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公開番号
2025024838
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-21
出願番号
2023129168
出願日
2023-08-08
発明の名称
情報処理装置、情報処理方法及び情報処理用プログラム
出願人
パイオニア株式会社
代理人
弁理士法人インテクト国際特許事務所
,
個人
主分類
G01C
21/26 20060101AFI20250214BHJP(測定;試験)
要約
【課題】ユーザに現在位置を認識させるために、所定範囲内にある地物の名称を音声案内する場合において、ユーザにとって土地鑑のある地域では地物の名称を出力することが役立ちやすいが、土地鑑のない地域では地物の名称を出力することは役立ちにくく、却ってユーザの負担を増やしてしまう場合がある。また、ユーザにとって土地鑑のない地域では、所定範囲内にある地物についてユーザがその地物の名称とその地物種別を知りたい場合があり、地物の名称とその地物種別を出力することが好ましい場合がある一方で、土地鑑のある地域では地物の名称に加えて地物種別まで出力するとユーザが煩わしさを感じてしまうという問題もある。
【解決手段】地物の名称を音出力部から出力させる際に、ユーザの現在位置又は地物の位置の少なくとも何れか一方が、ユーザが移動に慣れた地域内に位置するか否かに応じて、地物の名称の出力の仕方を異ならせて出力させる。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
ユーザに対して、音出力部から前記ユーザの現在位置の所定範囲内の地物に関する地物情報の少なくとも一部を出力させる情報処理装置であって、
前記現在位置又は前記地物の位置の少なくとも何れか一方が、前記ユーザが移動に慣れた地域内に位置するか否かを判定する判定部と、
前記地物情報に含まれる前記地物の名称を前記音出力部から出力させる際に、前記判定部により前記現在位置又は前記地物の位置の少なくとも何れか一方が前記移動に慣れた地域内に位置すると判定されたか否かに応じて、前記地物の名称の出力の仕方を異ならせて出力させる制御部と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。
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【請求項2】
請求項1に記載の情報処理装置であって、
前記制御部は、前記判定部により前記現在位置又は前記地物の位置の少なくとも何れか一方が前記移動に慣れた地域内に位置すると判定された場合に、前記地物の名称を含む前記地物情報を出力させ、前記判定部により前記現在位置又は前記地物の位置の少なくとも何れか一方が前記移動に慣れた地域内に位置しないと判定された場合に、前記地物の名称を含まない前記地物情報を出力させることを特徴とする情報処理装置。
【請求項3】
請求項1に記載の情報処理装置であって、
前記制御部は、前記判定部により前記現在位置又は前記地物の位置の少なくとも何れか一方が前記移動に慣れた地域内に位置すると判定された場合に、前記地物の名称を含む前記地物情報を出力させ、前記判定部により前記現在位置又は前記地物の位置の少なくとも何れか一方が前記移動に慣れた地域内に位置しないと判定された場合に、前記地物の名称を出力する際の重要度を前記現在位置が前記移動に慣れた地域内に位置する場合の前記重要度よりも低下させて前記地物の名称を含む前記地物情報を出力させることを特徴とする情報処理装置。
【請求項4】
請求項1に記載の情報処理装置であって、
前記制御部は、前記判定部により前記現在位置又は前記地物の位置の少なくとも何れか一方が前記移動に慣れた地域内に位置すると判定された場合に、前記地物の名称を含み、当該地物の種別を含まない前記地物情報を出力させ、前記判定部により前記現在位置又は前記地物の位置の少なくとも何れか一方が前記移動に慣れた地域内に位置しないと判定された場合に、前記地物の名称、及び当該地物の種別を含む前記地物情報を出力させることを特徴とする情報処理装置。
【請求項5】
請求項1乃至4の何れか一項に記載の情報処理装置であって、
前記制御部は、前記ユーザの現在位置を基準として、前記地物情報を出力する前記地物の方向又は前記地物までの距離の少なくとも何れか一方を、前記地物情報とともに出力させることを特徴とする情報処理装置。
【請求項6】
請求項3に記載の情報処理装置であって、
前記制御部は、前記重要度が高いほど、前記地物情報を出力する際に読み上げ速度を遅くすることを特徴とする情報処理装置。
【請求項7】
請求項1乃至4及び6の何れか一項に記載の情報処理装置であって、
前記ユーザの所定地域への訪問回数又は前記ユーザの前記所定地域での滞在時間の少なくとも何れかを含む履歴情報に基づいて、前記ユーザが移動に慣れた地域を特定する特定手段を更に備え、
前記判定手段は、前記特定手段が特定した前記ユーザが移動に慣れた地域内に、前記現在位置が位置するか否かを判定することを特徴とする情報処理装置。
【請求項8】
請求項1に記載の情報処理装置であって、
経路案内を行う経路案内部を更に備え、
前記制御部は、前記経路案内を行う際の目印としての前記地物に関する前記地物情報に含まれる前記地物の名称を前記音出力部から出力させる際に、前記判定部により前記現在位置又は前記地物の位置の少なくとも何れか一方が前記移動に慣れた地域内に位置すると判定されたか否かに応じて、前記地物の名称の出力の仕方を異ならせて出力させることを特徴とする情報処理装置。
【請求項9】
ユーザに対して、音出力部から前記ユーザの現在位置の所定範囲内の地物に関する地物情報の少なくとも一部を出力させる情報処理装置による情報処理方法であって、
前記現在位置又は前記地物の位置の少なくとも何れか一方が、前記ユーザが移動に慣れた地域内に位置するか否かを判定する判定工程と、
前記地物情報に含まれる前記地物の名称を前記音出力部から出力させる際に、前記判定部により前記現在位置又は前記地物の位置の少なくとも何れか一方が前記移動に慣れた地域内に位置すると判定されたか否かに応じて、前記地物の名称の出力の仕方を異ならせて出力させる制御工程と、
を含むことを特徴とする情報処理方法。
【請求項10】
ユーザに対して、音出力部から前記ユーザの現在位置の所定範囲内の地物に関する地物情報の少なくとも一部を出力させる情報処理装置に含まれるコンピュータを、
前記現在位置又は前記地物の位置の少なくとも何れか一方が、前記ユーザが移動に慣れた地域内に位置するか否かを判定する判定部、
前記地物情報に含まれる前記地物の名称を前記音出力部から出力させる際に、前記判定部により前記現在位置又は前記地物の位置の少なくとも何れか一方が前記移動に慣れた地域内に位置すると判定されたか否かに応じて、前記地物の名称の出力の仕方を異ならせて出力させる制御部、
として機能させることを特徴とする情報処理用プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本願は、ユーザに対して所定範囲内にある地物に関する地物情報を出力させる情報処理装置等の技術分野に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、ナビゲーション装置から出力される音声が一定の速度、一定の音量であると重要な情報をユーザが聞き流してしまう場合があった。これに対して、特許文献1には、音声合成の対象とするテキスト情報の種類、内容に基づいて音声の速度や音量を適宜変更するといった音声出力の仕方を異ならせる技術が開示されている。これにより、例えば、経路案内情報や交通情報を読み上げる場合に、距離あるいは地名(固有名称)などをゆっくり大きく発音することでユーザが情報を取得しやすくなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-98695号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、ユーザに現在位置を把握させるために、現在位置の把握の基準となりやすいユーザの所定範囲内にある地物の名称(ラーメン屋さんの店名など)を音声案内する場合において、ユーザにとって土地鑑のある地域(以下、「土地鑑地域」という)内では地物の名称を出力することは現在位置の把握に役立ちやすいが、土地鑑のない土地鑑地域外では地物の名称を出力することは現在位置の把握に役立ちにくく、却ってユーザの聞き取りに係る負担を増やしてしまうという問題がある。
【0005】
一方で、ユーザにとって土地鑑地域外においては、ユーザの所定範囲内にある地物についてユーザがその地物の名称とその地物種別を知りたいという知識欲がある場合があり、地物の名称とその地物種別を音声出力することが好ましい場合がある一方で、土地鑑地域内においては地物の名称に加えて地物種別まで音声出力するとユーザが煩わしさを感じてしまうという問題もある。
【0006】
そこで、本発明は、こうした問題の一例に鑑み、何れかの問題を解決することができる情報処理装置等を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1に記載の発明は、ユーザに対して、音出力部から前記ユーザの現在位置の所定範囲内の地物に関する地物情報の少なくとも一部を出力させる情報処理装置であって、前記現在位置又は前記地物の位置の少なくとも何れか一方が、前記ユーザが移動に慣れた地域内に位置するか否かを判定する判定部と、前記地物情報に含まれる前記地物の名称を前記音出力部から出力させる際に、前記判定部により前記現在位置又は前記地物の位置の少なくとも何れか一方が前記移動に慣れた地域内に位置すると判定されたか否かに応じて、前記地物の名称の出力の仕方を異ならせて出力させる制御部と、を備えることを特徴とする。
【0008】
請求項9に記載の発明は、ユーザに対して、音出力部から前記ユーザの現在位置の所定範囲内の地物に関する地物情報の少なくとも一部を出力させる情報処理装置による情報処理方法であって、前記現在位置又は前記地物の位置の少なくとも何れか一方が、前記ユーザが移動に慣れた地域内に位置するか否かを判定する判定工程と、前記地物情報に含まれる前記地物の名称を前記音出力部から出力させる際に、前記判定部により前記現在位置又は前記地物の位置の少なくとも何れか一方が前記移動に慣れた地域内に位置すると判定されたか否かに応じて、前記地物の名称の出力の仕方を異ならせて出力させる制御工程と、を含むことを特徴とする。
【0009】
請求項10に記載の発明は、ユーザに対して、音出力部から前記ユーザの現在位置の所定範囲内の地物に関する地物情報の少なくとも一部を出力させる情報処理装置に含まれるコンピュータを、前記現在位置又は前記地物の位置の少なくとも何れか一方が、前記ユーザが移動に慣れた地域内に位置するか否かを判定する判定部、前記地物情報に含まれる前記地物の名称を前記音出力部から出力させる際に、前記判定部により前記現在位置又は前記地物の位置の少なくとも何れか一方が前記移動に慣れた地域内に位置すると判定されたか否かに応じて、前記地物の名称の出力の仕方を異ならせて出力させる制御部、として機能させることを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態における情報処理装置100の構成例を示すブロック図である。
本実施例におけるスマートフォン400の構成例を示すブロック図である。
本実施例における地物テーブル430の一例を示す図である。
本実施例における土地鑑地域テーブル440の一例を示す図である。
本実施例におけるスマートフォン400による音声出力処理の一例を示すフローチャートである。
本実施例におけるスマートフォン400による地物特定処理の一例を示すフローチャートである。
変形例1におけるスマートフォン400による音声出力処理の一例を示すフローチャートである。
変形例2におけるスマートフォン400による音声出力処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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