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公開番号
2025025357
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-21
出願番号
2023130052
出願日
2023-08-09
発明の名称
SOC推定装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G01R
31/382 20190101AFI20250214BHJP(測定;試験)
要約
【課題】SOCの推定精度を向上できるSOC推定装置を提供する。
【解決手段】SOC推定装置において、第1推定部36は、充放電可能なバッテリ(補機バッテリ14)の電圧にもとづいて、当該バッテリのSOCの基準値を推定する。第2推定部38は、推定された基準値と、バッテリの電流の積算値とにもとづいて、当該バッテリのSOCの推定値を推定する。第1推定部36が基準値を推定する処理を実行中でない場合、バッテリの電圧は第1範囲内で制御される。第1推定部36が基準値を推定する処理を実行中の場合、バッテリの電圧は第2範囲内で制御され、当該第2範囲は、第1範囲の外にある特定範囲を含む。第1推定部36は、特定範囲内の値になったときのバッテリの電圧にもとづいて、基準値を推定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
充放電可能なバッテリの電圧にもとづいて、当該バッテリのSOCの基準値を推定する第1推定部と、
推定された前記基準値と、前記バッテリの電流の積算値とにもとづいて、当該バッテリのSOCの推定値を推定する第2推定部と、
を備え、
前記第1推定部が前記基準値を推定する処理を実行中でない場合、前記バッテリの電圧は第1範囲内で制御され、
前記第1推定部が前記基準値を推定する処理を実行中の場合、前記バッテリの電圧は第2範囲内で制御され、当該第2範囲は、前記第1範囲の外にある特定範囲を含み、
前記第1推定部は、前記特定範囲内の値になったときの前記バッテリの電圧にもとづいて、前記基準値を推定する、
ことを特徴とするSOC推定装置。
続きを表示(約 760 文字)
【請求項2】
前記第1範囲内では、前記バッテリのSOCの単位変化量あたりの電圧の変化量は所定値以下であり、
前記特定範囲内では、前記バッテリのSOCの単位変化量あたりの電圧の変化量は前記所定値より大きい、
ことを特徴とする請求項1に記載のSOC推定装置。
【請求項3】
所定の充放電制約がなく、かつ、前記第1推定部が前記基準値を推定する処理を実行中でない場合、前記バッテリの電圧は前記第1範囲内で制御され、
前記充放電制約がなく、かつ、前記第1推定部が前記基準値を推定する処理を実行中の場合、前記バッテリの電圧は前記第2範囲内で制御され、
前記充放電制約がある場合、前記バッテリの電圧は、前記第1範囲とは異なる第3範囲内で制御され、
前記第1推定部は、
前記充放電制約がない場合、前記特定範囲内の値になったときの前記バッテリの電圧にもとづいて前記基準値を推定し、
前記充放電制約がある場合、前記第3範囲内の前記バッテリの電圧にもとづいて前記基準値を推定する、
ことを特徴とする請求項1または2に記載のSOC推定装置。
【請求項4】
前記バッテリは、リチウムイオン電池であり、
前記バッテリは、ソーラーパネルにより発電された電力で充電される、
ことを特徴とする請求項1または2に記載のSOC推定装置。
【請求項5】
前記第1推定部は、
SOCの基準値の推定要求を受けると、前記基準値を推定する処理を開始し、
前記バッテリの電圧が前記特定範囲内の値になると、前記基準値を推定し、当該基準値を推定する処理を終了する、
ことを特徴とする請求項1または2に記載のSOC推定装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、SOC推定装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
車両等にリチウムイオン電池が搭載されている。特許文献1は、ステージが隣接する別のステージに切り替わるタイミングまで、または、切り替わるタイミングからステージに対応するステージ容量を測定し、基準容量及びステージ容量に基づいてリチウムイオン電池の満充電容量を推定する蓄電装置を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-139652号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
バッテリのSOC(State Of Charge:充電状態)は、測定されたバッテリの電圧と、予め取得されたバッテリのSOC-電圧特性とにもとづいて、推定可能である。しかし、リチウムイオン電池などでは、SOC-電圧特性は概ねフラットな領域を有する。バッテリは、このフラットな領域内で充放電制御されることがある。この領域では、電圧のわずかな変動でSOCは比較的大きく変動するため、SOCの推定精度が低下する可能性がある。
【0005】
本発明の目的は、SOCの推定精度を向上できるSOC推定装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明のある態様のSOC推定装置は、充放電可能なバッテリの電圧にもとづいて、当該バッテリのSOCの基準値を推定する第1推定部と、推定された前記基準値と、前記バッテリの電流の積算値とにもとづいて、当該バッテリのSOCの推定値を推定する第2推定部と、を備える。前記第1推定部が前記基準値を推定する処理を実行中でない場合、前記バッテリの電圧は第1範囲内で制御され、前記第1推定部が前記基準値を推定する処理を実行中の場合、前記バッテリの電圧は第2範囲内で制御され、当該第2範囲は、前記第1範囲の外にある特定範囲を含む。前記第1推定部は、前記特定範囲内の値になったときの前記バッテリの電圧にもとづいて、前記基準値を推定する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、SOCの推定精度を向上できるSOC推定装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態のソーラー充電システムの構成を概略的に示す図である。
図1の補機バッテリのSOC-電圧特性の一例を概略的に示す図である。
図3(a)~(c)は、第2制御モードの補機バッテリの充電動作を説明するための図である。
図4(a),(b)は、第2制御モードのポンピング動作を説明するための図である。
図5(a),(b)は、第1制御モードの動作を説明するための図である。
補機バッテリのSOCの基準値を推定する処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1は、実施の形態のソーラー充電システム1の構成を概略的に示す。ソーラー充電システム1は、図示しない電動車両に搭載される。電動車両は、例えば、動力源として電動モーターを使用する電気自動車(BEV:Battry Electric Vehicle)、ハイブリッド車(HEV:Hybrid Electric Vehicle)、プライグインハイブリッド車(PHEV:Plug-in Hybrid Electric Vehicle)、または燃料電池車(FCEV:Fuel Cell Electric Vehicle)などである。電動車両は、運転者が運転する車両であってもよいし、自動運転車両であってもよい。
【0010】
ソーラー充電システム1は、ソーラーパネル10、DC/DCコンバータ12、補機バッテリ14、補機16、双方向DC/DCコンバータ18、駆動用バッテリ20、および制御装置30を備える。
(【0011】以降は省略されています)
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