TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025031693
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-07
出願番号2024143272
出願日2024-08-23
発明の名称帯状食材から細断物を製造するための技術
出願人ホーホラント ソシエタス・ヨーロピア,HOCHLAND SE
代理人アインゼル・フェリックス=ラインハルト,個人,個人,個人,個人,個人
主分類B26D 1/28 20060101AFI20250228BHJP(切断手工具;切断;切断機)
要約【課題】帯状食材から細断物を効率的に、特に連続して製造することを可能にする技術を提供する。
【解決手段】第1のモーターユニットによって駆動されるガイド経路と、第1のカッター部分であって、ガイド経路の外側に配置され、ガイド経路の回転方向に対して横方向に、第1の凸部と第1の凹部を持つ第1のブレード構造を有している第1のカッター部分と、第2のカッター部分であって、同様にガイド経路の外側に配置されており、ガイド経路の回転方向に対して横方向に、第2の凸部と第2の凹部を持つ第2のブレード構造を有している第2のカッター部分と、を有し、第2のカッター部分は、第1のカッター部分に対してガイド経路の回転方向にずれて配置されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
帯状食材から細断物を製造するための切断装置であって、
第1のモーターユニットによって駆動されるガイド経路と、
第1のカッター部分(200)であって、ガイド経路の外側に配置され、前記ガイド経路の回転方向に対して横方向に、第1の凸部(202)と第1の凹部(203)を持つ第1のブレード構造を有している前記第1のカッター部分(200)と、
第2のカッター部分(210)であって、同様に前記ガイド経路の外側に配置されており、前記ガイド経路の回転方向に対して横方向に、第2の凸部(202)と第2の凹部(203)を持つ第2のブレード構造を有している前記第2のカッター部分(210)と、
を有する切断装置において、
前記第2のカッター部分(210)は、前記第1のカッター部分(200)に対して前記ガイド経路の回転方向にずれて配置されており、前記第2のカッター部分(210)は、前記第1の凸部(202)のうち少なくとも1つが前記第2の凹部(203)の少なくとも1つに仮想的に噛み合い、前記第2の凸部(202)のうち少なくとも1つが前記第1の凹部(203)の少なくとも1つに仮想的に噛み合うように、前記ガイド経路の回転方向に対して横方向にずれて配置されている、切断装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記カッター部分は、ガイドベルトに対して距離をおいて取り付けられていることから、前記ガイド経路と前記カッター部分との間にそれぞれ1つのスロットが形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の切断装置。
【請求項3】
前記ガイド経路は、シリンダ形本体又は車輪によって実現され、前記シリンダ形本体は、前記細断物の収集及び/又は引渡しのために空洞部を有していることを特徴とする、請求項1又は2に記載の切断装置。
【請求項4】
前記カッター部分の前記凸部と前記凹部が、それぞれ同一の形状構造を有しており、特に前記凸部と前記凹部は、それぞれ互いにネガティブとして形成されていることを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載の切断装置。
【請求項5】
帯状食材から細断物を製造するためのシステムであって、
請求項1に記載の切断装置(140)と、
供給モジュール(110)と、を有するシステムにおいて、
前記供給モジュールは、前記切断装置(140)の前記帯状食材(105)を供給ベルト(115)によって搬送方向に連続的に供給するために設定されている、システム。
【請求項6】
前記供給モジュールは、第2のモーターによって駆動されることを特徴とする、請求項5に記載のシステム。
【請求項7】
前記供給モジュールは、前記切断装置の外側に前記帯状食材(105)を供給するように設定されていることを特徴とする、請求項5又は6に記載のシステム。
【請求項8】
前記帯状食材(105)の切断角度は、柔軟に調整可能であることを特徴とする、請求項5から7のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項9】
搬送方向において前記供給ベルトの下流にカウンタカッター(230)が取り付けられていることを特徴とする、請求項5から8のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項10】
帯状食材から細断物を製造するための方法であって、
請求項1に記載の切断装置を準備する工程と、
帯状食材(105)を前記切断装置に供給する工程と、を有する方法において、
最初に前記第1のカッター部分が前記帯状食材(105)から細断物を切断し、これにより、前記帯状食材(105)の表面に第3の凸部と第3の凹部が形成され、
その後、前記第2のカッター部分が前記帯状食材(105)から細断物を切断し、このとき、前記第2のカッター部分の第2の凸部が、前記帯状食材(105)から第3の凸部を切断することを特徴とする方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、帯状食材から細断物を製造するための技術分野に関する。帯状食材を細断物に切断することを可能にする切断装置、切断システム、ならびに方法が説明される。
続きを表示(約 3,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来技術から、連続的に供給される帯状食材を、例えば最初に縦長に切断し、次に、それによって得られた縦長のストリップを、横切り用のローラーで切断することが公知である。これにより、明確に定義された形の細断物又はいわゆる「シュレッド」を製造することが可能である。
【0003】
しかしながら、この場合の欠点は、縦切りと横切りの両方に別々の駆動装置が必要になることである。さらに、細断物の形状はさいの目切り又は長方形のストリップに限定されており、顧客が常に使用したいと思うものではなかった。特に、そこから得られる細断物は容積があり、重量が非常に高くなる。中空又は平坦に削られた細断物は、与えられた容積に対して重量が非常に軽くなり、通常、振りかける製品をより良く覆う。
【0004】
別の方法が欧州特許第3243613号明細書に記載されている。ここでは、大きな振幅と周期的形状を持つ食品スライスを製造するために、それぞれが波形の形状を有する少なくとも2本の連続して並ぶカッターを含む切断装置を準備することによって、成形された食品を製造する方法が記載されている。このとき、連続して並ぶカッターは、これらのカッターの半径方向の位置間に設けられたギャップによって位相をずらして配置されており、第1の部分を持つ食品スライスを製造するために切断装置が作動し、この第1の部分は、ギャップによって定義された連続して並ぶカッター間の半径方向の距離として測定される断面厚さを有しており、この断面厚さは、食品スライスの第2の部分の断面厚さよりも小さい。このとき、これらの食品部分は、切断装置の内部に供給され、食品部分から切り出されたスライスが切断装置から外へ送り出される。この切断装置は、遠心切断装置とも呼ぶことができる。
【0005】
しかし、この場合、これらの食品部分は切断装置の内部に運び込む必要があるので、より小さな食品部分しか使用できないことが欠点である。
【0006】
つまり、連続する帯状食材から細断物を製造することは不可能である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
従って、本発明は、帯状食材から細断物を効率的に、特に連続して製造することを可能にする技術を提供し、それによって冒頭に述べた従来技術の欠点を少なくとも部分的に解消するという課題に基づいている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、独立請求項の特徴によってこの課題を解決する。
【0009】
以下で説明する本発明のさまざまな態様又はさまざまな実施例の特徴は、明示的に除外されていない限り、又は必然的に技術上不可能でない限り、互いに組み合わせることができる。
【0010】
本発明に基づき、帯状食材から細断物を製造するための切断装置が示されている。帯状食材とは、特にチーズ、豆腐、及び/又はチーズ代替製品から作られた帯状食材とすることができる。原則的に、例えば果物や野菜といったその他の食材も切断装置に供給することができる。切断装置は、少なくとも以下のものを有している。
・ 第1のモーターユニットによって駆動されるガイド経路。
o ガイド経路は、特に、ローラー、シリンダ又は車輪の形状の構造体によって実現することができる。該当する構造体(これについては後で詳しく説明する)には、細断物が入り、再び出ることのできる空洞部があってよい。この構造体がローラー、シリンダ又は車輪の形状を有している場合、それによって、第1のモーターユニットがガイド経路を駆動する際に、構造体の外側のガイド経路は円形経路を描くという特性が生じる。第1のモーターユニットがガイドを駆動する回転速度は、柔軟に設定可能である。
・ 第1のカッター部分。この第1のカッター部分はガイド経路の外側に配置され、ガイド経路の回転方向に対して横方向に、第1の凸部と第1の凹部を持つ第1のブレード構造を有している。
o 第1のカッター部分は移動し、特にガイドベルトと一緒に外へ回転することで、第1のカッター部分に外側から帯状食材を供給することができる。
o 第1のブレード構造ならびに後述する第2のブレード構造は、複数又は多数の凸部を有することができる。凸部と凹部の可能な数は、例えばそれぞれ20である。凸部及び/又は凹部の形状の構成は、製造される細断物の形状、特に断面形状に影響を与える。例えば、凸部と凹部の断面形状は、V字形、楕円形、波形、長方形及び/又は菱形に構成されていてよい。
・ 第2のカッター部分。この第2のカッター部分も同様にガイド経路の外側に配置されており、ガイド経路の回転方向に対して横方向に、第2の凸部と第2の凹部を持つ第2のブレード構造を有している。第2のカッター部分は、第1のカッター部分に対してガイド経路の回転方向にずれて配置されており、第2のカッター部分は、第1の凸部のうち少なくとも1つが第2の凹部の少なくとも1つに仮想的に噛み合い、第2の凸部のうち少なくとも1つが第1の凹部の少なくとも1つに仮想的に噛み合うように、ガイド経路の回転方向に対して横方向にずれて配置されている。
o 仮想的噛合いという用語は、以下のように理解することができる。すなわち、回転方向にずれた配置によって、凸部と凹部は、もちろん実際には互いに噛み合っていないが、ガイド経路が動くことによって、第2のカッター部分が第1のカッター部分の以前の位置に移動する場合、第1のカッター部分の少なくとも1つの凸部が第2のカッター部分の第2の凹部の箇所にあるように、回転方向に対して横方向にずれて配置されており、特に第1と第2のカッター部分のすべての凸部と凹部は、上述のように互いに噛み合う。この場合、端部領域は例外とすることができる。なぜなら、カッター部分が終了している端部領域では、それ以上仮想的に互いに噛み合うことができないからである。
o 特に、ブレード構造が、v字形、楕円形、波形に形成されている場合、横方向にずれた配置は、第1のカッター部分の凸部と凹部が、特に、第2のカッター部分の凸部と凹部に対して90°位相をずらして配置されていると説明することができる。
o 第2のカッター部分は移動し、特にガイドベルトと一緒に外へ回転することで、第2のカッター部分に外側から帯状食材を供給することができる。
o つまり、第1のカッター部分は、帯状食材に凸部と凹部を作り、このとき、細断物は切り取られた凹部から生じる。第2のカッター部分のずれた配置により、この第2のカッター部分は、次の切断プロセスにおいて、帯状食材から凸部を細断物として切り出すことができる。その後、帯状食材は、程度の差が多少あっても最適には再び滑らかにすることができる。このとき、細断物のプロセスは、帯状食材を切断装置に連続的に供給することによって、継続して実施することが可能である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
ハサミ
7か月前
個人
円弧状刃の包丁
4日前
個人
ラインカッター
7か月前
個人
テープカッター
5か月前
株式会社Yui
包丁
9か月前
個人
ハサミ用補助定規
7か月前
個人
野菜切り器
7か月前
有限会社カルチエ
ナイフ
3か月前
個人
折り畳みナイフ
2か月前
個人
折り畳みナイフ
6か月前
個人
剃刀具
5か月前
コクヨ株式会社
ハサミ
3か月前
個人
2wayコーナーパンチ
1か月前
株式会社文創
切創抑制器具
3か月前
学校法人神奈川大学
7か月前
大創株式会社
打抜き部受支装置
4か月前
トヨタ自動車株式会社
切断装置
2か月前
第一精工株式会社
ナイフ
5か月前
TOWA株式会社
樹脂材料の切断器具
7か月前
株式会社マサヒロ
波刃包丁
7か月前
協和工業株式会社
食品用鋏
8か月前
株式会社日本キャリア工業
食料切断装置
2か月前
鈴茂器工株式会社
棒状食材切断装置
1か月前
オルファ株式会社
円形刃用のホルダ
6か月前
デュプロ精工株式会社
用紙積載装置
1か月前
オルファ株式会社
円形刃用のホルダ
6か月前
学校法人修道学園
ハンマーヘッド付ナイフ
7か月前
西川ゴム工業株式会社
薪割り具
2か月前
株式会社アストラ
果菜の分割裁断装置
5か月前
グンゼ株式会社
切断方法及び切断装置
5か月前
株式会社フジル
カッター
9か月前
株式会社ホリゾン
断裁装置
21日前
ヤーマン株式会社
体毛処理具の加熱機構
4か月前
小峯セロファン株式会社
シート材加工装置
2か月前
株式会社シーダース
プラスチック製ナイフ
2か月前
日本協同企画株式会社
葉柄切断装置
1か月前
続きを見る