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公開番号2025025775
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-21
出願番号2023130886
出願日2023-08-10
発明の名称電気コネクタ付ケーブル
出願人住友電気工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類H01R 13/6476 20110101AFI20250214BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】通信性能の低下を抑制することができる電気コネクタ付ケーブルを提供する。
【解決手段】電気コネクタ付ケーブルは、先端面、および先端面に開口する挿入孔を有するフェルールと、並列された複数の導体、および複数の導体を一括して覆う絶縁被覆を有するフラットケーブルと、を備え、導体の先端領域は、被覆から露出した状態で、導体の先端面がフェルールの先端面から露出するように挿入孔に挿入されており、フェルールは、先端面のうち挿入孔の周囲の位置に形成され且つ挿入孔の周囲の誘電率を調整するための誘電率調整孔を含んでいる。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
先端面、および前記先端面に開口する挿入孔を有するフェルールと、
並列された複数の導体、および前記複数の導体を一括して覆う絶縁被覆を有するフラットケーブルと、を備え、
前記導体の先端領域は、前記被覆から露出した状態で前記挿入孔に挿入されており、
前記フェルールは、前記先端面のうち前記挿入孔の周囲の位置に形成され且つ前記挿入孔の周囲の誘電率を調整するための誘電率調整孔を含んでいる、電気コネクタ付ケーブル。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
前記誘電率調整孔の内部に配置された誘電率調整剤を更に備えている、請求項1に記載の電気コネクタ付ケーブル。
【請求項3】
前記フェルールは、前記先端面とは反対側を向いている後端面を更に有し、
前記誘電率調整孔は、前記先端面から前記後端面に向かうほど前記挿入孔に近づくように傾斜している、請求項1または請求項2に記載の電気コネクタ付ケーブル。
【請求項4】
前記複数の導体は、第1方向に沿って並んでおり、
前記フラットケーブルは、前記第1方向に直交する第2方向において積層された複数のフラットケーブルのそれぞれである、請求項1または請求項2に記載の電気コネクタ付ケーブル。
【請求項5】
前記フラットケーブルは、前記フェルールの内部で屈曲されている、請求項1または請求項2に記載の電気コネクタ付ケーブル。
【請求項6】
前記誘電率調整孔は、前記先端面に直交する方向から見た場合に、前記挿入孔の外縁に沿って延在している、請求項1または請求項2に記載の電気コネクタ付ケーブル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電気コネクタ付ケーブルに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
複数の導体および被覆を有するケーブルが知られている(例えば、特許文献1を参照)。このケーブルでは、導体の一部が被覆から露出しており、当該露出部分の略中央位置に導電体が電気的に接続されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2019/208091号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述したケーブルでは、導体の一部が被覆から露出しているため、導体の周囲の誘電率分布が不均一となる結果、インピーダンスの不整合に起因する通信性能の低下が生じてしまうおそれがある。
【0005】
本開示は、通信性能の低下を抑制することができる電気コネクタ付ケーブルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の電気コネクタ付ケーブルは、先端面、および先端面に開口する挿入孔を有するフェルールと、並列された複数の導体、および複数の導体を一括して覆う絶縁被覆を有するフラットケーブルと、を備え、導体の先端領域は、被覆から露出した状態で挿入孔に挿入されており、フェルールは、先端面のうち挿入孔の周囲の位置に形成され且つ挿入孔の周囲の誘電率を調整するための誘電率調整孔を含んでいる。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、通信性能の低下を抑制することができる電気コネクタ付ケーブルを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、一実施形態に係る電気コネクタ付ケーブルの正面図である。
図2は、図1に示されるII-II線に沿った電気コネクタ付ケーブルの断面図である。
図3は、図2に示されるIII-III線に沿った電気コネクタ付ケーブルの一部の断面図である。
図4は、図2に示されるIV-IV線に沿った電気コネクタ付ケーブルの一部の断面図である。
図5は、図4に示されるV-V線に沿った電気コネクタ付ケーブルの一部の断面図である。
図6は、第1変形例に係る電気コネクタ付ケーブルの断面図である。
図7は、第2変形例に係る電気コネクタ付ケーブルの断面図である。
図8は、第3変形例に係る電気コネクタ付ケーブルの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に、本開示の実施形態の内容を列記して説明する。
【0010】
本開示の電気コネクタ付ケーブルは、[1]「先端面、および前記先端面に開口する挿入孔を有するフェルールと、並列された複数の導体、および前記複数の導体を一括して覆う絶縁被覆を有するフラットケーブルと、を備え、前記導体の先端領域は、前記被覆から露出した状態で前記挿入孔に挿入されており、前記フェルールは、前記先端面のうち前記挿入孔の周囲の位置に形成され且つ前記挿入孔の周囲の誘電率を調整するための誘電率調整孔を含んでいる、電気コネクタ付ケーブル。」である。
(【0011】以降は省略されています)

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