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公開番号2025025196
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-21
出願番号2023129764
出願日2023-08-09
発明の名称スポット溶接装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人明成国際特許事務所
主分類B23K 11/24 20060101AFI20250214BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】異なる方向に延伸する2平面をそれぞれ溶接できる技術を提供する。
【解決手段】スポット溶接装置は、回転軸を有するロボットアームと、ロボットアームの先端に設けられた溶接ガンと、溶接ガンが有する電極を、溶接ガンが被溶接部材を加圧する方向およびその反対方向に移動させるモータと、溶接ガンが被溶接部材を加圧する方向と交差する方向に延伸するキネティック軸を中心に溶接ガンを回転させるキネティック部と、回転軸の回転角度とキネティック軸の回転角度に応じてモータを制御する制御部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
スポット溶接装置であって、
回転軸を有するロボットアームと、
前記ロボットアームの先端に設けられた溶接ガンと、
前記溶接ガンが有する電極を、前記溶接ガンが被溶接部材を加圧する方向およびその反対方向に移動させるモータと、
前記溶接ガンが前記被溶接部材を加圧する方向と交差する方向に延伸するキネティック軸を中心に前記溶接ガンを回転させるキネティック部と、
前記回転軸の回転角度と前記キネティック軸の回転角度とに応じて前記モータを制御する制御部と、を備える、スポット溶接装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、スポット溶接装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1に記載されているような、一対のガンアームの一方に2つ以上の電極がそれぞれ異なる方向に向かって取り付けられたスポット溶接装置が知られている。これにより、複数のガンアームを用意することなく、アームを回転させることで、異なる溶接姿勢を取ることができる。そのため、例えば、被溶接部材の底面部と縦壁部といった、異なる方向に延伸する2平面を、それぞれ溶接できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-341266号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、溶接を行う際に、異なる方向に向かって取り付けられた他方の電極が被溶接部材に干渉することを回避する必要があるため、溶接を行える範囲が狭くなる。そのため、1つのスポット溶接装置で、異なる方向に延伸する2平面を溶接できる他の技術が望まれていた。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
【0006】
本開示の一形態によれば、スポット溶接装置が提供される。このスポット溶接装置は、回転軸を有するロボットアームと、前記ロボットアームの先端に設けられた溶接ガンと、前記溶接ガンが有する電極を、前記溶接ガンが被溶接部材を加圧する方向およびその反対方向に移動させるモータと、前記溶接ガンが前記被溶接部材を加圧する方向と交差する方向に延伸するキネティック軸を中心に前記溶接ガンを回転させるキネティック部と、前記回転軸の回転角度と前記キネティック軸の回転角度とに応じて前記モータを制御する制御部と、を備える。
この形態のスポット溶接装置によれば、キネティック軸を有するため、1台のスポット溶接装置で異なる方向に延伸する2平面をそれぞれ溶接できる。また、回転軸の回転角度とキネティック軸の回転角度とに応じてモータを制御するため、キネティック軸の回転方向によらず、所望の制御を実行できる。
【0007】
なお、本開示は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、溶接ガンの制御装置や制御方法等の態様で実現することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
スポット溶接装置の概要を示す模式図である。
スポット溶接処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
A.実施形態:
図1は、本実施形態における、スポット溶接装置100の構成を示す模式図である。スポット溶接装置100は、2以上の金属板が重ね合わされた被接合部材をスポット溶接により接合する。スポット溶接装置100は、溶接ガン10と、ロボットアーム20と、キネティック部30と、制御部40とを備えている。
【0010】
溶接ガン10は、ロボットアーム20の先端に取り付けられている。溶接ガン10は、ロボットアーム20およびキネティック部30により被接合部材の目的の溶接打点まで移動される。溶接ガン10は、移動機構11と、第1モータ12と、対向する一対の電極13とを有する。以下では、溶接ガン10が被溶接部材を加圧する方向を加圧軸axともいう。
(【0011】以降は省略されています)

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