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公開番号
2025029478
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-06
出願番号
2023134177
出願日
2023-08-21
発明の名称
開閉体装置の構造
出願人
文化シヤッター株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
E06B
9/174 20060101AFI20250227BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約
【課題】既存の軸受に、穴あけ加工を不要にして、新たな巻取部を容易に取り付けでき、汎用性の向上、施工時間の短縮、施工性の向上を図る。
【解決手段】開口部21を挟んで対向するブラケット35に軸受33が固定され、それぞれの軸受33には開口部21を開閉する開閉体27が巻き取られる巻取部25の端部である連結端部43が連結される開閉体装置の構造であって、軸受33は、一対の平行な側板と底板とで構成されコ字形の開放側が上向きとなってブラケット35に固定され、一方の連結端部43は、接続部材65を有し、接続部材65は、連結端部43に取り付けられる基部71と、基部71から軸受33に向かい突出して軸受33の底板に支持され、側板に形成される貫通穴と連通する固定穴77を備える挿着部73と、を有し、基部71が、連結端部43に対して相対回転不能かつ巻取部25の軸線方向にスライド自在に取り付けられる。
【選択図】 図2
特許請求の範囲
【請求項1】
建物の躯体に固定され前記建物の開口部を挟んで対向するブラケットに軸受が固定され、それぞれの前記軸受には前記開口部を開閉する開閉体が巻き取られる巻取部の端部である連結端部が連結される開閉体装置の構造であって、
前記軸受は、一対の平行な側板の下端同士が底板で接続されるコ字形の開放側が上向きとなって前記ブラケットに固定され、
少なくともいずれか一方の前記連結端部は、接続部材を有し、
前記接続部材は、
前記連結端部に取り付けられる基部と、
前記基部から前記軸受に向かい突出して前記軸受の前記底板に支持され、前記側板に形成される貫通穴と連通する固定穴を備える挿着部と、を有し、
前記基部が、前記連結端部に対して相対回転不能かつ前記巻取部の軸線方向にスライド自在に取り付けられることを特徴とする開閉体装置の構造。
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【請求項2】
建物の躯体に固定され前記建物の開口部を挟んで対向するブラケットに軸受が固定され、それぞれの前記軸受には前記開口部を開閉する開閉体が巻き取られる巻取部の端部である連結端部が連結される開閉体装置の構造であって、
前記軸受は、一対の平行な側板の下端同士が底板で接続されるコ字形の開放側が上向きとなって前記ブラケットに固定され、
少なくともいずれか一方の前記連結端部は、接続部材を有し、
前記接続部材は、
前記連結端部に取り付けられる基部と、
前記基部から前記軸受に向かい突出して前記軸受の前記底板に支持され、前記側板に形成される貫通穴と連通する固定穴を備える挿着部と、を有し、
前記固定穴が、前記巻取部の軸線に沿う方向で複数設けられ、複数の前記固定穴のいずれか1つが前記軸受の貫通穴と連通することを特徴とする開閉体装置の構造。
【請求項3】
建物の躯体に固定され前記建物の開口部を挟んで対向するブラケットに軸受が固定され、それぞれの前記軸受には前記開口部を開閉する開閉体が巻き取られる巻取部の端部である連結端部が連結される開閉体装置の構造であって、
前記軸受は、一対の平行な側板の下端同士が底板で接続されるコ字形の開放側が上向きとなって前記ブラケットに固定され、
少なくともいずれか一方の前記連結端部は、接続部材を有し、
前記接続部材は、
前記連結端部に取り付けられる基部と、
前記基部から前記軸受に向かい突出して前記軸受の前記底板に支持され、前記側板に形成される貫通穴と連通する固定穴を備える挿着部と、を有し、
前記固定穴が、前記巻取部の軸線方向に長い長穴で形成され、前記固定穴が前記軸受の貫通穴と連通することを特徴とする開閉体装置の構造。
【請求項4】
前記固定穴である前記長穴の長手方向が、前記巻取部の軸線方向に対して傾斜していることを特徴とする請求項3に記載の開閉体装置の構造。
【請求項5】
前記固定穴が、前記巻取部の軸線方向に離間する複数で設けられ、複数の前記固定穴のいずれか1つが前記軸受の貫通穴と連通することを特徴とする請求項1に記載の開閉体装置の構造。
【請求項6】
前記固定穴が、前記巻取部の軸線方向に長い長穴で形成され、前記固定穴が前記軸受の貫通穴と連通することを特徴とする請求項1に記載の開閉体装置の構造。
【請求項7】
前記固定穴の長手方向が、前記巻取部の軸線方向に対して傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の開閉体装置の構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、開閉体装置の構造に関する。
続きを表示(約 4,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、手動式のシャッター装置が既設されているところに、電動モーターが内装された電動式のシャッター装置を取り付けできるようにした建築用開閉装置の巻取り装置が知られている(特許文献1参照)。この建築用開閉装置の巻取り装置は、開閉体が巻装される巻取り装置を躯体側に支持するブラケットを、ドラムとこのドラムを回動自在に軸承する固定軸とを備えた手動式の巻取り装置の固定軸を係止固定する固定軸支持部が形成された手動式巻取り装置用としたものに、ドラムの一端部に電動モーターが相対回動自在に内装された電動式の巻取り装置を支持するにあたり、電動モーターの端部には、ブラケットの固定軸支持部に係止固定するための軸部を備えたアダプタ部材が設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-257063号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、アダプタ部材の軸部をブラケットの固定軸支持部(以下、「軸受」と称す。)に係止固定する際、固定軸とアダプタ部材軸部とに形成された螺子穴を、軸受に開設された螺子穴と連通状に位置合せし、これら螺子穴にそれぞれボルトを挿通してナットにより締結するが、他社製品の対応においては軸受の螺子穴位置を完全に把握することは難しい。すなわち、従来は自社の軸受に対して取付けることを想定した穴位置となっていたため、他社製品に対応すれば、穴位置が合わず、取り付けができなかった。また、追加工で穴を現場で軸受にあけ直せば、施工に時間が掛かるとともに、特に最大荷重を支持する肉厚の構造材(軸受)へ高所での穴あけ加工となるため、施工性も低下した。
【0005】
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、その目的は、既存の軸受が自社製・他社製であっても、現場での穴あけ加工を不要にして、新たな巻取部を既存の軸受に容易に取り付けでき、もって、汎用性の向上、施工時間の短縮、施工性の向上を図ることができる開閉体装置の構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
本発明の請求項1記載の開閉体装置の構造は、建物の躯体31に固定され前記建物の開口部21を挟んで対向するブラケット35に軸受33が固定され、それぞれの前記軸受33には前記開口部21を開閉する開閉体27が巻き取られる巻取部25の端部である連結端部43が連結される開閉体装置の構造であって、
前記軸受33は、一対の平行な側板67の下端同士が底板69で接続されるコ字形の開放側が上向きとなって前記ブラケット35に固定され、
少なくともいずれか一方の前記連結端部43は、接続部材65を有し、
前記接続部材65は、
前記連結端部43に取り付けられる基部71と、
前記基部71から前記軸受33に向かい突出して前記軸受33の前記底板69に支持され、前記側板67に形成される貫通穴75と連通する固定穴77を備える挿着部73と、を有し、
前記基部71が、前記連結端部43に対して相対回転不能かつ前記巻取部25の軸線方向にスライド自在に取り付けられることを特徴とする。
【0007】
この開閉体装置の構造では、既存の軸受33に対し、新たな巻取部25の取り付けが容易に行えるようになる。開閉体装置(シャッター装置)11では、元々手動で開閉していたものに、「後付け電動化キット」と称する巻取部25に取り替えて、電動のものに改修することが行われる。この際、躯体31側に固定される軸受33はそのまま残して、その軸受33に、電動化となる、モーターを備えた巻取部25を組み付けている。
新たな巻取部25は、端部が、回転する巻胴部41とは異なる非回転の連結端部43となる。両端の連結端部43は、少なくともいずれか一方が、接続部材65を有する。巻取部25は、一方の連結端部43が接続部材65を有する場合、他方の連結端部43が手動の時と同様のシャフト45となる。つまり、シャフト45は、既存の軸受33への取り付けが従来同様に可能となる。
一方、接続部材65は、連結端部43に取り付けられる基部71と、この基部71から軸受33に向かい突出して軸受33の底板69に支持される挿着部73を有する。新たな巻取部25は、他方の連結端部43におけるシャフト45が軸受33の底板69に載置されて取り付けられた後、一方の連結端部43における接続部材65の挿着部73が、軸受33の底板69に載置され、両端が軸受33に載置されて固定される。
他方の連結端部43に設けられるシャフト45には、直径方向(水平方向)に貫通した固定穴77がある。シャフト45の固定穴77は、軸受33の一対の側板67に形成された貫通穴75と一致する。シャフト45は、一致した固定穴77に、軸受33の貫通穴75に通された貫通ボルトで軸受33に締結固定される。
一方の連結端部43に連結された接続部材65の挿着部73は、軸受33の底板69に載置された状態で、固定穴77が、軸受33の側板67に設けられた貫通穴75に一致しない場合がある。つまり対向する軸受33間の距離と新たな巻取部25の長さ(軸線方向の全長)が一致しない場合がある。この固定穴77と貫通穴75との不一致は、自社製の場合であっても、施工誤差等により生じるが、特に他社製の軸受33の場合では顕著となる。
そこで、開閉体装置の構造では、接続部材65の基部71が、連結端部43に対して相対回転不能かつ巻取部25の軸線方向にスライド自在に取り付けられている。つまり、新たな巻取部25は、接続部材65の基部71が連結端部43に対してスライド自在となることにより、他端のシャフト45の固定穴77と、一端の挿着部73の固定穴77との間隔が可変可能となっている。
換言すれば、挿着部73は、巻取部25の軸線方向に伸縮自在となるので、軸受33の貫通穴75に対し、アジャスト調整が可能となって、軸受33の貫通穴75に挿着部73の固定穴77を一致させることができるようになる。これにより、現場での穴あけ加工を不要にして、挿着部73をスライドするだけの簡単なアジャスト調整で軸受33の貫通穴75に挿着部73の固定穴77を位置あわせでき、容易な施工で、短時間で連結施工を完了させることが可能となる。
【0008】
本発明の請求項2記載の開閉体装置の構造は、建物の躯体31に固定され前記建物の開口部21を挟んで対向するブラケット35に軸受33が固定され、それぞれの前記軸受33には前記開口部21を開閉する開閉体27が巻き取られる巻取部25の端部である連結端部43が連結される開閉体装置の構造であって、
前記軸受33は、一対の平行な側板67の下端同士が底板69で接続されるコ字形の開放側が上向きとなって前記ブラケット35に固定され、
少なくともいずれか一方の前記連結端部43は、接続部材65を有し、
前記接続部材65は、
前記連結端部43に取り付けられる基部71と、
前記基部71から前記軸受33に向かい突出して前記軸受33の前記底板69に支持され、前記側板67に形成される貫通穴75と連通する固定穴77を備える挿着部73と、を有し、
前記固定穴77が、前記巻取部25の軸線に沿う方向で複数設けられ、複数の前記固定穴77のいずれか1つが前記軸受33の貫通穴75と連通することを特徴とする。
【0009】
この開閉体装置の構造では、開閉体装置が電動のものに改修される際、新たな巻取部25における一方の連結端部43が、接続部材65を有する。他方の連結端部43は、従前のシャフト45が設けられていてもよい。接続部材65は、連結端部43に取り付けられる基部71と、この基部71から軸受33に向かい突出して軸受33の底板69に支持される挿着部73を有する。
挿着部73は、軸受33の底板69に載置された状態で、固定穴77が、軸受33の側板67に設けられた貫通穴75に一致しない場合がある。
そこで、開閉体装置の構造では、固定穴77が、巻取部25の軸線に沿う方向で複数設けられる。つまり、新たな巻取部25は、挿着部73に設けられた複数の固定穴77のうちいずれか一つを利用することにより、既存の軸受33に設けられている貫通穴75と固定穴77を一致させることができるようになっている。なお、複数は、2つ以上であればよい。例えば、自社製の固定穴77が同一位置、他社製の固定穴77が自社製の固定穴77とは異なる同一位置であれば、固定穴位置のバリエーションは、2つとなる。この場合、自社製の固定穴77と、他社製の固定穴77の2つが挿着部73に設けられていればよいことになる。固定穴77は、このように、バリエーションに応じて設けることができる。
これにより、現場での穴あけ加工を不要にして、軸受33の貫通穴75に、固定穴77を簡単に位置あわせでき、容易な施工によって、短時間で連結施工を完了させることが可能となる。そして、この開閉体装置の構造では、接続部材65の挿着部73に、複数の固定穴77を穿設するのみでアジャスト機能が発揮されるようになるので、アジャストのための複雑な構造を作る必要がなく、開閉体装置の構造を簡素にして、安価に汎用性、施工性を高めることができる。
【0010】
本発明の請求項3記載の開閉体装置の構造は、建物の躯体31に固定され前記建物の開口部21を挟んで対向するブラケット35に軸受33が固定され、それぞれの前記軸受33には前記開口部21を開閉する開閉体27が巻き取られる巻取部25の端部である連結端部43が連結される開閉体装置の構造であって、
前記軸受33は、一対の平行な側板67の下端同士が底板69で接続されるコ字形の開放側が上向きとなって前記ブラケット35に固定され、
少なくともいずれか一方の前記連結端部43は、接続部材65を有し、
前記接続部材65は、
前記連結端部43に取り付けられる基部71と、
前記基部71から前記軸受33に向かい突出して前記軸受33の前記底板69に支持され、前記側板67に形成される貫通穴75と連通する固定穴77を備える挿着部73と、を有し、
前記固定穴77が、前記巻取部25の軸線方向に長い長穴93で形成され、前記固定穴77が前記軸受33の貫通穴75と連通することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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