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公開番号
2025023908
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-19
出願番号
2024125665
出願日
2024-08-01
発明の名称
牽引装置
出願人
個人
代理人
スプリング弁理士法人
主分類
A61F
5/042 20060101AFI20250212BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】人間工学に基づく快適性に配慮した牽引装置を提供する。
【解決手段】ベッドフレーム、及び前記ベッドフレーム上に設けられる床板を含む牽引装置であって、前記床板は4つの床板ブロックを含み、第一床板ブロックは、移動可能であり、人間工学に基づいた頚椎クッション、人体の頭部を完全に覆う頭型固定部材、及び下顎固定バンドが設けられており、第二床板ブロックは、固定され、頚椎を伸張する反力を提供する肩部ストッパーを含む使用者の体形に応じて調整ができる複数のストッパー、及び胸椎及び腰椎を伸張する反力を提供する腋下ストッパー軸が設けられており、第三床板ブロックは、移動可能であり、人間工学に基づいた腰部クッション及び使用者の体形に応じて調整できる腸骨ストッパーが設けられており、及び第四床板ブロックは、移動可能であり、上部部材及び下部部材で構成される複数の足部固定部材が設けられている、牽引装置。
【選択図】図12
特許請求の範囲
【請求項1】
ベッドフレーム、及び前記ベッドフレーム上に設けられる床板を含む牽引装置であって、
前記床板は、4つの床板ブロックを含み、それぞれ第一床板ブロック、第二床板ブロック、第三床板ブロック及び第四床板ブロックであり、
前記第一床板ブロックは、両側にスライドレールを設けることにより移動可能であり、前記第一床板ブロック上には、頚椎クッションと、頭型固定部材と、が設けられており、
前記頚椎クッションは、人体の頚部を乗せるものであり、弾性材料で構成され、且つ前記頚椎クッションの曲面は人体の頚椎に対応する曲率を有し、
前記頭型固定部材は、人体の頭部を完全に覆うものであって、前記頭型固定部材の本体は弾性材料で覆われた鉄板で構成され、且つ前記頭型固定部材の左下端及び右下端はそれぞれ鉄片で前記第一床板ブロックに固定され、前記頭型固定部材はバンドで使用者の額を固定し、左外側及び右外側にそれぞれ密着部が設けられ、下顎固定バンドの両端はそれぞれ前記密着部に接続され、
前記第二床板ブロックは固定され、前記第二床板ブロック上には、複数の肩部ストッパーと、複数の腋下ストッパー軸と、が設けられており、
前記肩部ストッパーは、頚椎を伸張する反力を提供するものであり、前記肩部ストッパーは弾性材料で覆われた鉄板で構成され、前記肩部ストッパーは回転軸シャフトの形式で前記第二床板ブロックに設けられ、前記肩部ストッパーは人体の肩と首の曲率に適合するように、25度前方に傾斜しており、
非使用状態時には、前記肩部ストッパーは下方に平行に収納され、使用状態時には、前記肩部ストッパーは上方に回して人体の肩部の上端を支えることができ、前記床板の幅方向と平行にスライドさせることができ、人体の肩幅に応じて肩峰の適切な位置に調整した後に固定され、
前記腋下ストッパー軸は、胸椎及び腰椎を伸張する反力を提供するものであり、前記腋下ストッパー軸は弾性材料で覆われた鉄軸で構成され、それぞれ人体の両側の腋下に固定され、前記腋下ストッパー軸はシャフトの形式で設けられ、
非使用状態時には、前記腋下ストッパー軸は下方に平行に収納され、使用状態時には、前記腋下ストッパー軸は上方に回して人体の腋下を支えることができ、前記床板の幅方向と平行に左右にスライドさせることができ、人体の腋下の幅に応じて適切な位置に調整した後に固定され、
前記第三床板ブロックは、両側にスライドレールを設けることにより移動可能であり、前記第三床板ブロック上には、腰部クッションと、複数の腸骨ストッパーと、が設けられており、
前記腰部クッションは、人体の腰部を乗せるものであり、人体の腰椎に対応する曲率を有し、
前記腸骨ストッパーは、弾性材料で覆われた鉄板で構成され、それぞれ人体の両側の腸骨稜上縁を固定するためのものであり、前記腸骨ストッパーはシャフトの形式で設けられ、5度前方に傾斜している設計であり、非使用状態時には、前記腸骨ストッパーは下方に平行に収納され、使用時には、前記腸骨ストッパーを上方に回し、使用者の体形に応じて適切な位置に調整した後に固定されて設けられ、
前記第四床板ブロックは、両側にスライドレールを設けることにより移動可能であり、前記第四床板ブロック上には、複数の足部固定部材が設けられており、
前記足部固定部材は、人体の両足を覆うものであり、上部部材及び下部部材を有し、前記上部部材は人体の足背の曲率に応じて製造され、前記下部部材は人体の足首後部の曲率に応じて製造され、2つの前記上部部材間は接続部品で互いに接続され、2つの前記下部部材は別の接続部品で互いに接続され、前記上部部材及び前記下部部材は使用者の両足の形状に応じて前記接続部品を調整できる、
ことを特徴とする牽引装置。
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【請求項2】
前記腋下ストッパー軸及び/又は前記腸骨ストッパーは、いずれもリードスクリューハンドル及びリードスクリューで構成されるシャフトの方式で設けられる、請求項1に記載の牽引装置。
【請求項3】
前記第一床板ブロックの前端、前記第三床板ブロックの後端及び前記第四床板ブロックの後端には、それぞれ電子伸張設備に接続されるフックリングが設けられ、
使用者の伸張部位の必要に応じて、前記電子伸張設備は対応するフックリングに接続され、前記電子伸張装置が前記床板ブロックを牽引して人体に対して前記人体方向と平行に、前記第二床板ブロックを中心として離れる方向にそれぞれ伸張を行う時に、前記肩部ストッパー及び/又は前記腸骨ストッパー、前記腋下ストッパー軸及び前記足部固定部材が反力を提供し、前記牽引装置が前記人体の頚椎、胸椎、腰椎、骨盤下肢部に対して伸張を行う、請求項1に記載の牽引装置。
【請求項4】
前記頚椎クッションは、両側が高く、内側に向かって徐々に凹む湾曲構造であり、その両側から中央の凹んだ部分にかけて22~24度の頚椎の生理的曲率を有する、請求項1に記載の牽引装置。
【請求項5】
前記腰部クッションは、両側が低く、内側に向かって徐々に隆起する湾曲構造であり、その両側から中央の隆起した部分にかけて人体の腰椎に対応する26度の曲率を有する、請求項1に記載の牽引装置。
【請求項6】
前記腸骨ストッパーは、腸骨稜上縁に基づいた構造であり、5度前方に傾斜している設計で設けられる、請求項1に記載の牽引装置。
【請求項7】
前記電子伸張設備が、前記第一床板ブロックの前端のフックリングに接続され、人体の頚椎を直線的に牽引し伸張を行う、又は
前記電子伸張設備が、前記第一床板ブロックの前端のフックリング及び前記第三床板ブロックの後端のフックリングに接続され、同時に人体の頚椎及び胸椎、腰椎を直線的に牽引し伸張を行う、又は
前記電子伸張設備が、前記第一床板ブロックの前端のフックリング、前記第四床板ブロックの後端のフックリング及び前記第三床板ブロックの後端のフックリングに接続され、同時に人体の頚椎、胸椎、腰椎及び骨盤下肢部を直線的に牽引し伸張を行う、請求項3に記載の牽引装置。
【請求項8】
前記電子伸張設備が、前記第三床板ブロックの後端のフックリングに接続され、人体の胸椎、腰椎を直線的に牽引し伸張を行う、又は
前記電子伸張設備が、前記第三床板ブロックの後端のフックリング及び前記第四床板ブロックの後端のフックリングに接続され、同時に人体の胸椎、腰椎及び骨盤下肢部を直線的に牽引し伸張を行う、請求項3に記載の牽引装置。
【請求項9】
前記電子伸張設備が、前記第四床板ブロックの後端のフックリングに接続され、人体の骨盤下肢部を直線的に牽引し伸張を行う、請求項3に記載の牽引装置。
【請求項10】
前記第一床板ブロック、前記第三床板ブロック及び前記第四床板ブロックのうち任意の2つの前記床板ブロック間において、電動ポンプにより油圧ロッドを上下に制御し、連動ロッドを前後に連動させて伸張させ、前記連動ロッドは二段式であり、二段ロッドの接続部分は伸縮器で接続し、異なる身長の使用者に対応するためのものであり、伸縮器の締緩を調整することにより、床板を効果的に伸張できる位置に設け、人体の頚椎、胸椎、腰椎、骨盤下肢部を直線的に牽引し伸張を行うために、使用者が必要に応じて前記油圧ロッドの上下移動を調整できることを含む、
ことを特徴とする請求項1~9のいずれか1項に記載の牽引装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は人体の牽引装置に関するものであり、特に、使用者の体形に応じて構成部品の設置を柔軟に調整でき、使用者の必要に応じて、同時に人体の頚椎、胸椎、腰椎、骨盤下肢部のいずれか一つの部位又は複数の部位を直線的に牽引できる牽引装置に関するものである。
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【背景技術】
【0002】
既存の頚椎又は腰椎の牽引装置は、主に座位式と仰臥位式の二種類に分けられる。しかし、各使用者の体形の違いを考慮していない、及び装置の構成部品が人間工学に基づいていない状況では、使用者の快適性の要求を満たせないばかりか、牽引リハビリの過程で体形と牽引装置を適切に合わせることができず、二次的な怪我を引き起こす可能性がある。
【0003】
この他、人間の骨格構造は複雑であるため、ある部位に問題が発生すると、その他の部位の痛みや病変が生じる原因になることが多い。既存の牽引装置は、人体の特定のある部位に対する伸張機能しか有していないため、使用者が2つ以上の部位に不調を感じる場合、2倍以上の時間を費やし異なる器具を用いて、それぞれの患部を牽引する必要がある。また、さらに先行技術の牽引装置は構造が複雑であり、使用には厳しい訓練を受けた専門家による操作やリハビリ状態の評価が必要であるため、リハビリ過程が煩雑で時間がかかり、安全性への懸念もあるほか、費用もかかる。
【0004】
上記の問題を解決するために、本発明は、人間工学に基づいた各種構成部品を有し、使用者の不快感を軽減するため、一部の構成部品は弾性を有する材料で構成され、さらに使用者の体形に応じて構成部品の位置や開閉角度を調整し、伸張過程での二次的な怪我を防止することができる、牽引装置を提供する。
【0005】
また、複数の可動式の床板ブロック及び頚椎、胸椎、腰椎及び骨盤下肢部に操作時の反力を提供する複数のストッパーの設計により、使用者の必要に応じて、人体の頚椎、胸椎、腰椎、骨盤下肢部のいずれか一つの部位又は複数の部位を直線的に牽引して、効果的な伸張を達成し、リハビリ医学のメカニズムに則り、各部位の不調を効果的に改善・治療するのと同時に、使用者に快適な体験を提供し、二次的な怪我の可能性を防ぎ、従来のリハビリにかかる時間と費用を削減することができる。
【0006】
この他、本発明は関節に関連する問題の解決に役立つだけでなく、緊張した筋肉、腱又は靭帯を弛めることにも役立つ。これらの不快感は、組織の癒着及び神経根の圧迫が原因であることが多く、本発明の牽引装置を使用しリハビリを行うことで、癒着及び神経根の圧迫部分を伸ばし、痛みを迅速かつ効果的に解消し、関節の可動性を改善することができる。
【0007】
また、本発明の全体設計は斬新で洗練されており、一連の訓練を受ける必要がないため、専門家だけでなく、患者自身を含む一般の人もリハビリプログラムの必要に応じてパラメータを設定した後に、安全性やいかなる怪我の発生を心配することなく、本発明の牽引装置を簡単に操作することができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、人間工学に基づく快適性に配慮した構成部品を有し、使用者の患部のリハビリにおける必要に応じて、人体の頚椎、胸椎、腰椎、骨盤下肢部のいずれか一つの部位又は複数の部位に対応する筋肉、腱、靭帯及び脊椎骨を直線的に牽引して、患部の効果的な伸張を達成し、且つ組織の癒着、神経根の圧迫、脊椎損傷の病変により引き起こされる症状の治療及び位置異常の椎骨の整復をすることができる、牽引装置の提供を目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の目的を達成するために、本発明は以下の技術的手段を提供する。
【0010】
一の態様では、本発明は以下の牽引装置を提供する。
ベッドフレーム、及び前記ベッドフレーム上に設けられる床板を含む牽引装置であって、
前記床板は、4つの床板ブロックを含み、それぞれ第一床板ブロック、第二床板ブロック、第三床板ブロック及び第四床板ブロックであり、
前記第一床板ブロックは、両側にスライドレールを設けることにより移動可能であり、前記第一床板ブロック上には、頚椎クッションと、頭型固定部材と、が設けられており、
前記頚椎クッションは、人体の頚部を乗せるものであり、弾性材料で構成され、且つ前記頚椎クッションの曲面は人体の頚椎に対応する曲率を有し、
前記頭型固定部材は、人体の頭部を完全に覆うものであって、前記頭型固定部材の本体は弾性材料で覆われた鉄片で構成され、且つ前記頭型固定部材の左下端及び右下端はそれぞれ鉄片で前記第一床板ブロックに固定され、前記頭型固定部材のバンドは使用者の額を固定するためのものであり、左外側及び右外側にそれぞれ密着部が設けられ、下顎固定バンドの両端はそれぞれ前記密着部に接続され、また前記頭型固定部材の間の凹部が形成された箇所に後頭骨を乗せる部分が設けられ、頭型固定部材及び後頭骨を乗せる部分は、弾性材料で覆われており、
前記第二床板ブロックは固定され、前記第二床板ブロック上には、複数の肩部ストッパーと、複数の腋下ストッパー軸と、が設けられており、
前記肩部ストッパーは、頚椎を伸張する反力を提供するものであり、前記肩部ストッパーは弾性材料で覆われた鉄板で構成され、前記肩部ストッパーは回転軸シャフトの形式で前記第二床板ブロックに設けられ、前記肩部ストッパーは人体の肩と首の曲率に適合するように、25度前方にわずかに傾斜しており、
非使用状態時には、前記肩部ストッパーは下方に平行に収納され、使用状態時には、前記肩部ストッパーは上方に回して人体の肩部の上端を支えることができ、前記床板の幅方向と平行にスライドさせることができ、人体の肩幅に応じて肩峰の適切な位置に調整した後に固定され、
前記腋下ストッパー軸は、胸椎及び腰椎を伸張する反力を提供するものであり、前記腋下ストッパー軸は弾性材料で覆われた鉄軸で構成され、それぞれ人体の両側の腋下に固定され、前記腋下ストッパー軸はシャフトの形式で設けられ、
非使用状態時には、前記腋下ストッパー軸は下方に平行に収納され、使用状態時には、前記腋下ストッパー軸は上方に回して人体の腋下を支えることができ、前記床板の幅方向と平行に左右にスライドさせることができ、人体の腋下の幅に応じて適切な位置に調整した後に固定され、
前記第三床板ブロックは、両側にスライドレールを設けることにより移動可能であり、前記第三床板ブロック上には、腰部クッションと、複数の腸骨ストッパーと、が設けられており、
前記腰部クッションは、人体の腰部を乗せるものであり、人体の腰椎に対応する曲率を有し、
前記腸骨ストッパーは、弾性材料で覆われた鉄板で構成され、それぞれ使用者の両側の腸骨稜上縁を固定し、前記腸骨ストッパーはシャフトの形式で設けられ、5度前方にわずかに傾斜している設計であり、非使用状態時には、前記腸骨ストッパーは下方に平行に収納され、使用時には、前記腸骨ストッパーを上方に回し、使用者の体形に応じて適切な位置に調整した後に固定されて設けられ、
前記第四床板ブロックは、両側にスライドレールを設けることにより移動可能であり、前記第四床板ブロック上には、複数の足部固定部材が設けられており、
前記足部固定部材は、人体の両足を覆うものであり、上部部材及び下部部材を有し、前記上部部材は人体の足背の曲率に応じて製造され、前記下部部材は人体の足首後部の曲率に応じて製造され、2つの前記上部部材間は接続部品で互いに接続され、2つの前記下部部材は別の接続部品で互いに接続され、前記上部部材及び前記下部部材は使用者の両足間の距離に応じて前記接続部品を調整できる、
牽引装置。
(【0011】以降は省略されています)
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