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公開番号2025024995
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-21
出願番号2023129418
出願日2023-08-08
発明の名称昇降機保守作業支援システム及び昇降機保守作業支援方法
出願人株式会社日立ビルシステム
代理人弁理士法人信友国際特許事務所
主分類A62B 35/00 20060101AFI20250214BHJP(人命救助;消防)
要約【課題】昇降機の高所作業が簡単な構成で安全に行えるようにする。
【解決手段】昇降機保守作業支援システムとして、昇降機の保守作業時に作業者が所持する携帯端末200と、昇降機の保守作業時に作業者が装着する照明装置101と、を備えたものに適用される。照明装置101は、点灯を検出する点灯検知センサと、点灯検知センサがライトの点灯を検出したとき、検知信号を送信する第1通信部と、を備える。携帯端末200は、第1通信部から送信された検知信号を受信する第2通信部と、第2通信部が検知信号を受信したとき、警告処理を行う警告処理部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
昇降機の保守作業時に作業者が所持する携帯端末と、
前記昇降機の保守作業時に前記作業者が装着する照明装置と、を備えた昇降機保守作業支援システムにおいて、
前記照明装置は、
当該照明装置の点灯を検出する点灯検知センサと、
前記点灯検知センサが点灯を検出したとき、検知信号を送信する第1通信部と、を備え、
前記携帯端末は、
前記第1通信部から送信された検知信号を受信する第2通信部と、
前記第2通信部が検知信号を受信したとき、警告処理を行う警告処理部と、を備える
昇降機保守作業支援システム。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
さらに、前記携帯端末は、端末自身の高さを検知する気圧センサを備え、
前記携帯端末で作業場所への入館操作又は作業開始操作を行ったときの前記気圧センサの検知高さと、前記第2通信部が前記検知信号を受信したときの前記気圧センサの検知高さに、予め設定したしきい値以上の差がある場合に、前記警告処理部が警報処理を行う
請求項1に記載の昇降機保守作業支援システム。
【請求項3】
前記携帯端末は、画像撮影部と、前記画像撮影部が撮影した画像を分析する画像分析部と、を備え、
前記警告処理部が警告処理を開始した後、前記画像撮影部で撮影した画像を前記画像分析部が分析して、安全確保が行われていることを検知したとき、前記警告処理部での警告処理を停止する
請求項2に記載の昇降機保守作業支援システム。
【請求項4】
前記画像撮影部が撮影した画像又は前記画像分析部での分析結果を、予め登録された管理者端末又はサーバに送信する
請求項3に記載の昇降機保守作業支援システム。
【請求項5】
前記画像分析部での安全確保が行われていることの検知は、安全帯のフックが画像内に映っていることの検知である
請求項3に記載の昇降機保守作業支援システム。
【請求項6】
前記点灯検知センサは、前記照明装置の点灯に伴った照度を検知する照度センサである
請求項1に記載の昇降機保守作業支援システム。
【請求項7】
前記照明装置は、ヘルメットの正面に装着され、
前記照度センサとして、前記照明装置の近傍の照度を検出する正面側照度センサと、前記ヘルメットの背面の照度を検出する背面側照度センサと、を備え、
前記正面側照度センサが検出した照度と、前記背面側照度センサが検出した照度との差がしきい値以上であるとき、前記第1通信部が前記検知信号を送信する
請求項6に記載の昇降機保守作業支援システム。
【請求項8】
前記点灯検知センサは、前記照明装置の点灯に伴った電流を検知する電流センサである
請求項1に記載の昇降機保守作業支援システム。
【請求項9】
作業者が携帯端末を所持すると共に照明装置を装着して、昇降機の保守作業を行う場合の作業者を支援する昇降機保守作業支援方法であって、
当該照明装置に内蔵されたライトの点灯を検出する点灯検知処理と、
前記点灯検知処理で前記ライトの点灯を検出したとき、検知信号を前記携帯端末に送信する送信処理と、
前記検知信号を前記携帯端末で受信する受信処理と、
前記受信処理で検知信号を受信したとき、警告を出力する警告処理と、を含む
昇降機保守作業支援方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、昇降機保守作業支援システム及び昇降機保守作業支援方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
エレベーターなどの昇降機の保守作業を行う際には、作業員が乗りかごの上部などに乗って、昇降路内で作業を行うことがある。このような昇降路内での作業は、高所作業であるため、作業者は、安全帯と称される墜落制止用器具を体に装着し、安全帯のフックを所定の装着場所に引っ掛けて、墜落事故を防止した上で作業を行う必要がある。
基本的に、昇降路内での高所作業時には、安全帯の使用が必須であるが、安全帯の装着やフックの引っ掛けは、作業員に任されている。
【0003】
特許文献1には、安全帯のフックの引っ掛けを検知して接触信号を生成し、接触信号が生成されない状況のとき警報を出力して、高所作業での安全帯使用忘れを防止する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-402号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載された技術によると、警報の出力により作業者は安全帯の装着忘れを検知できるので、安全帯の装着忘れを防止することができる。
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、安全帯は、フックでの引っ掛けを検知して接触信号を生成する構成になっているため、高価な専用品が必要であるという問題がある。また、安全帯のフックが接触信号を生成するためには、安全帯に電源を内蔵させる必要があり、電池切れなどの際には適切に作動しないという問題も起こり得る。
【0006】
本発明は、かかる点に鑑み、昇降機の高所作業が簡単な構成で安全に行える昇降機保守作業支援システム及び昇降機保守作業支援方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、例えば請求の範囲に記載の構成を採用する。
本願は、上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、昇降機保守作業支援システムとして、昇降機の保守作業時に作業者が所持する携帯端末と、昇降機の保守作業時に作業者が装着する照明装置と、を備えたものに適用される。
構成としては、照明装置は、照明装置の点灯を検出する点灯検知センサと、点灯検知センサが点灯を検出したとき、検知信号を送信する第1通信部と、を備え、携帯端末は、第1通信部から送信された検知信号を受信する第2通信部と、第2通信部が検知信号を受信したとき、警告処理を行う警告処理部と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、簡単な構成で、作業者が昇降機の作業を実行する際に、作業者に対して安全対策がとられているか等を確実に警告することができる。すなわち、昇降機の高所作業時には、昇降路内などの暗所で作業を行うため、照明装置を点灯させる必要がある。そして、照明装置の点灯の検知で警告音を出力することで、作業開始時に確実に警告音を出力させることができる。
したがって、本発明によれば、警告音により作業者に安全帯のフックの装着などの安全対策を実行させることができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施の形態例による昇降機保守作業支援システムの概略構成を示す図である。
本発明の一実施の形態例による昇降機保守作業支援システムの例を示す構成図である。
本発明の一実施の形態例による昇降機保守作業支援システムで使用する作業者用端末の例を示す構成図である。
本発明の一実施の形態例による昇降機保守作業支援システムで保守作業実行時の手順の例を示すフローチャート(前半)である。
本発明の一実施の形態例による昇降機保守作業支援システムで保守作業実行時の手順の例を示すフローチャート(後半:図4の続き)である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の一実施の形態例(以下、「本例」と称する)による昇降機保守作業支援システム及び昇降機保守作業支援方法を、添付図面を参照して説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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