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公開番号2025027327
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-27
出願番号2023132045
出願日2023-08-14
発明の名称撮像装置、撮像装置の制御方法、及び、プログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類H04N 23/695 20230101AFI20250219BHJP(電気通信技術)
要約【課題】パン動作及びチルト動作などによって画角を制御中にGenlock有効化の処理が実行された場合、黒画像が表示されるなどの画像が劣化する。
【解決手段】撮像装置は、撮像手段が被写体を撮像して生成した第1画像の出力タイミングを制御するための第1同期信号と、外部から取得した第2同期信号とを同期させる同期処理を実行する同期制御手段と、前記撮像手段の画角を制御する画角制御処理を実行する画角制御手段と、を備え、前記画角制御手段は、前記画角制御処理を行うことが指示された場合であっても、前記同期処理の実行中には前記画角制御処理を開始しない、ことを特徴とする。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
撮像手段が被写体を撮像して生成した第１画像の出力タイミングを制御するための第１同期信号と、外部から取得した第２同期信号とを同期させる同期処理を実行する同期制御手段と、
前記撮像手段の画角を制御する画角制御処理を実行する画角制御手段と、を備え、
前記画角制御手段は、前記画角制御処理を行うことが指示された場合であっても、前記同期処理の実行中には前記画角制御処理を開始しない、
ことを特徴とする撮像装置。
続きを表示（約 1,000 文字）【請求項２】
撮像手段が被写体を撮像して生成した第１画像の出力タイミングを制御するための第１同期信号と、外部から取得した第２同期信号とを同期させる同期処理を実行する同期制御手段と、
前記撮像手段の画角を制御する画角制御処理を実行する画角制御手段と、を備え、
前記同期制御手段は、前記同期処理を行うことが指示された場合であっても、前記画角制御処理の実行中には前記同期処理を開始しない、
ことを特徴とする撮像装置。
【請求項３】
前記同期制御手段は、前記同期処理を行うことが指示された場合であっても、前記画角制御処理の実行中には前記同期処理を開始しない、
ことを特徴とする請求項１に記載の撮像装置。
【請求項４】
前記画角制御手段は、前記同期処理の完了後に、前記画角制御処理を開始することを特徴とする請求項１または請求項３に記載の撮像装置。
【請求項５】
前記同期制御手段は、前記画角制御処理の完了後に、前記同期処理を開始することを特徴とする請求項２または請求項３に記載の撮像装置。
【請求項６】
前記画角制御手段及び前記同期制御手段は、前記画角制御処理と前記同期処理とを排他制御することを特徴とする請求項３に記載の撮像装置。
【請求項７】
前記同期制御手段は、前記画角制御処理における前記画角の変更がユーザのマニュアル操作による場合、前記画角制御処理の実行中に前記同期制御手段を開始しないことを特徴とする請求項２または請求項３に記載の撮像装置。
【請求項８】
前記同期制御手段は、前記画角制御処理における前記画角の変更が初期位置に戻る処理の場合、前記画角制御処理の実行に関わらず前記同期制御手段を開始することを特徴とする請求項２または請求項３に記載の撮像装置。
【請求項９】
前記同期制御手段は、前記画角制御処理における前記画角の変更がプリセットされた動作による場合、前記画角制御処理の実行に関わらず前記同期制御手段を開始することを特徴とする請求項２または請求項３に記載の撮像装置。
【請求項１０】
前記第１同期信号に基づいて、他の装置の第２画像に同期させて前記第１画像を出力する出力手段を更に備えることを特徴とする請求項１から請求項３のいずれか１項に記載の撮像装置。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、撮像装置、撮像装置の制御方法、及び、プログラムに関する。
続きを表示（約 2,100 文字）【背景技術】
【０００２】
スイッチャー等で複数のカメラ画像を切り替える場合、画像が乱れることなく切替を可能とする機能としてＧｅｎｌｏｃｋ機能が知られている。また、パン駆動部、及び、チルト駆動部を有するカメラでは、パン動作及びチルト動作などを実行して画角を制御しつつカメラ画像を切り替える機能がある。更に、画像の出力タイミングを制御するカメラの同期信号と基準の同期信号とを同期させるＧｅｎｌｏｃｋ有効化の処理を実行した後、Ｇｅｎｌｏｃｋ有効化の処理が不安定な場合には黒画像を出力する方法がある（特許文献１を参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１６－１４２７８５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
上記において、パン動作及びチルト動作などによって画角を制御中にＧｅｎｌｏｃｋ有効化の処理が実行された場合、黒画像が表示されるなどの画像が劣化する現象が生じ、ユーザが画像を確認できないといった課題があった。
【０００５】
そこで、本発明は、パン動作及びチルト動作などによる画角の制御中にＧｅｎｌｏｃｋ有効化の処理などの同期信号の同期処理が指示された場合、または、同期処理中に画角の制御が指示された場合でも、画像の劣化を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
この課題を解決するため、例えば、本発明の撮像装置は、以下の構成を備える。すなわち、撮像手段が被写体を撮像して生成した第１画像の出力タイミングを制御するための第１同期信号と、外部から取得した第２同期信号とを同期させる同期処理を実行する同期制御手段と、
前記撮像手段の画角を制御する画角制御処理を実行する画角制御手段と、を備え、
前記画角制御手段は、前記画角制御処理を行うことが指示された場合であっても、前記同期処理の実行中には前記画角制御処理を開始しない、
ことを特徴とする撮像装置。
【発明の効果】
【０００７】
本発明によれば、パン動作及びチルト動作などによる画角の制御中に同期信号の同期処理が実行された場合などでも、画像の劣化を抑制させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
実施形態におけるシステムの全体構成の一例を示す図。
実施形態におけるシステムの機能及びハードウェア構成の一例を示す図。
第１の実施形態における撮像装置の処理の一例を示すフローチャート。
第２の実施形態における撮像装置の他の処理の一例を示すフローチャート。
第３の実施形態における撮像装置の他の処理の一例を示すフローチャート。
第４の実施形態における撮像装置の他の処理の一例を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【００１０】
［第１の実施形態］
以下、第1の実施形態について添付の図面に基づいて詳細に説明する。図１は、実施形態における撮像システムの全体構成の一例を示す。本実施形態における撮像システム１０は、複数台のカメラ１００ａ、１００ｂと、コントローラ１２０と、ディスプレイ１３０と、同期信号出力装置１４０とを備える。以下の説明において、カメラ１００ａ、１００ｂを区別する必要がない場合、カメラ１００と表記する。本実施形態では、コントローラ１２０が、２台のカメラ１００ａ、１００ｂの画像出力を切り替えて、ディスプレイ１３０にいずれかの画像を表示させることを想定している。また、カメラ１００ａ、１００ｂは、画像出力を同期させるために同期信号（以下、第１の同期信号）を生成する。カメラ１００ａ、１００ｂは、同期信号出力装置１４０から出力された同期信号（以下、第２の同期信号）を取得する。カメラ１００ａ、１００ｂは、第１の同期信号と、第２の同期信号とを同期させる。カメラ１００ａ、１００ｂは、入力された第２の同期信号と同期された第１の同期信号に合わせて画像を出力する。従って、コントローラ１２０が、ディスプレイ１３０に表示される画像をカメラ１００ｂの画像からカメラ１００ａの画像に切り替えた場合でも、画像の途切れが発生することない。実施形態では２台のカメラ１００を切り替える場合を説明するが、３台以上のカメラ１００が接続されたシステムにおいて、同期信号により画像出力を同期させ、コントローラ１２０により画像出力の切り替えを行ってもよい。
（【００１１】以降は省略されています）

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