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公開番号2025023829
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-17
出願番号2024119272
出願日2024-07-25
発明の名称パターン形成方法
出願人三星エスディアイ株式会社,SAMSUNG SDI Co., LTD.
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G03F 7/004 20060101AFI20250207BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】優れた解像度を具現する半導体フォトレジスト用組成物を用いたパターン形成方法を提供する。
【解決手段】基板上に金属含有レジスト組成物を100~1500rpmの速度で60~120秒間スピンコーターにより塗布するステップと、基板上に金属含有レジスト膜を形成させるために90~200℃で30~120秒間の熱処理するステップと、パターンマスクを用いて金属含有レジスト膜を極紫外光または5nm~150nm波長の光により露光するステップと、現像液を塗布することにより未露光領域を除去してレジストパターンを形成する現像ステップとを含み、前記熱処理ステップを経た金属含有レジスト膜の表面粗さは、二乗平均粗さ(Rq)が1.5nm以下であり、平均粗さ(Ra)が1.0nm以下であり、最大粗さ(Rmax)が20nm以下である、パターン形成方法。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
基板上に金属含有レジスト組成物を塗布するステップと、
乾燥及び加熱して、前記基板上に金属含有レジスト膜を形成させる熱処理ステップと、
パターン化したマスクを用いて金属含有レジスト膜を露光するステップと、
現像液組成物を塗布して、未露光された領域を除去してレジストパターンを形成する現像ステップと、を含み、
前記金属含有レジスト組成物を塗布するステップは、金属含有レジスト組成物を100乃至1,500rpmの速度で60乃至120秒間、スピンコーターで塗布することによって行われ、
前記熱処理ステップは、90乃至200℃の温度で30乃至120秒間行われ、
前記金属含有レジスト膜を露光するステップは、極紫外光または5nm乃至150nm波長の光を照射することによって行われ、
前記熱処理ステップを経た金属含有レジスト膜の表面粗さは、二乗平均粗さ(Rq:root mean square roughness)が1.5nm以下であり、平均粗さ(Ra:average roughness)が1.0nm以下であり、最大粗さ(Rmax:peak to peak height)が20nm以下である、パターン形成方法。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
前記二乗平均粗さRqは、0.1nm乃至1.5nmである、請求項1に記載のパターン形成方法。
【請求項3】
前記平均粗さRaは、0.1nm乃至1.0nmである、請求項1に記載のパターン形成方法。
【請求項4】
前記最大粗さRmaxは、1nm乃至20nmである、請求項1に記載のパターン形成方法。
【請求項5】
前記金属含有レジスト組成物に含まれる金属化合物は、有機オキシ基含有スズ化合物、及び有機カルボニルオキシ基含有スズ化合物の少なくとも一つを含む、請求項1に記載のパターン形成方法。
【請求項6】
前記金属含有レジスト組成物に含まれる金属化合物は、下記の化学式1で表される、請求項1に記載のパターン形成方法:
JPEG
2025023829000010.jpg
40
170
前記化学式1において、


は、置換または非置換のC1乃至C20アルキル基、置換または非置換のC3乃至C20シクロアルキル基、置換または非置換のC2乃至C20アルケニル基、置換または非置換のC2乃至C20アルキニル基、置換または非置換のC6乃至C30アリール基、置換または非置換のC7乃至C30アリールアルキル基、及び-L

-O-R

(ここで、L

は、置換または非置換のC1乃至C20アルキレン基であり、R

は、置換または非置換のC1乃至C20アルキル基である)中から選択され、


乃至R

は、それぞれ独立して、-OR

及び-OC(=O)R

中から選択され、


は、置換または非置換のC1乃至C20アルキル基、置換または非置換のC3乃至C20シクロアルキル基、置換または非置換のC2乃至C20アルケニル基、置換または非置換のC2乃至C20アルキニル基、置換または非置換のC6乃至C30アリール基、またはこれらの組み合わせであり、


は、水素、置換または非置換のC1乃至C20アルキル基、置換または非置換のC3乃至C20シクロアルキル基、置換または非置換のC2乃至C20アルケニル基、置換または非置換のC2乃至C20アルキニル基、置換または非置換のC6乃至C30アリール基、またはこれらの組み合わせである。
【請求項7】
前記R

は、置換または非置換のC1乃至C10アルキル基、置換または非置換のC3乃至C10シクロアルキル基、置換または非置換のC2乃至C10アルケニル基、置換または非置換のC2乃至C10アルキニル基、置換または非置換のC6乃至C20アリール基、置換または非置換のC7乃至C20アリールアルキル基、及び-L

-O-R

(ここで、L

は、置換または非置換のC1乃至C10アルキレン基であり、R

は、置換または非置換のC1乃至C10アルキル基である)中から選択されるものである、請求項1に記載のパターン形成方法。
【請求項8】
前記R

は、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、イソプロピル基、tert-ブチル基、2,2-ジメチルプロピル基、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、エテニル基、プロペニル基、ブテニル基、エチニル基、プロピニル基、ブチニル基、フェニル基、トリル基、キシレン基、ベンジル基、ホルミル基、アセチル基、プロパノイル基、ブタノイル基、ペンタノイル基、エトキシ基、プロポキシ基、またはこれらの組み合わせである、請求項1に記載のパターン形成方法。
【請求項9】
前記金属含有レジスト組成物100重量%を基準に、前記金属化合物は、1重量%乃至30重量%で含まれる、請求項1に記載のパターン形成方法。
【請求項10】
前記金属含有レジスト組成物は、界面活性剤、架橋剤、レーベリング剤、有機酸、抑制剤(quencher)、またはこれらの組み合わせの添加剤をさらに含む、請求項1に記載のパターン形成方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本記載は、半導体フォトレジスト用組成物を用いたパターン形成方法に関するものである。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
次世代の半導体デバイスを製造するための要素技術の一つとして、EUV(極紫外線光)リソグラフィが注目されている。EUVリソグラフィは、露光光源として波長13.5nmのEUV光を用いるパターン形成技術である。EUVリソグラフィによると、半導体デバイス製造プロセスの露光工程で、極めて微細なパターン(例えば、20nm以下)を形成できることが実証されている。
【0003】
極紫外線(extreme ultraviolet、EUV)リソグラフィの具現は、16nm以下の空間解像度(spatial resolutions)で行うことができる互換可能なフォトレジストの現像(development)を必要とする。現在、伝統的な化学増幅型(CA:chemically amplified)フォトレジストは、次世代デバイスのための解像度(resolution)、光速度(photospeed)、及びピッチャー粗さ(feature roughness)、ラインエッジ粗さ(line edge roughnessまたはLER)に対する仕様(specifications)を充足させるために努力している。
【0004】
これらの高分子型フォトレジストで起こる酸触媒反応(acid catalyzed reactions)に起因した固有のイメージぼかし(intrinsic image blur)は、小さいピッチャー(feature)大きさで解像度を制限するが、これは、電子ビーム(e-beam)リソグラフィで長い間知らされてきた事実である。化学増幅型(CA)フォトレジストは、高い敏感度(sensitivity)のために設計されたが、それらの典型的な元素構成(elemental makeup)が13.5nmの波長でフォトレジストの吸光度を下げ、その結果、敏感度を減少させるため、部分的にはEUV露光下でさらに困難性がある。
【0005】
CAフォトレジストはまた、小さいピッチャー大きさで粗さ(roughness)問題によって困難性があり、部分的に酸触媒工程の本質に起因して、光速度(photospeed)が減少するにつれて、ラインエッジ粗さ(LER)が増加することが実験で示された。CAフォトレジストの欠点及び問題に起因して、半導体産業では新たな類型の高性能フォトレジストに対する要求がある。
【0006】
前記説明した化学増幅型有機系感光性組成物のデメリットを克服するために、無機系感光性組成物が研究されてきた。無機系感光性組成物の場合、主に非化学増幅型基作による化学的変性により、現像剤組成物による除去に耐性を有するネガティブトーンパターニングに用いられる。無機系組成物の場合、炭化水素に比べて高いEUV吸収率を有する無機系元素を含有しており、非化学増幅型基作でも敏感性を確保することができ、ストキャスティクス効果にも敏感ではないため、線エッジ粗さ及び欠陥個数も少ないと知られている。
【0007】
タングステン、及びニオブ(niobium)、チタン(titanium)、および/またはタンタル(tantalum)と混合されたタングステンのバーオキソポリ酸(peroxopolyacids)に基づいた無機フォトレジストは、パターニングのための放射敏感性材料(radiation sensitive materials)用で報告されてきた(US5061599;H.Okamoto、T.Iwayanagi、K.Mochiji、H.Umezaki、T.Kudo、Applied Physics Letters、49(5)、298-300、1986)。
【0008】
これら材料は、遠紫外線(deep UV)、x-線、及び電子ビームソースであって、二重層構成(bilayer configuration)に大きいピッチャーをパターニングするにおいて効果的であった。さらに最近は、プロジェクションEUV露光によって、15nmハーフ-ピッチ(HP)をイメージング(image)するためにバーオキソ錯化剤(peroxo complexing agent)と共に、陽イオンハフニウムメタルオキシドスルフェート(cationic hafnium metal oxide sulfate、HfSOx)材料を用いる場合、印象的な性能を示した(US2011-0045406;J.K.Stowers、A.Telecky、M.Kocsis、B.L.Clark、D.A.Keszler、A.Grenville、C.N.Anderson、P.P.Naulleau、Proc.SPIE、7969、796915、2011)。このシステムは、非CAフォトレジスト(non-CA photoresist)の最上の性能を示し、実行可能なEUVフォトレジストのための要件に近い光速度を有する。しかし、バーオキソ錯化剤を有するハフニウムメタルオキシドスルフェート材料(hafnium metal oxide sulfate materials)は、いくつかの現実的な欠点を有する。第一に、この材料は高い腐食性の硫酸(corrosive sulfuric acid)/過酸化水素(hydrogen peroxide)混合物でコーティングされ、保存期間(shelf-life)安定性(stability)が良くない。第二に、複合混合物として性能改善のための構造変更が容易でない。第三に、25wt%程度の極めて高濃度のTMAH(tetramethylammonium hydroxide)溶液などで現像されなければならない。
【0009】
最近は、スズを含む分子が極紫外線吸収に優れるということが知らされ、活発な研究が行われている。そのうちの一つの有機スズ高分子の場合、光吸収またはこれによって生成された二次電子によってアルキルリガンドが解離して、周辺鎖とのヨウ素結合による架橋を通じて有機系現像液で除去されないネガティブトーンパターニングが可能である。このような有機スズ高分子は、解像度、ラインエッジ粗さを維持しながらも飛躍的に感度が向上することを示したが、商品化のためには、前記パターニング特性の追加的な向上が必要である。
【発明の概要】
【0010】
一具現例は、半導体フォトレジスト用組成物を用いたパターン形成方法を提供し、優れた解像度を具現することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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