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公開番号2025030989
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-07
出願番号2023136905
出願日2023-08-25
発明の名称押し釦
出願人リズム株式会社
代理人弁理士法人コスモ国際特許事務所
主分類G04G 21/00 20100101AFI20250228BHJP(時計)
要約【課題】彩色が施された形象体の美感を高めつつ作業効率も向上させた押し釦を提供する。
【解決手段】 目覚し時計10等に設けられる押し釦100は、頭部111a(第1部)、首部111b(第2部)及び胴体部111c(第3部)を含み、押下部材120の平坦な上面123に取り付けられる平坦な下面113が頭部111a、首部111b、胴体部111cに亘って形成されている形象体本体111と、首部111bに設けられるC環状の首輪部材112と、を有し、首部111bは、下面113側を開放側とするC環状であって、下面に対して、首部111bが接続する頭部111a及び首部111bが接続する胴体部111cのうち緩やかに接続する方に傾斜する傾斜溝部114を有し、首輪部材112は、傾斜溝部114に嵌合すると共に、先端面112c1が下面113と平行であって下面113と同一面に配置される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1部、第2部及び第3部を含み、前記第2部は前記第1部と前記第3部を接続するようくびれて形成されて、押下部材の平坦な上面に取り付けられる平坦な下面が前記第1部、前記第2部、前記第3部に亘って形成されている形象体本体と、
前記第2部に設けられるC環状の小部材と、
を有し、
前記第2部は、前記下面側を開放側とするC環状であって、前記下面に対して、前記第2部が接続する前記第1部及び前記第2部が接続する前記第3部のうち緩やかに接続する方に傾斜する傾斜溝部を有し、
前記小部材は、前記傾斜溝部に嵌合すると共に、先端面が前記下面と平行であって前記下面と同一面に配置される、押し釦。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
前記傾斜溝部の頂部における底面には、T字状の係合孔部が設けられ、
前記小部材には、前記係合孔部に対応するT字状の係合凸部が設けられる、
請求項1に記載の押し釦。
【請求項3】
前記傾斜溝部の底面は、前記下面に垂直に接続するよう対向して設けられる第1直線状底面と、前記第1直線状底面と平行であって前記第1直線状底面よりも上方において対向して設けられる第2直線状底面と、各第1直線状底面と各第2直線状底面を接続する円弧状底面と、各第2直線状底面を接続する接続底面と、を有し、
前記小部材は、各前記第1直線状底面に当接する第1底面当接部を含む、請求項1に記載の押し釦。
【請求項4】
前記接続底面は、各前記第2直線状底面と円弧状に接続し、
前記小部材は、各前記第2直線状底面と当接するよう前記第1底面当接部に連続する第2底面当接部と、前記接続底面に当接する第3底面当接部と、を有する、
請求項3に記載の押し釦。
【請求項5】
前記形象体本体は、左右に2分割して設けられる、請求項1乃至請求項4の何れかに記載の押し釦。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、押し釦に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、キャラクタや動物の人形とされる形象体を設けた目覚し時計等の操作用の押し釦が開示されている。例えば、特許文献1には、人型のロボットを模したキャラクタ体に時計装置を設け、頭部をアラームON/OFFスイッチとした目覚し時計が開示されている。ここで、キャラクタ等の形象体は、種々の彩色が施されることがあり、例えば、特許文献2に示すように、非彩色部に塗装用マスク等によるマスキングを施して塗装することで、きれいに色分けされた形象体とすることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-966号公報
特開平4-261687号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
彩色部が小さい場合には、形象体にマスキングを施して塗装しても、マスキングが難しいことがある。特に、犬等の動物等が寝ているような形象体における首輪部分においては、目覚し時計等のスイッチをON/OFFするための押圧部材に取り付けられる平坦な下面に塗装ムラが生じてしまうと、押圧部材の上面と形象体の下面との隙間から塗装ムラが見えてしまい、商品価値が低減してしまうことがある。塗装部分を別部品とすることも考えられるが、大きさが小さい部品となり、取付し難く、作業工程の増大が懸念される。
【0005】
本発明は、彩色が施された形象体の美感を高めつつ作業効率も向上させた押し釦を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の押し釦は、 第1部、第2部及び第3部を含み、前記第2部は前記第1部と前記第3部を接続するようくびれて形成されて、押下部材の平坦な上面に取り付けられる平坦な下面が前記第1部、前記第2部、前記第3部に亘って形成されている形象体本体と、前記第2部に設けられるC環状の小部材と、を有し、前記第2部は、前記下面側を開放側とするC環状であって、前記下面に対して、前記第2部が接続する前記第1部及び前記第2部が接続する前記第3部のうち緩やかに接続する方に傾斜する傾斜溝部を有し、前記小部材は、前記傾斜溝部に嵌合すると共に、先端面が前記下面と平行であって前記下面と同一面に配置される。
【発明の効果】
【0007】
本発明は、彩色が施された形象体の美感を高めつつ作業効率も向上させた押し釦を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態に係る押し釦を備える目覚し時計の斜視図である。
本発明の実施形態に係る押し釦についての図1のII-II断面図である。
本発明の実施形態に係る押し釦の形象体本体が取り付けられる押下部材を示し、(a)は上方から見た斜視図であり、(b)は下方から見た斜視図である。
本発明の実施形態に係る押し釦の接続固定部材の斜視図である。
本発明の実施形態に係る押し釦の首部を示し、(a)は図2のVa-Va断面図であり、(b)は、首輪部材を省略して(a)のP1方向から見た図であり、(c)は(b)のP2方向から見た斜視図である。
本発明の実施形態に係る押し釦の首輪部材を示し、(a)は左側から見た斜視図であり、(b)は右側から見た斜視図である。
本発明の実施形態に係る押し釦の首輪部材の先端面近傍を拡大して示す拡大正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の実施形態を図に基づいて説明する。図1は、本発明の実施形態に係る押し釦100が設けられた目覚し時計10である。目覚し時計10は、略長矩箱形状の時計本体11を含む。時計本体11には、時計表示部12と、複数の操作ボタンが設けられる操作部13が設けられている。目覚し時計10は、操作部13にてアラームを鳴らす時刻を設定することができる。アラームが鳴っている目覚し時計10は、押し釦100を押すことでアラームを止めることができる。
【0010】
なお、以下の説明においては、押し釦100が設けられる側を上、その反対側を下とし、時計表示部12側を前(又は正面)、その反対側を後(又は背面)とし、目覚し時計10を前側(正面側)から見て左側を左、右側を右とする。
(【0011】以降は省略されています)

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