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公開番号2025027590
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-28
出願番号2023132474
出願日2023-08-16
発明の名称アンケート結果分析プログラム、アンケート結果分析方法、および情報処理装置
出願人富士通株式会社
代理人弁理士法人扶桑国際特許事務所
主分類G06Q 50/10 20120101AFI20250220BHJP(計算;計数)
要約【課題】アンケート調査から削除できる質問を容易に判断できるようにする。
【解決手段】情報処理装置10は、アンケートデータ1に基づいて、2以上の質問に対する回答パターンを示す複数のルールを生成する。次に情報処理装置10は、複数のルールそれぞれについて、ルールに示される質問に対して回答パターンと同じ回答をした正答の回答者を特定する。情報処理装置10は、複数のルール選択パターンのうちの、第1の制約条件を満たすルール選択パターンのなかから、選択された1または複数のルールに含まれる質問数に基づいて、第1のルール選択パターンを決定する。第1の制約条件は、選択された1または複数のルールのいずれかによって複数の回答者それぞれが正答の回答者と特定されるという条件である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
実施されたアンケート調査における複数の質問それぞれに対する複数の回答者の回答を示すアンケートデータに基づいて、前記複数の質問に含まれる2以上の質問に対する回答パターンを示す複数のルールを生成し、
前記アンケートデータに基づいて、前記複数のルールそれぞれについて、ルールに示される質問に対して回答パターンと同じ回答をした正答の回答者を特定し、
前記複数のルールから1または複数のルールを選択することで生成される複数のルール選択パターンのうちの、選択された前記1または複数のルールのいずれかによって前記複数の回答者それぞれが前記正答の回答者と特定されるという第1の制約条件を満たすルール選択パターンのなかから、選択された前記1または複数のルールに含まれる質問数に基づいて、第1のルール選択パターンを決定する、
処理をコンピュータに実行させるアンケート結果分析プログラム。
続きを表示(約 3,300 文字)【請求項2】
前記第1のルール選択パターンを決定する処理では、前記複数のルール選択パターンのうちの、前記第1の制約条件に加え、選択されたルールの数が第1のしきい値以下であるという第2の制約条件を満たすルール選択パターンのなかから、前記第1のルール選択パターンを決定する、
請求項1記載のアンケート結果分析プログラム。
【請求項3】
前記第1のルール選択パターンを決定する処理では、前記第1の制約条件を満たすルール選択パターンのなかから、選択されるルール数が最も少ない第2のルール選択パターンを特定し、前記第2のルール選択パターンのルール数以上の値を、前記第1のしきい値とする、
請求項2記載のアンケート結果分析プログラム。
【請求項4】
前記複数のルールを生成する処理では、前記複数の質問の回答パターンを、条件部の質問に対する第1の回答パターンと、結論部の質問に対する第2の回答パターンとに分けた前記複数のルールを生成し、
前記アンケートデータに基づいて、前記複数のルールそれぞれについて、前記条件部の質問に対して前記第1の回答パターンと同じ回答をし、前記結論部の質問に対して前記第2の回答パターンと異なる回答をした誤答の回答者を特定する処理を、前記コンピュータにさらに実行させ、
前記第1のルール選択パターンを決定する処理では、前記複数のルール選択パターンのうちの、前記第1の制約条件に加え、選択されたルールそれぞれの前記誤答の回答者の合計数が第2のしきい値以下であるという第3の制約条件を満たすルール選択パターンのなかから、前記第1のルール選択パターンを決定する、
請求項1記載のアンケート結果分析プログラム。
【請求項5】
前記第1のルール選択パターンを決定する処理では、前記第1の制約条件を満たすルール選択パターンのなかから、選択されるルールそれぞれの前記誤答の回答者の合計数が最も少ない第3のルール選択パターンを特定し、前記第3のルール選択パターンのルールそれぞれの前記誤答の回答者の合計数以上の値を、前記第2のしきい値とする、
請求項4記載のアンケート結果分析プログラム。
【請求項6】
前記複数のルールを生成する処理では、前記複数の質問の回答パターンを、条件部の質問に対する第1の回答パターンと、結論部の質問に対する第2の回答パターンとに分けた前記複数のルールを生成し、
前記アンケートデータに基づいて、前記複数のルールそれぞれについて、前記条件部の質問に対して前記第1の回答パターンと同じ回答をし、前記結論部の質問に対して前記第2の回答パターンと異なる回答をした誤答の回答者を特定する処理を、前記コンピュータにさらに実行させ、
前記第1のルール選択パターンを決定する処理では、
前記第1の制約条件を満たすルール選択パターンのなかから、選択されるルール数が最も少ない第2のルール選択パターンを特定し、
前記第1の制約条件を満たすルール選択パターンのなかから、選択されるルールそれぞれの前記誤答の回答者の合計数が最も少ない第3のルール選択パターンを特定し、
前記複数のルール選択パターンのうちの、前記第1の制約条件を満たし、選択されるルールそれぞれの前記誤答の回答者の合計数が前記第3のルール選択パターンの前記誤答の回答者の合計数以下となるルール選択パターンのなかから、選択されるルールの数が最も少ない第4のルール選択パターンを特定し、
前記複数のルール選択パターンのうちの、前記第1の制約条件を満たし、選択されるルールの数が前記第2のルール選択パターン以下となるルール選択パターンのうち、選択されるルールそれぞれの前記誤答の回答者の合計数が最も少ない第5のルール選択パターンを特定し、
前記第2のルール選択パターンのルール数以上、かつ前記第4のルール選択パターンのルール数以下の値を、第1のしきい値とし、
前記第3のルール選択パターンのルールそれぞれの前記誤答の回答者の合計数以上、かつ前記第5のルール選択パターンのルールそれぞれの前記誤答の回答者の合計数以下の値を、第2のしきい値とし、
前記複数のルール選択パターンのうちの、前記第1の制約条件に加え、選択されたルールの数が前記第1のしきい値以下であるという第2の制約条件と、選択されたルールそれぞれの前記誤答の回答者の数が前記第2のしきい値以下であるという第3の制約条件とを満たすルール選択パターンのなかから、前記第1のルール選択パターンを決定する、
請求項1記載のアンケート結果分析プログラム。
【請求項7】
生成される前記複数のルール選択パターンに要求される条件を変えて、前記第1のルール選択パターンを決定する処理を繰り返し実行し、
前記複数の質問それぞれに対して、繰り返し決定された前記第1のルール選択パターンそれぞれで選択されているルールで利用されている回数を計数する、
請求項1記載のアンケート結果分析プログラム。
【請求項8】
前記複数のルールを生成する処理では、前記複数の質問の回答パターンを、条件部の質問に対する第1の回答パターンと、結論部の質問に対する第2の回答パターンとに分けた前記複数のルールを生成し、
前記アンケートデータに基づいて、前記複数のルールそれぞれについて、前記条件部の質問に対して前記第1の回答パターンと同じ回答をした条件該当者数を計算する処理を、前記コンピュータにさらに実行させ、
前記第1のルール選択パターンを決定する処理では、前記複数のルールのうち、前記条件該当者数が所定値未満のルールを、前記複数のルール選択パターンの生成における選択対象から除外する、
請求項1記載のアンケート結果分析プログラム。
【請求項9】
前記複数のルールを生成する処理では、前記複数の質問の回答パターンを、条件部の質問に対する第1の回答パターンと、結論部の質問に対する第2の回答パターンとに分けた前記複数のルールを生成し、
前記アンケートデータに基づいて、前記複数のルールそれぞれについて、前記条件部の質問に対して前記第1の回答パターンと同じ回答をした条件該当者数のうち、前記結論部の質問に対して前記第2の回答パターンと同じ回答をした前記正答の回答者の割合を計算する処理を、前記コンピュータにさらに実行させ、
前記第1のルール選択パターンを決定する処理では、前記複数のルールのうち、前記正答の回答者の割合が所定値未満のルールを、前記複数のルール選択パターンの生成における選択対象から除外する、
請求項1記載のアンケート結果分析プログラム。
【請求項10】
実施されたアンケート調査における複数の質問それぞれに対する複数の回答者の回答を示すアンケートデータに基づいて、前記複数の質問に含まれる2以上の質問に対する回答パターンを示す複数のルールを生成し、
前記アンケートデータに基づいて、前記複数のルールそれぞれについて、ルールに示される質問に対して回答パターンと同じ回答をした正答の回答者を特定し、
前記複数のルールから1または複数のルールを選択することで生成される複数のルール選択パターンのうちの、選択された前記1または複数のルールのいずれかによって前記複数の回答者それぞれが前記正答の回答者と特定されるという第1の制約条件を満たすルール選択パターンのなかから、選択された前記1または複数のルールに含まれる質問数に基づいて、第1のルール選択パターンを決定する、
処理をコンピュータが実行するアンケート結果分析方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、アンケート結果分析プログラム、アンケート結果分析方法、および情報処理装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
様々な属性を有する人々の行動の全体的な傾向を把握するため、アンケートによる調査と、アンケート回答者の質問への回答を用いたデータ分析が広く行われている。例えば多数の人にその人の属性と食品廃棄行動の傾向についてのアンケートに回答してもらい、コンピュータを用いてその回答結果のデータ分析を行う。これにより、どのような属性を持つ回答者層がどのような食品廃棄行動をするかについての因果関係を見つけ出すことができる。適切なアンケート分析を行うには、アンケートの質問が適切であることが重要となる。
【0003】
データ分析に関する技術としては、例えば、時や場所を替えて同じ調査目的で行ったアンケートによるアンケートデータを、同じ特性を評価するためのアンケートデータとして用いることを可能にするアンケートデータ解析用の質問項目選択方法が提案されている。電子アンケートに対する回答者の回答内容の信頼性を、従来よりも高精度に評価するモデル構築装置も提案されている。機械学習モデルを使用したユーザ用の食品部分のサイズを決定するための管理方法も提案されている。データの集合を分析し、オペレータの性格属性の集合と照合することを含む、パーソナリティ属性を予測するためのシステムも提案されている。さらに様々な用途に対しても、できる限り小さいルール集合を用いて推論することができる推論エンジンを有する装置も提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-079297号公報
国際公開第2022/124107号
米国特許出願公開第2017/0046801号明細書
米国特許出願公開第2018/0060735号明細書
国際公開第2018/105656号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
アンケート調査において、質問数が多すぎると、回答者の負担が大きくなる。回答者の負担が大きすぎると、十分な量の回答者を確保するのが困難となる。例えば回答者がアンケート調査への回答入力を開始しても、質問の多さに辟易して、途中で回答入力から離脱する可能性がある。そこで、質問数を削減することが求められる。
【0006】
しかし、質問数を削減しすぎると、アンケート調査結果を分析したときの分析結果の品質が損なわれる。従来は、分析結果の品質を損なわずに削減できる質問数がどの程度なのかを判断する指標がない。そのため、不用意に質問を削減することができず、質問数の削減が困難となっている。
【0007】
1つの側面では、本件は、アンケート調査から削除できる質問を容易に判断できるようにする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
1つの案では、以下の処理をコンピュータに実行させるアンケート結果分析プログラムが提供される。
コンピュータは、実施されたアンケート調査における複数の質問それぞれに対する複数の回答者の回答を示すアンケートデータに基づいて、前記複数の質問に含まれる2以上の質問に対する回答パターンを示す複数のルールを生成する。コンピュータは、アンケートデータに基づいて、複数のルールそれぞれについて、ルールに示される質問に対して回答パターンと同じ回答をした正答の回答者を特定する。そしてコンピュータは、複数のルールから1または複数のルールを選択することで生成される複数のルール選択パターンのうちの、選択された1または複数のルールのいずれかによって複数の回答者それぞれが正答の回答者と特定されるという第1の制約条件を満たすルール選択パターンのなかから、選択された1または複数のルールに含まれる質問数に基づいて、第1のルール選択パターンを決定する。
【発明の効果】
【0009】
1態様によれば、アンケート調査から削除できる質問を容易に判断可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第1の実施の形態に係るアンケート結果分析方法の一例を示す図である。
コンピュータのハードウェアの一例を示す図である。
クラスタ分析によるアンケート調査の品質評価の一例を示す図である。
アンケート調査から削除可能な質問を分析するためのコンピュータの機能を示すブロック図である。
アンケートデータの一例を示す図である。
削除可能な質問の分析処理の手順の一例を示すフローチャートである。
ルール候補作成処理の一例を示す図である。
ルール候補情報の一例を示す図である。
ルール候補作成処理の手順の一例を示すフローチャートである。
ルールの数と誤答の数との関係の一例を示す図である。
利用ルール決定処理の手順の一例を示すフローチャートである。
設定される定数と配列の一例を示す図である。
ルールの数の最小数の計算方法の一例を示す図である。
誤答の数の最小数の計算方法の一例を示す図である。
ルールの数の最大数の計算方法の一例を示す図である。
誤答の数の最大数の計算方法の一例を示す図である。
ユーザの操作受付の一例を示す図である。
質問の最小数の計算方法の一例を示す図である。
有用性計算処理の手順の一例を示すフローチャートである。
利用するルールについての分析結果の一例を示す図である。
質問の有用性についての分析結果の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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