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公開番号2025022748
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-14
出願番号2024088392
出願日2024-05-02
発明の名称嗜好品を内蔵した紙コップ
出願人個人
代理人
主分類B65D 85/804 20060101AFI20250206BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】本発明は、熱圧着設備等を必要とせずに簡単に製造することができ、お湯等を注ぐだけで手軽に楽しめる嗜好品原料を内蔵した紙コップに関するものである。
【解決手段】全体が逆円錐台形状で上方に向けて開口した上部開口部を備える紙コップ本体1に、前記紙コップ本体1とほぼ同一の逆円錐台形状で前記紙コップ本体1の底部を除いた高さ寸法に構成され、かつ、筒状に形成された内部筒状部材10を嵌合しており、内部筒状部材10の下部開口部に設置されたオブラート15及びフィルター16と前記紙コップ本体1の底板2との間の嗜好品収納部に嗜好品原料5を封入した構成となっている。この紙コップ本体1の上部開口部からお湯等を注ぐことにより、封入した嗜好品原料からの抽出されるお茶やコーヒー等を楽しむことができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
全体が逆円錐台形状を成し、上方に向けて開口した上部開口部を備える紙コップ本体と、
前記紙コップ本体内部に嵌合可能であって、前記紙コップ本体とほぼ同一の逆円錐台形状を成しており、前記紙コップ本体の底部を除いた高さ寸法に構成されており、全体が前記紙コップ本体と同一の材質から成り、かつ、筒状に形成された内部筒状部材と、
前記内部筒状部材の下部開口部分全面を覆うことが可能な大きさを有し、かつ、前記内部筒状部材の下部開口部に設置されるオブラートと、
前記内部筒状部材の下部開口部分全面を覆うことが可能な大きさを有し、かつ、前記内部筒状部材の下部開口部に、前記オブラートに重ねて設置されるフィルターと、
前記紙コップ本体に対して、下部開口部に前記オブラート及び前記フィルターを設置した前記内部筒状部材を嵌合した状態で、紙コップ本体底部と前記オブラート及びフィルターとの間に、封入された嗜好品原料と、
から構成されたことを特徴とする嗜好品を内蔵した紙コップ。
続きを表示(約 150 文字)【請求項2】
前記オブラートは、その外周部分に、前記内部筒状部材の下部開口部の外周側面に重なる外周縁部を備えており、
前記フィルターは、その外周部分に、前記内部筒状部材の下部開口部の外周側面に重なる外周縁部を備えている
ことを特徴とする請求項1に記載の嗜好品を内蔵した紙コップ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、緑茶、紅茶、コーヒー等の嗜好品を内蔵し、お湯等を注ぐだけで手軽にこれらを楽しむことができる嗜好品を内蔵した紙コップに関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
緑茶、紅茶、コーヒーを手軽に楽しむ方法としては、紙コップに茶葉、嗜好品粉末或いはティーバッグ等を入れ、熱湯を注いで飲用することが広く行われている。このような前記嗜好品の楽しみ方においては、紙コップと嗜好品原料である緑茶、紅茶等の茶葉、或いは、インスタントコーヒー粉末等を準備する必要がある。このように紙コップと嗜好品原料を個別に準備する必要があるため、紙コップ自体に嗜好品原料を封入した商品が望まれている。
【0003】
手軽に前記嗜好品を楽しめるものとして、特許文献1に、ティーカップ茶葉室に一定量の茶葉を入れてあり、ティーカップ上部よりお湯を注ぐことにより、茶葉室にてお茶を抽出して楽しむことができるものが紹介されている。この構成においては、蜂の巣フィルターで茶葉の上部室への移動を防止する構造となっている。この特許文献1においては、前記蜂の巣フィルターをティーカップに設置する具体的な構造が示されておらず、実現性に疑問がある。
【0004】
また、非特許文献1には、紙コップの内部下層に、フィルターと茶葉をセットし、お湯を注ぐだけで、日本茶が味わえる茶葉入り紙コップが紹介されている。この紙コップにおいて、前記フィルターは、ティーバックにも使用されている透明性の高いフィルムを熱圧着、接着剤不使用で取付け、安全性が高く、茶葉の風味を損なわないと、紹介されている。
しかしながら、紙コップ内に茶葉をセットし、前記フィルターを紙コップ内面に熱圧着により取付けるためには、熱圧着を行う加工設備が必要であり、簡単に製造することは困難と思われる。また、前記茶葉は、前記ファイルターのみで覆われているため、同フィルターを通して湿気等が侵入して茶葉自体の風味を損なうことが懸念される。
【先行技術文献】
【0005】
実用新案登録第3123428号公報
https://shop.yoshimura-pack.co.jp/user_data/campaign/2021/01/ltc
【0006】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、これらの課題を解決し、紙コップに内蔵した茶葉等の嗜好品原料の風味を損なうことなく、また、その製造過程において熱圧着設備等を用いることなく製造可能であって、お湯等を注ぐだけで手軽に楽しむことができる嗜好品を内蔵した紙コップを提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、全体が逆円錐台形状を成し、上方に向けて開口した上部開口部を備える紙コップ本体と、前記紙コップ本体内部に嵌合可能であって、前記紙コップ本体とほぼ同一の逆円錐台形状を成しており、前記紙コップ本体の底部を除いた高さ寸法に構成されており、全体が前記紙コップ本体と同一の材質から成り、かつ、筒状に形成された内部筒状部材と、前記内部筒状部材の下部開口部分全面を覆うことが可能な大きさを有し、かつ、前記内部筒状部材の下部開口部に設置されるオブラートと、前記内部筒状部材の下部開口部分全面を覆うことが可能な大きさを有し、かつ、前記内部筒状部材の下部開口部に、前記オブラートに重ねて設置されるフィルターと、前記紙コップ本体に対して、下部開口部に前記オブラート及び前記フィルターを設置した前記内部筒状部材を嵌合した状態で、紙コップ本体底部と前記オブラート及びフィルターとの間に、封入された嗜好品原料と、から構成されたことを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0009】
本発明による嗜好品を内蔵した紙コップによれば、内蔵された嗜好品原料が紙コップ本体の底部と内部筒状部材に設置されたオブラートによって湿気等の侵入を防止して風味の劣化を防止し、オブラート及びファイルターを紙コップ本体と内部筒状部材とで保持する構造であり、熱圧着設備等を用いくことなく製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明における嗜好品原料を内蔵した紙コップの一実施例を示しており、(a)に全体斜視図、(b)に紙コップ本体及び内部筒状部材の一部を切除した状態でオブラート、フィルター及び底板の配置を示した斜視図を示している。
図1に示した嗜好品原料を内蔵した紙コップの一実施例であって、(a)に内部筒状部材の斜視図、(b)にオブラート及びフィルターの斜視図を示している。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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