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公開番号
2025024296
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-20
出願番号
2023128309
出願日
2023-08-07
発明の名称
端子挿入装置
出願人
矢崎総業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01R
43/20 20060101AFI20250213BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】把持した端子の左右方向一方側への変位を阻害し難いチャック手段を備えた端子挿入装置を提供することを目的とする。
【解決手段】端子挿入装置1は、端子付き電線2の端子21をキャビティ4に挿入する装置であって、端子21を把持する端子チャック5を備える。端子チャック5は、左右方向Yに所定幅を有する上端子チャック51と、左右方向Yに所定幅を有し上端子チャック51に対して上下方向Zに相対変位可能な下端子チャック52と、を備えている。上端子チャック51の左右方向Y一方側には、上把持面56が設けられ、下端子チャック52の左右方向Y一方側には、下把持面60が設けられている。端子チャック5の左右方向Y一方側に偏心した位置で上把持面56と下把持面60とにより挟まれて端子21が把持される。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
端子付き電線の端子をキャビティに挿入する端子挿入装置であって、
前記端子を把持する端子チャックを備え、
前記端子チャックは、左右方向に所定幅を有する上側本体部と、前記左右方向に所定幅を有し前記上側本体部に対して上下方向に相対変位可能に設けられた下側本体部と、を備え、
前記上側本体部の前記左右方向一方側には、前記端子の上側部分に当接する上把持部が設けられ、
前記下側本体部の前記左右方向一方側には、前記上把持部と前記上下方向に対向し前記端子の下側部分に当接する下把持部が設けられ、
前記端子チャックの前記左右方向一方側に偏心した位置で前記上把持部と前記下把持部とにより挟まれて前記端子が把持されることを特徴とする端子挿入装置。
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【請求項2】
前記端子には、前記端子の挿入方向に延びて前記端子が設けられる電線の芯線を加締める芯線加締め部が設けられ、
前記上把持部は、前記左右方向に延びる第1上板部と、前記第1上板部の前記左右方向一方側から前記端子の挿入方向に延びる第2上板部と、を備え、
前記第2上板部の下面は、前記芯線加締め部の上面に当接する上把持面を構成し、
前記下把持部は、前記左右方向に延びる第1下板部と、前記第1下板部の前記左右方向一方側から前記端子の挿入方向に延びる第2下板部と、を備え、
前記第2下板部の上面は、前記芯線加締め部の下面に当接する下把持面を構成していることを特徴とする請求項1に記載の端子挿入装置。
【請求項3】
前記芯線加締め部の上面および下面のうちの一方には、上下方向内方に凹む凹部が設けられ、
前記上把持部および前記下把持部のうち前記凹部に対して前記上下方向に対向する部分を備える一方には、前記凹部に嵌合する凸部が設けられ、
前記上把持部および前記下把持部のうち前記凸部が設けられない他方には、前記芯線加締め部の前記上面および前記下面のうち前記凹部が設けられない他方の外形に沿った形状の受け部が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の端子挿入装置。
【請求項4】
前記端子チャックは、前記左右方向を隣接方向として隣接し、前記上把持部および前記下把持部が隣接方向内方に位置するように左右対称となる向きで一対設けられ、
一対の前記端子チャックのうち、一の端子チャックは、複数の前記端子のうち一の端子を把持し、一対の前記端子チャックのうち、他の端子チャックは、複数の前記端子のうち他の端子を把持し、
一対の前記端子チャックの各々は、前記端子の挿入方向に直交する仮想的な面の面内で任意の方向にそれぞれ独立して変位可能に設けられていることを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の端子挿入装置。
【請求項5】
前記一の端子と前記他の端子とは、前記端子の挿入方向に延びて前記左右方向を隣接方向として隣接し、
前記一の端子チャックの前記隣接方向内方の端縁から前記他の端子チャックの前記隣接方向内方の端縁までの最短距離は、前記一の端子の前記隣接方向内方の端縁から前記他の端子の前記隣接方向内方の端縁までの最短距離よりも大きいことを特徴とする請求項4に記載の端子挿入装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、端子挿入装置に関する。
続きを表示(約 3,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、端子付き電線の端子を、ハウジングに設けられたキャビティに挿入する端子挿入装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の端子挿入装置は、内方に突出する爪部を有する左右一対の端子チャックを備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5619587号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述した端子挿入装置では、複数の端子の各々を、ハウジングに設けられた対応するキャビティにまとめて挿入することが行われている。この場合には、上述した一対の端子チャックは複数組用意されることとなり、一組の端子チャックで一の端子が把持され、他の組の端子チャックで他の端子が把持される。そして、把持された一の端子および他の端子は、ハウジングに設けられたキャビティのうち、対応するキャビティの各々に挿入される。この際、例えば、キャビティが左右方向に隣接していた場合には、端子挿入装置は、一組の端子チャックと他の組の端子チャックを左右方向に変位させ、一の端子と他の端子の左右方向における離間距離(ピッチ)を、左右方向に隣接するキャビティの離間距離に合わせて変更する。しかしながら、上述の従来の端子挿入装置では、左右一対の端子チャックで端子を把持する構造上、端子チャックに把持された一の端子と他の端子を左右方向に接近させると、隣接方向内方側の端子チャック同士が互いに干渉し一の端子と他の端子を接近させることができないことがある。
【0005】
本発明の目的は、把持した端子の左右方向一方側への変位を阻害し難いチャック手段を備えた端子挿入装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決し目的を達成するために、端子挿入装置は、端子付き電線の端子をキャビティに挿入する端子挿入装置であって、前記端子を把持する端子チャックを備え、前記端子チャックは、左右方向に所定幅を有する上側本体部と、前記左右方向に所定幅を有し前記上側本体部に対して上下方向に相対変位可能に設けられた下側本体部と、を備え、前記上側本体部の前記左右方向一方側には、前記端子の上側部分に当接する上把持部が設けられ、前記下側本体部の前記左右方向一方側には、前記上把持部と前記上下方向に対向し前記端子の下側部分に当接する下把持部が設けられ、前記端子チャックの前記左右方向一方側に偏心した位置で前記上把持部と前記下把持部とにより挟まれて前記端子が把持されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、把持した端子の左右方向一方側への変位を阻害し難いチャック手段を備えた端子挿入装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
一実施形態に係る端子挿入装置を示す斜視図。
図1に示す端子挿入装置の要部拡大図。
(A)は、端子挿入装置に設けられる端子チャックの斜視図であり、(B)は端子チャックの正面図。
(A)は、図3(B)における端子チャックの要部拡大図であり、(B)は、凸部および受け部を有さない端子チャックの概略図。
(A)は、端子挿入装置に設けられる電線チャックの斜視図であり、(B)は、電線チャックの正面図。
初期状態にある端子付き電線の把持位置に向かって第1ヘッドと第2ヘッドが移動した状態の端子挿入装置を示す斜視図。
初期状態にある端子付き電線の芯線加締め部を端子チャックが把持した状態の端子挿入装置を示す斜視図。
右側から端子の把持位置に向かって進入を開始した端子チャックを示す斜視図。
端子の把持位置に移動完了した端子チャックを示す斜視図。
端子の把持が完了した端子チャックを示す斜視図。
狭ピッチで隣接する端子付き電線の端子を把持した端子チャックを示す斜視図。
(A)は、サイズの小さい芯線加締め部を把持した端子チャックの概略図であり、(B)は、サイズの大きい芯線加締め部を把持した端子チャックの概略図。
芯線加締め部を把持した端子チャックの側面図。
図11における状態の端子チャックの正面図。
初期状態にある端子付き電線の電線端末部を電線チャックが把持した様子を示す斜視図。
右側から電線端末部の把持位置に向かって進入を開始した電線チャックを示す斜視図。
電線端末部の把持位置に移動完了した電線チャックを示す斜視図。
電線端末部の把持が完了した電線チャックを示す斜視図。
狭ピッチで隣接する端子付き電線の電線端末部を把持した電線チャックを示す斜視図。
(A)は、サイズの小さい電線端末部を把持した電線チャックの正面図であり、(B)は、サイズの大きい電線端末部を把持した電線チャックの正面図。
第1ヘッドと第2ヘッドが挿入位置に移動した状態の端子挿入装置を示す斜視図。
図21に示す挿入位置とは異なる挿入位置に第1ヘッドと第2ヘッドが移動した状態の端子挿入装置を示す斜視図。
図20および図21に示す挿入位置とは異なる挿入位置に第1ヘッドと第2ヘッドが移動した状態の端子挿入装置を示す斜視図。
(A)~(D)は、キャビティに対する端子の挿入パターンのバリエーションの一例を示す概念図。
キャビティに対して端子を一次挿入している状態の端子挿入装置を示す斜視図。
端子チャックが退避した状態の端子挿入装置を示す斜視図。
キャビティに対して端子を二次挿入し、その後引張確認を行っている状態の端子挿入装置を示す斜視図。
電線チャックを解放した状態の端子挿入装置を示す斜視図。
端子の挿入が完了した状態の端子挿入装置を示す斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、端子挿入装置の一実施形態について説明する。図1は、一実施形態に係る端子挿入装置1を示す斜視図である。本実施形態の端子挿入装置1は、一例として、車両等に搭載されるワイヤーハーネスを製造するための装置の一つであり、端子付き電線2の端子21を、ハウジング3のキャビティ4に挿入するための装置である。本実施形態では、端子挿入装置1は、フレーム10上で所定の保持具14に保持された複数個の端子21のうち、一の端子21と他の端子21とを、独立して把持および移動させる工程に用いられる。また、端子挿入装置1は、把持および移動させた各端子21を、ハウジング3に複数設けられたキャビティ4のうち対応するキャビティ4の各々にまとめて挿入する工程に用いられる。
【0010】
なお、図において、端子21の挿脱方向(挿入方向)を「前後方向X」と記し、前後方向Xの一方を「前側X1」、他方を「後側X2」と記す。また、前後方向Xに直交する方向の一つを「左右方向Y」と記し、左右方向Yの一方を「左側Y1」、他方を「右側Y2」と記す。また、端子挿入装置1の高さ方向を「上下方向Z」と記し、上下方向Zの一方を「上側Z1」、他方を「下側Z2」と記す。これらの定義はあくまでも説明の便宜のためのものであり、必ずしも端子挿入装置1の実際の使用状態における前後、左右、上下と一致するとは限らず、各方向を限定するものではない。以下、端子挿入装置1に把持される対象となる端子付き電線2と、端子付き電線2の挿入先であるハウジング3と、について説明した後、端子挿入装置1の各部位について説明を行う。
(【0011】以降は省略されています)
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