するためのシステム、好ましくは飲料充填システム、及びそのようなシステムにおいて蒸気を供給する方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
液体媒体を気化させるための様々な構造の気化器が知られている。これらは例えば、製品と接触するシステム構成要素の消毒のための過酸化水素ガスを供給する飲料充填システムにおいて使用できる。気化器は通常、加熱した気化器面を有しており、その上に、いまだ流体であり気化させる媒体が噴霧される。気化器面は、例えば高温蒸気によって、又は電気加熱素子によって加熱されて、所要の温度を気化器面にもたらす。
【0003】
充填製品充填システムにおいて流体媒体を気化させるための装置は、例えば特許文献1に開示されている。
【0004】
必要な蒸気圧は、生成された蒸気を蒸気ネットワークに供給する蒸気ボイラーによって提供される。蒸気ネットワーク内の圧力は、接続された消費機器に必要な最高蒸気圧に合わせて構築される。他のすべての消費機器については、蒸気圧は適宜低減される。
【0005】
蒸気ネットワーク内の現在の圧力よりも高い圧力が少量だけ必要な場合、a)蒸気ボイラーが必要な圧力に対応するように構成されていれば、蒸気ネットワーク全体の圧力を上げるか、またはb)この量の蒸気のために、別個の、例えば電気で作動する高速蒸気発生器を使用することができる。
【0006】
オプションa)に従って蒸気ネットワーク全体の蒸気圧を上げる場合、既存の安全装置を再設計し、必要に応じて交換する必要があるかもしれない。さらに、一つの消費機器で少量だけ必要とされる高圧で蒸気ネットワーク全体を運転することは、エネルギー効率の観点から意味がない。他の消費機器では蒸気圧を下げる必要があり、これは損失を伴う。
【0007】
オプションb)に従って追加の(電気式)高速蒸気発生器を使用する場合、既存の蒸気ネットワークはより低い圧力レベルで運転できる。なぜなら、より高い蒸気圧の少量の蒸気は別個の蒸気発生器を介して生成されるからである。蒸気発生器に給水するためには、例えば逆浸透システムからの水が必要であり、これによりブローダウン処理なしでコストのかからない運転時間が可能になる。給水の品質が悪く塩分を含む場合、蒸気発生器は頻繁にブローダウンする必要がある。このためには、特に小さなバッファ容量の場合、蒸気圧を下げる必要があり、これは充填システムの短期的な停止とそれに伴うシステム効率の低下につながる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
国際公開第2018/060422号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明の目的は、容器を処理するための改良されたシステム及びそのようなシステムにおいて蒸気を供給するための改良された方法を提案すること、特に蒸気生成プロセスをエネルギー効率の観点から改善し、加速することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
この目的は、請求項1の特徴を有するシステム及び独立方法請求項の特徴を有する方法によって達成される。有利な更なる実施形態は、従属請求項、以下の発明の説明及び好ましい実施形態の説明から導かれる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

クロネス アーゲー
缶を加工するための方法及び設備
19日前
クロネス アーゲー
容器を処理するための設備および方法
3日前
合同会社律歩
漏斗
9か月前
靜甲株式会社
キャッパ
8か月前
株式会社タツノ
給油認証システム
11か月前
澁谷工業株式会社
充填装置
1か月前
澁谷工業株式会社
充填装置
9か月前
澁谷工業株式会社
キャッパ
4か月前
株式会社サイレック
キャッパー装置
10か月前
個人
ボトルキャップ用開栓具
6か月前
株式会社サイレック
キャッパー装置
7か月前
有限会社ユウアイ
キャップ載置装置
8か月前
富士電機株式会社
液体供給装置
7か月前
株式会社青木製作所
タンクローリの配管装置
6か月前
個人
開封具
12日前
ネクサン
流体輸送装置
10か月前
澁谷工業株式会社
キャッピング装置
4か月前
澁谷工業株式会社
キャッピングヘッド
8か月前
ホシザキ株式会社
飲料供給装置
3か月前
ホシザキ株式会社
飲料供給装置
4か月前
ホシザキ株式会社
飲料供給装置
4か月前
日清食品株式会社
カップ状容器の自動蓋部開封装置
9か月前
株式会社野村総合研究所
セルフ給油システム
11か月前
ホシザキ株式会社
飲料供給装置
9か月前
株式会社吉野工業所
高温充填方法
4か月前
株式会社吉野工業所
液体充填方法
11か月前
日本クロージャー株式会社
ボトルケース
7か月前
AW・ウォーター株式会社
液体供給装置
7か月前
靜甲株式会社
センタリング機構並びに充填包装機
8か月前
個人
給水タンク固定装置
8か月前
サッポロビール株式会社
カラン
5か月前
アサヒ飲料株式会社
炭酸飲料製造ラインの制御方法
3か月前
富士電機株式会社
飲料提供装置
7か月前
富士電機株式会社
飲料供給装置
4か月前
富士電機株式会社
飲料供給装置
4か月前
サッポロビール株式会社
飲料サーバー
4か月前
続きを見る