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公開番号2025030388
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-07
出願番号2023135636
出願日2023-08-23
発明の名称補修装置、補修システム及び補修方法
出願人三菱重工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B64F 5/40 20170101AFI20250228BHJP(航空機;飛行;宇宙工学)
要約【課題】シール補修処理を容易に行うことができる補修装置、補修システム及び補修方法を提供する。
【解決手段】補修装置は、第1方向に開口し、第1方向に交差する第2方向に延びる箱状のケーシングと、ケーシングに第1方向から収納されたブラシ装置と、ケーシングの底面とブラシ装置との間に配置され、ケーシングの底面に対するブラシ装置の第1方向の位置を調整可能なジャッキ部と、を備え、ブラシ装置は、基部と、基部に対して固定された位置に配置され、ケーシングの開口から第1方向に突出したガイドと、基部に取り付けられ、ケーシングの開口からガイドよりも第1方向に突出し、第1方向に対向する被処理面にシール材を塗布する複数のブラシと、基部を第1方向及び第2方向と交差する第3方向に動かし、ブラシの第3方向の位置を調整可能なアクチュエータと、を有する。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
第1方向に開口し、前記第1方向に交差する第2方向に延びる箱状のケーシングと、
前記ケーシングに前記第1方向から収納されたブラシ装置と、
前記ケーシングの底面と前記ブラシ装置との間に配置され、前記ケーシングの底面に対する前記ブラシ装置の前記第1方向の位置を調整可能なジャッキ部と、
を備え、
前記ブラシ装置は、
基部と、
前記基部に対して固定された位置に配置され、前記ケーシングの開口から前記第1方向に突出したガイドと、
前記基部に取り付けられ、前記ケーシングの開口から前記ガイドよりも前記第1方向に突出し、前記第1方向に対向する被処理面にシール材を塗布する複数のブラシと、
前記基部を前記第1方向及び前記第2方向と交差する第3方向に動かし、前記ブラシの前記第3方向の位置を調整可能なアクチュエータと、
を有する補修装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記ガイドは、前記第3方向に延びる軸線回りに回転可能なローラである請求項1に記載の補修装置。
【請求項3】
前記ケーシングの前記第2方向の両側に前記第3方向に離間して一対ずつ設けられるとともに、前記ケーシングに対して前記第3方向に突出し、前記第2方向に延びる軸線回りに回転可能なサブローラをさらに備える請求項1又は2に記載の補修装置。
【請求項4】
前記基部は、前記第3方向に分割された2つの分割体を有し、
前記ブラシは、各前記分割体に均等に設けられ、
前記アクチュエータは、前記2つの分割体の間に位置し、前記第2方向に延びる基準中心線からの離間距離が等しくなるように維持しながら、前記2つの分割体を連動させて前記第3方向に接近・離間させる請求項1又は2に記載の補修装置。
【請求項5】
前記ジャッキ部は、内部の空気の圧力により膨張・収縮して、前記基部を前記第1方向に位置調整可能な袋体である、請求項1又は2に記載の補修装置。
【請求項6】
請求項1又は2に記載の補修装置と、
前記補修装置に前記第2方向から連結されるパイプと、
前記パイプの前記第2方向で前記補修装置とは反対側の端部を把持し、前記パイプを前記第2方向に移動させる移動機構と、
を備える補修システム。
【請求項7】
前記補修装置は、前記第2方向に延びる連結パイプをさらに備え、
前記パイプと前記連結パイプとを連結する連結部材をさらに備え、
前記連結部材は、
前記第2方向に延びて、前記第2方向の一方の端部が前記パイプ及び前記連結パイプのいずれか一方に挿通され、前記第2方向の他方の端部が前記パイプ及び前記連結パイプのいずれか他方に挿通された中心軸部と、
前記中心軸部の前記第2方向両端部に設けられ、前記パイプ及び前記連結パイプの内周面と螺合可能な雄ネジ部と、
前記中心軸部の前記第2方向中央部における外周面から前記パイプ及び前記連結パイプよりも径方向外側に張り出した鍔部と、
を有する請求項6に記載の補修システム。
【請求項8】
請求項1又は2に記載の補修装置を用いる補修方法であって、
前記ジャッキ部は、内部の空気の圧力により膨張・収縮して、前記基部を前記第1方向に位置調整可能な袋体であり、
前記袋体内に空気を供給して、前記第1方向に対向する前記被処理面に前記ブラシを前記第1方向に押し付けるステップと、
前記ブラシを押し付けた状態で前記補修装置を前記第2方向に動かすステップと、
前記補修装置を前記第2方向に動かしながら、前記袋体内の空気を排気して、前記被処理面から前記ブラシを前記第1方向に離間するステップと、
を含む、補修方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、補修装置、補修システム及び補修方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、航空機の翼の構造が開示されている。この翼は、外板と、ストリンガとによって構成されている。外板とストリンガとは、互いに重ね合わされている。ストリンガは、外板に接続する接続部と、外板から離隔する突起部とを備える。突起部と外板との間には、中空部が形成されている。
【0003】
特許文献2には、ブラシを用いた手作業により、欠陥に対してシール補修を施す方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-104443号公報
特許第6071359号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、外板とストリンガとの間の中空部内に欠陥が生じる場合がある。このような場合、欠陥の発生箇所が非常に狭隘であるため、上記のようなブラシを用いた手作業によってシール補修を行うことが困難であった。
【0006】
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであって、シール補修処理を容易に行うことができる補修装置、補修システム及び補修方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本開示に係る補修装置は、第1方向に開口し、前記第1方向に交差する第2方向に延びる箱状のケーシングと、前記ケーシングに前記第1方向から収納されたブラシ装置と、前記ケーシングの底面と前記ブラシ装置との間に配置され、前記ケーシングの底面に対する前記ブラシ装置の前記第1方向の位置を調整可能なジャッキ部と、を備え、前記ブラシ装置は、基部と、前記基部に対して固定された位置に配置され、前記ケーシングの開口から前記第1方向に突出したガイドと、前記基部に取り付けられ、前記ケーシングの開口から前記ガイドよりも前記第1方向に突出し、前記第1方向に対向する被処理面にシール材を塗布する複数のブラシと、前記基部を前記第1方向及び前記第2方向と交差する第3方向に動かし、前記ブラシの前記第3方向の位置を調整可能なアクチュエータと、を有する。
【0008】
本開示に係る補修システムは、上記の補修装置と、前記補修装置に前記第2方向から連結されるパイプと、前記パイプの前記第2方向で前記補修装置とは反対側の端部を把持し、前記パイプを前記第2方向に移動させる移動機構と、を備える。
【0009】
本開示に係る補修方法は、上記の補修装置を用いる補修方法であって、前記ジャッキ部は、内部の空気の圧力により膨張・収縮して、前記基部を前記第1方向に位置調整可能な袋体であり、前記袋体内に空気を供給して、前記第1方向に対向する前記被処理面に前記ブラシを前記第1方向に押し付けるステップと、前記ブラシを押し付けた状態で前記補修装置を前記第2方向に動かすステップと、前記補修装置を前記第2方向に動かしながら、前記袋体内の空気を排気して、前記被処理面から前記ブラシを前記第1方向に離間するステップと、を含む。
【発明の効果】
【0010】
本開示の補修装置、補修システム、及び補修方法によれば、シール補修処理を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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