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公開番号2025029734
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-07
出願番号2023134520
出願日2023-08-22
発明の名称田植機
出願人井関農機株式会社
代理人弁理士法人新大阪国際特許事務所
主分類A01C 11/02 20060101AFI20250228BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】植付けの進行方向への収穫でも、進行方向へ直交する横方向への収穫でも問題が無い田植機を実現すること。
【解決手段】
圃場1に苗2を植える植付爪8aを有する植付け装置8を備えた田植機であって、所定のティーチング用の走行経路3に苗を植え付けた際、その植付け位置のそれぞれが制御装置4に記録され、制御装置4は植付け装置8によって、ティーチング用の走行経路3に平行な他の走行経路L2、L3、・・・に苗を植え付ける際、記録された植付け位置のそれぞれから、ティーチング用の走行経路3に直交する方向に延びるそれぞれの植付基準ラインPL、PL、・・・上の位置に植え付けていくことを特徴とする田植機。
【選択図】 図1



特許請求の範囲【請求項1】
圃場に苗を植える植付爪を有する植付け装置を備えた田植機であって、
所定のティーチング用の走行経路に苗を植え付けた際、その植付け位置のそれぞれが制御装置に記録され、
前記制御装置は前記植付け装置によって、前記ティーチング用の走行経路に平行な他の走行経路に苗を植え付ける際、前記記録された植付け位置のそれぞれから、前記ティーチング用の走行経路に直交する方向に延びるそれぞれの植付基準ライン上の位置に植え付けていくことを特徴とする田植機。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記制御装置は、前記植付け装置の植付爪の回転速度を制御することで、それぞれの前記植付基準ライン上の位置に苗を植える、請求項1記載の田植機。
【請求項3】
前記ティーチング用の走行経路に苗を植え付ける際、前記制御装置は、車体の進む距離を把握し、それに応じて前記植付爪の回転を制御して株間を一定に維持する、距離株間維持モードを実行する、請求項2記載の田植機。
【請求項4】
前記他の走行経路に苗を植える際、前記植付基準ラインを利用して植付けを実行するか、それに代えて前記距離株間維持モードを実行するか、または植え付ける苗の株間を一定に維持しない非株間維持モードを実行するかを切り替えることの出来る、請求項3記載の田植機。
【請求項5】
前記圃場を往復走行するための直進アシスト機能を備え、
前記ティーチング用の走行経路として、直進アシストのための基準線を取得する走行経路を利用し、
前記植付基準ラインは、前記基準線に直交する、請求項4記載の田植機。
【請求項6】
前記基準線の取得のための終了点であるB点の決定は、開始点であるA点からの後輪の回転数に基づいて決定する、請求項5記載の田植機。
【請求項7】
前記基準線の取得のための終了点であるB点の決定は、そのB点における車体の方位と、開始点であるA点における車体の方位との差が、予め決められた角度以内であることを条件とする、請求項5記載の田植機。
【請求項8】
前記基準線の取得のための終了点であるB点の決定は、そのB点における車速が予め決められた車速以上で予め決められた時間継続していることを条件とする、請求項5記載の田植機。
【請求項9】
前記圃場に苗を植える植付爪を有する植付け装置に前記苗を供給する円筒型苗取り装置を備え、
前記苗は苗マットのタイプであり、
前記円筒型苗取り装置は、円筒と、その円筒の内部の中央位置に固定されたレールと、前記円筒の内部において前記レールの上方に並列に装設された複数の丸棒とを有し、
前記苗マットが収められた苗箱が前記円筒の内部の前記レール上に保持されながら挿入され、
その後、前記円筒が180度周方向に回転することによって、前記苗マットが前記苗箱から落下し、前記複数の丸棒の上に載置され、
苗保持板が前記苗箱と前記苗マットの間に挿入され、
再び前記円筒が前記苗保持板とともに180度周方向へ回転することによって、前記苗保持板の上に前記苗マットが載置され、
前記苗マットが載置された苗保持板を前記植付け装置側へ移動させることによって、前記苗マットを前記植付け装置へ供給する、請求項6乃至8のいずれかの1項に記載の田植機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、苗を受け付ける植付爪を有する植付け装置を備えた田植機に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来の田植機は、機体がスリップすると株間が密になり狙ったとおりの株間で植えることができないため、圃場ごとの苗使用量管理が困難であった。
【0003】
また、株間均一(株間キープ)機能を備えた田植機も知られているが、そこでは実際の速度の変化に応じて、植付爪の回転速度を制御しながら植付けを行っている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-170344号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来の田植機は、そのように株間均一に制御していても、各工程でのスタートの位置のずれや、速度が変化したような場合の即時対応や、圃場の状態によってはうまくいかず、植付けられた苗を、車体の進行方向に対して直交方向、つまり横方向から見た時に、株同士の位置が揃っていないことがあり、そのため日当たりや風通し等が悪化し収穫量が減る問題がある。
【0006】
また、横方向へ揃っていないので、収穫時にコンバインを横方向に進めることは無理があり、植付時の車体の進行方向に沿ってのみ収穫せざるを得なかった。
【0007】
本発明では、そのような従来の田植機の課題を考慮し、植付けの進行方向への収穫でも、進行方向へ直交する横方向への収穫でも問題が無い、田植機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
第1の本発明は、
圃場に苗を植える植付爪を有する植付け装置を備えた田植機であって、
所定のティーチング用の走行経路に苗を植え付けた際、その植付け位置のそれぞれが制御装置に記録され、
前記制御装置は前記植付け装置によって、前記ティーチング用の走行経路に平行な他の走行経路に苗を植え付ける際、前記記録された植付け位置のそれぞれから、前記ティーチング用の走行経路に直交する方向に延びるそれぞれの植付基準ライン上の位置に植え付けていくことを特徴とする田植機である。
【0009】
第2の本発明は、
前記制御装置は、前記植付け装置の植付爪の回転速度を制御することで、それぞれの前記植付基準ライン上の位置に苗を植える、第1の本発明の田植機である。
【0010】
第3の本発明は、
前記ティーチング用の走行経路に苗を植え付ける際、前記制御装置は、車体の進む距離を把握し、それに応じて前記植付爪の回転を制御して株間を一定に維持する、距離株間維持モードを実行する、第2の本発明の田植機である。
(【0011】以降は省略されています)

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