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公開番号2025030417
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-07
出願番号2023135698
出願日2023-08-23
発明の名称シール塗布方法
出願人三菱重工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B05D 1/28 20060101AFI20250228BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】シール補修を精度良く行うことができるシール塗布方法を提供する。
【解決手段】シール塗布方法は、施工物の内部に形成された外部と連通する中空部としての狭隘部内にシール材を塗布するシール塗布方法であって、狭隘部内の施工面が下方に向くように施工物を配置するステップと、シール材を付着させたブラシ部を上部に有するブラシコート装置を狭隘部に挿入し、ブラシ部を上方に押し付けながら施工面に擦り付けて施工面にシール材を塗布し、ブラシコートを形成するステップと、ブラシコートを形成した後に、施工物を上下反転させて、施工面を上方に向けるステップと、施工物を反転させた後に、狭隘部にエッジシール装置を挿入し、エッジシール装置でブラシコート上にシール材を上方から塗布し、ブラシコートよりも厚みのあるエッジシールを形成するステップと、を含む。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
施工物の内部に形成された外部と連通する中空部としての狭隘部内にシール材を塗布するシール塗布方法であって、
前記狭隘部内の施工面が下方に向くように前記施工物を配置するステップと、
シール材を付着させたブラシ部を上部に有するブラシコート装置を前記狭隘部に挿入し、前記ブラシ部を上方に押し付けながら前記施工面に擦り付けて前記施工面にシール材を塗布し、ブラシコートを形成するステップと、
前記ブラシコートを形成した後に、前記施工物を上下反転させて、前記施工面を上方に向けるステップと、
前記施工物を反転させた後に、前記狭隘部にエッジシール装置を挿入し、前記エッジシール装置で前記ブラシコート上にシール材を上方から塗布し、前記ブラシコートよりも厚みのあるエッジシールを形成するステップと、
を含む、シール塗布方法。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
前記施工面が下方に向くように前記施工物を配置した後であって、前記ブラシコートを形成する前に、サンディング装置を前記狭隘部に挿入し、前記サンディング装置を上方に押し付けながら前記施工面に擦り付けて前記施工面をサンディングするステップを含む、請求項1に記載のシール塗布方法。
【請求項3】
前記施工面が下方に向くように前記施工物を配置した後であって、前記サンディングするステップの前及び/又は後に、溶剤を付着させた洗浄部を上部に有する洗浄装置を前記狭隘部に挿入し、前記洗浄部を上方に押し付けながら前記施工面に擦り付けて前記施工面を洗浄するステップを含む、請求項2に記載のシール塗布方法。
【請求項4】
前記施工面が下方に向くように前記施工物を配置した後であって、前記ブラシコートを形成するステップの前及び/又は後に、溶剤を付着させた洗浄部を上部に有する洗浄装置を前記狭隘部に挿入し、前記洗浄部を上方に押し付けながら前記施工面に擦り付けて前記施工面を洗浄するステップを含む、請求項1から3のいずれか一項に記載のシール塗布方法。
【請求項5】
前記エッジシールを形成した後であって、下方に向けて突出した接触部を有する検査装置を前記狭隘部に挿入し、前記狭隘部内に形成された前記ブラシコート及び前記エッジシールからなるシールに前記接触部を上下方向に交差する方向から擦り付けるように押し付けて前記シールの密着性を検査するステップを含む、請求項1から3のいずれか一項に記載のシール塗布方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、シール塗布方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、航空機の翼の構造が開示されている。この翼は、外板と、ストリンガとによって構成されている。外板とストリンガとは、互いに重ね合わされている。ストリンガは、外板に接続する接続部と、外板から離隔する突起部とを備える。突起部と外板との間には、中空部が形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-104443号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、外板とストリンガとの間の中空部内に欠陥が生じる場合がある。このような場合、欠陥の発生箇所が非常に狭隘であるため、シール補修を精度良く行うことが困難であった。
【0005】
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであって、シール補修を精度良く行うことができるシール塗布方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示に係るシール塗布方法は、施工物の内部に形成された外部と連通する中空部としての狭隘部内にシール材を塗布するシール塗布方法であって、前記狭隘部内の施工面が下方に向くように前記施工物を配置するステップと、シール材を付着させたブラシ部を上部に有するブラシコート装置を前記狭隘部に挿入し、前記ブラシ部を上方に押し付けながら前記施工面に擦り付けて前記施工面にシール材を塗布し、ブラシコートを形成するステップと、前記ブラシコートを形成した後に、前記施工物を上下反転させて、前記施工面を上方に向けるステップと、前記施工物を反転させた後に、前記狭隘部にエッジシール装置を挿入し、前記エッジシール装置で前記ブラシコート上にシール材を上方から塗布し、前記ブラシコートよりも厚みのあるエッジシールを形成するステップと、を含む。
【発明の効果】
【0007】
本開示のシール塗布方法によれば、シール補修を精度良く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の実施形態に係る施工物を示す斜視図である。
本開示の実施形態に係る洗浄装置の概略構成、及び施工面の洗浄工程を説明する図である。
本開示の実施形態に係るサンディング装置の概略構成、及び施工面のサンディング工程を説明する図である。
本開示の実施形態に係るブラシコート装置の概略構成、及び施工面へのブラシコート形成工程を説明する図である。
本開示の実施形態に係るエッジシール装置の概略構成、及びブラシコート表面へのエッジシール形成工程を説明する図である。
本開示の実施形態に係る検査装置の概略構成、及びシールの検査工程を説明する図である。
本開示の実施形態に係るシール塗布方法の手順を示すフローチャートである。
本開示の実施形態に係る施工物の初期配置を説明する図である。
本開示の実施形態に係る施工物の上下反転工程を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施形態に係る、シール塗布方法について、図1~図9を参照して説明する。
【0010】
本実施形態のシール塗布方法は、例えば航空機の翼の補修に用いられる。以下では、この補修対象の翼を、施工物2と称する。図1に示すように、施工物2は、外板3と、ストリンガ4と、備える。
(【0011】以降は省略されています)

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