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公開番号
2025025315
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-21
出願番号
2023129975
出願日
2023-08-09
発明の名称
電動圧縮機
出願人
サンデン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
F04B
39/06 20060101AFI20250214BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約
【課題】従来技術に比べてインバータのスイッチング素子の冷却性能を高めることができる電動圧縮機を提供する。
【解決手段】電動圧縮機1Bは、電動モータ9等を収容すると共に内部に流体としての冷媒を導く吸入ポート36を有するハウジング3とインバータ13を収容するインバータ収容部5Bとを有する。ハウジング3内とインバータ収容部5B内とは隔壁6によって仕切られている。隔壁6のハウジング3内を向いた第1面6aには、回転軸7を回転自在に支持する前軸受61を保持する軸受保持部37が設けられ、吸入ポート36は冷媒を軸受保持部37に向かわせるように形成され、インバータ13を構成する複数のスイッチング素子131は、第1面6aとは反対側にある隔壁6のインバータ収容部5B内を向いた第2面6bにおける軸受保持部37に対応する部分又はその近傍に配置されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
回転軸、前記回転軸を回転させる電動モータ及び前記回転軸の回転によって流体を圧縮する圧縮機構を収容すると共に流体を内部に導く吸入ポートを有するハウジングと、前記電動モータを駆動するインバータと、前記ハウジングと一体的に設けられて前記インバータを収容するインバータ収容部と、を有し、前記ハウジング内と前記インバータ収容部内とが隔壁によって仕切られている、電動圧縮機であって、
前記隔壁の前記ハウジング内を向いた第1面には、前記回転軸を回転自在に支持する軸受を保持する軸受保持部が設けられ、
前記吸入ポートは、流体を前記軸受保持部に向かわせるように形成され、
前記インバータを構成する複数のスイッチング素子は、前記第1面とは反対側にある前記隔壁の前記インバータ収容部内を向いた第2面における前記軸受保持部に対応する部分又はその近傍に配置されている、
電動圧縮機。
続きを表示(約 480 文字)
【請求項2】
前記軸受保持部は、前記隔壁の前記第1面から円筒状に突出して形成されて内部に前記軸受を保持しており、
前記吸入ポートの軸線が前記軸受保持部の外周面を向いている、
請求項1に記載の電動圧縮機。
【請求項3】
前記隔壁の前記第1面には、前記軸受保持部の外周面における前記吸入ポート側の所定範囲を除いた外周面部分を囲むように円弧状のリブが突出して形成されている、請求項2に記載の電動圧縮機。
【請求項4】
前記円弧状のリブは、前記軸受保持部の突出高さの1/2以上の突出高さを有する、請求項3に記載の電動圧縮機。
【請求項5】
前記インバータ収容部は、筒状の周壁と、前記周壁の一方の開口を閉塞する端壁と、を含み、前記端壁の一部が前記隔壁を形成している、請求項1に記載の電動圧縮機。
【請求項6】
前記複数のスイッチング素子は、放熱シートを介在させて前記隔壁の前記第2面における前記軸受保持部に対応する部分又はその近傍に取り付けられている、請求項1に記載の電動圧縮機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電動圧縮機に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来の電動圧縮機の例として、特許文献1に記載された電動圧縮機は、有底筒状の吐出ハウジングと、前記吐出ハウジングに連結される有底筒状のモータハウジングと、前記モータハウジングに連結されるインバータケースと、を有する。前記モータハウジングは、回転軸と、前記回転軸の回転によって冷媒を圧縮する圧縮部と、前記回転軸を回転させる電動モータと、を収容している。前記インバータケースは、有底筒状のケース本体と、前記ケース本体の開口部を閉塞する蓋部と、を有し、前記電動モータを駆動するインバータを収容している。前記インバータは、複数のスイッチング素子を有する。前記インバータケースは、前記ケース本体の底壁が前記モータハウジングの底壁に連結されることによって、前記モータハウジングに取り付けられている。
【0003】
また、特許文献2に記載された電動圧縮機においては、圧縮機ハウジング(ハウジング)内が仕切壁(隔壁)によって電動モータ等が配置された空間とインバータが収容された収容空間とに仕切られている。インバータを構成する複数の電力用半導体素子(スイッチング素子)は、隣接する電力用半導体素子間の熱干渉を抑制するため、電動モータの駆動軸と交差する平面内において駆動軸の周囲に放射状に配置されている。特許文献1、2に記載された電動圧縮機は、例えば車両空調装置に用いられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-116787号公報
特開2010-275951号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
近年の自動車の電動化に伴い、自動車に搭載される電動圧縮機の用途が拡大している。例えば、自動車に搭載される電動圧縮機は、車室内空調に用いられるだけでなく、バッテリなどの車載電子機器の冷却にも用いられるようになってきている。そのため、インバータのスイッチング素子に流れる電流が従来に比べて増大し、スイッチング素子の発熱量が大きくなっており、その対策が要望されている。なお、このような要望は、自動車に搭載される電動圧縮機に限られるものではなく、インバータを一体的に有する電動圧縮機(すなわち、インバータ一体型電動圧縮機)に共通するものである。
【0006】
そこで、本発明は、従来技術に比べてインバータのスイッチング素子の冷却性能を高めることができる電動圧縮機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一側面によると電動圧縮機が提供される。提供される電動圧縮機は、回転軸、前記回転軸を回転させる電動モータ及び前記回転軸の回転によって流体を圧縮する圧縮機構を収容すると共に流体を内部に導く吸入ポートを有するハウジングと、前記電動モータを駆動するインバータと、前記ハウジングと一体的に設けられて前記インバータを収容するインバータ収容部と、を有する。前記ハウジング内と前記インバータ収容部内とが隔壁によって仕切られている。前記隔壁の前記ハウジング内を向いた第1面には、前記回転軸を回転自在に支持する軸受を保持する軸受保持部が設けられ、前記吸入ポートは、流体を前記軸受保持部に向かわせるように形成されている。前記インバータを構成する複数のスイッチング素子は、前記第1面とは反対側にある前記隔壁の前記インバータ収容部内を向いた第2面における前記軸受保持部に対応する部分又はその近傍に配置されている。
【発明の効果】
【0008】
本発明の一側面によれば、インバータのスイッチング素子の冷却性能を高めることができる電動圧縮機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態に係る電動圧縮機の概略構成を示す断面図である。
図1のA-A端面図に相当する図である。
第1実施形態に係る電動圧縮機の変形例を示す図である。
第2実施形態に係る電動圧縮機の概略構成を示す断面図である。
図4のB-B端面図に相当する図である。
第2実施形態に係る電動圧縮機の変形例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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