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公開番号2025025608
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-21
出願番号2023130506
出願日2023-08-09
発明の名称ラミネート型電池
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類H01M 50/105 20210101AFI20250214BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】電池の構造効率を高めることができるラミネート型電池の提供。
【解決手段】電池要素と、電池要素を覆って封入するラミネートフィルムと、を有し、ラミネートフィルムは端部同士が重ね合わされて内面が融着された融着部を有し、ラミネートフィルムは融着部が形成された融着部側面と、融着部側面に対向する反対側面と、融着部側面及び反対側面に直交し、融着部側面及び反対側面よりも面積が大きい一対の主面と、を有し、ラミネートフィルムは、融着部側面及び反対側面の少なくとも一方に凹凸形状を有する、ラミネート型電池。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電池要素と、
前記電池要素を覆って封入するラミネートフィルムと、を有し、
前記ラミネートフィルムは端部同士が重ね合わされて内面が融着された融着部を有し、
前記ラミネートフィルムは前記融着部が形成された融着部側面と、前記融着部側面に対向する反対側面と、前記融着部側面及び前記反対側面に直交し、前記融着部側面及び前記反対側面よりも面積が大きい一対の主面と、を有し、
前記ラミネートフィルムは、前記融着部側面及び前記反対側面の少なくとも一方に凹凸形状を有する、ラミネート型電池。
続きを表示(約 260 文字)【請求項2】
前記ラミネートフィルムは、前記反対側面に前記凹凸形状を有する、請求項1に記載のラミネート型電池。
【請求項3】
前記ラミネートフィルムは、前記融着部側面及び前記反対側面の少なくとも一方に、一方の前記主面側から他方の前記主面側に向かって凹部と凸部とが繰り返される前記凹凸形状を有する、請求項1に記載のラミネート型電池。
【請求項4】
前記ラミネートフィルムは、前記融着部側面及び前記反対側面の少なくとも一方の全面に前記凹凸形状を有する、請求項1に記載のラミネート型電池。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ラミネート型電池に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
電極体等の電池要素をラミネートフィルムで覆って封入し、ラミネートフィルムの端部同士が重ね合わされて内面が融着された融着部を有するラミネート型電池が、従来から検討されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、電池用発電要素の両電極を外部に引き出し、電池用発電要素を上下から内設部材である凹凸板材で挟み込み、全体をシート材で包み込み、シート材の端部等において熱溶着等で気密に接合して封止したものであり、凹凸板材は、片面凹凸板であって、電池用発電要素を挟み込む面と反対側の面に凹凸部を有し、またシート材も凹凸板材の凹凸に対応する凹凸を有し、この凹凸同士を組み合わせて、シート材型電池の上下側面には凸部と凹部が形成されたシート材型電池、が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-49054号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、ラミネートフィルムの端部同士が重ね合わされて内面が融着された融着部を形成する際には、密閉性を高めるため、ラミネートフィルムで覆われた状態の電池要素を減圧空間に入れ、減圧した状態でラミネートフィルムの端部同士を重ね合わせた部分を熱融着して、融着部を形成する方法が採用されている。しかし、融着部を形成した後のラミネート型電池を減圧空間から取り出して減圧状態から解放すると、ラミネートフィルムの融着部側面や反対側面にたわみが生じ、電池の構造効率が低下することがあった。
【0006】
本開示は、上記実情に鑑みてなされたものであり、電池の構造効率を高めることができるラミネート型電池を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するための手段は、以下の態様を含む。
<1>
電池要素と、
前記電池要素を覆って封入するラミネートフィルムと、を有し、
前記ラミネートフィルムは端部同士が重ね合わされて内面が融着された融着部を有し、
前記ラミネートフィルムは前記融着部が形成された融着部側面と、前記融着部側面に対向する反対側面と、前記融着部側面及び前記反対側面に直交し、前記融着部側面及び前記反対側面よりも面積が大きい一対の主面と、を有し、
前記ラミネートフィルムは、前記融着部側面及び前記反対側面の少なくとも一方に凹凸形状を有する、ラミネート型電池。
<2>
前記ラミネートフィルムは、前記反対側面に前記凹凸形状を有する、<1>に記載のラミネート型電池。
<3>
前記ラミネートフィルムは、前記融着部側面及び前記反対側面の少なくとも一方に、一方の前記主面側から他方の前記主面側に向かって凹部と凸部とが繰り返される前記凹凸形状を有する、<1>又は<2>に記載のラミネート型電池。
<4>
前記ラミネートフィルムは、前記融着部側面及び前記反対側面の少なくとも一方の全面に前記凹凸形状を有する、<1>~<3>のいずれか1項に記載のラミネート型電池。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、電池の構造効率を高めることができるラミネート型電池を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の実施形態に係るラミネート型電池を例示する概略断面図である。
従来のラミネート型電池を例示する概略断面図である。
車両の要部を示す概略平面図である。
電池モジュールの概略斜視図である。
電池モジュールの上蓋を取り除いた状態の平面図である。
電池モジュールに収容された電池セルを厚み方向から見た概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<ラミネート型電池>
本開示の実施形態に係るラミネート型電池は、電池要素と、電池要素を覆って封入するラミネートフィルムと、を有する。ラミネートフィルムは端部同士が重ね合わされて内面が融着された融着部を有し、またラミネートフィルムは融着部が形成された融着部側面と、融着部側面に対向する反対側面と、融着部側面及び反対側面に直交し、融着部側面及び反対側面よりも面積が大きい一対の主面と、を有する。そして、ラミネートフィルムは、融着部側面及び反対側面の少なくとも一方に凹凸形状を有する。
(【0011】以降は省略されています)

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