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公開番号2025022672
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-14
出願番号2023202271
出願日2023-11-29
発明の名称使い捨て着用物品及びその製造方法
出願人株式会社瑞光
代理人個人
主分類A61F 13/496 20060101AFI20250206BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】破断誘導線に沿って確実に破断できる使い捨て着用物品を提供する。
【解決手段】前身頃12と、後身頃14と、前身頃12と後身頃14とに結合されたクロッチ部16と、前身頃12と後身頃14の両端部12a,12b;14a,14b同士を接合する一対の第1接合部20a,20bと、前身頃12の一方主面12sに沿って配置され、前身頃12の一方主面12sに再締結可能である一対のフラップ部材18a,18bと、フラップ部材18a,18bと前身頃12とを互いに接合する一対の第2接合部22a,22bと、前身頃12に形成された一対の破断誘導線24a,24bと、を備える。破断誘導線24a,24bの引き裂き強度が、破断誘導線24a,24bが形成されていない部分の前身頃12の引き裂き強度よりも弱く、かつ、第2接合部22a,22bの引き裂き強度よりも弱い。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
着用時に着用者の腹側に配置される前身頃と、
着用時に着用者の背側に配置される後身頃と、
前記前身頃と前記後身頃とに結合されたクロッチ部と、
前記前身頃と前記後身頃それぞれの両端部同士を互いに接合する一対の第1接合部と、
第1部分と第2部分とを有し、前記第2部分同士が互いに対向し、前記第1部分が前記前身頃の前記両端部のいずれか一方と隣り合うように、前記前身頃の前記後身頃とは反対側の一方主面に沿って配置され、前記第2部分が、前記前身頃の前記一方主面に解除可能に締結できるように構成された締結部を有する、一対のフラップ部材と、
前記フラップ部材それぞれの前記第1部分と前記前身頃とを互いに接合する一対の第2接合部と、
前記前身頃の上縁と下縁との間に延在し前記フラップ部材それぞれの前記第2接合部と前記締結部との間を通るように前記前身頃に形成された一対の破断誘導線と、
を備え、
前記破断誘導線の引き裂き強度が、前記破断誘導線が形成されていない部分の前記前身頃の引き裂き強度よりも弱く、かつ、前記第2接合部の引き裂き強度よりも弱い、使い捨て着用物品。
続きを表示(約 2,500 文字)【請求項2】
前記破断誘導線の引き裂き強度が、前記第1接合部の引き裂き強度よりも弱い、請求項1に記載の使い捨て着用物品。
【請求項3】
前記前身頃の前記一方主面に垂直な方向から見ると、前記第1接合部と前記第2接合部とが重なり合う、請求項1又は2に記載の使い捨て着用物品。
【請求項4】
前記破断誘導線は、前記前身頃の前記一方主面と他方主面との間を貫通する複数の貫通部分を有するミシン目である、請求項1ないし3のいずれか一つに記載の使い捨て着用物品。
【請求項5】
前記締結部は、面ファスナのフック部材である、請求項1ないし4のいずれか一つに記載の使い捨て着用物品。
【請求項6】
第1及び第2破断誘導線が形成された前身頃と、後身頃と、前記前身頃と前記後身頃とに結合されたクロッチ部とを含む個片になる予定の部分が繋がっている本体連続体を形成し、前記前身頃になる予定の部分が繋がっている前身頃連続部と、前記後身頃になる予定の部分が繋がっている後身頃連続部とが互いに離れている状態で搬送する第1工程と、
第1及び第2フラップ部材を形成するための基材連続体と、フック部材を形成するためのフック連続体とを搬送しながら互いに接合し所定形状に切断して、それぞれ前記フック部材を有する前記第1及び第2フラップ部材を形成する第2工程と、
前記第1及び第2フラップ部材を、前記本体連続体の前記前身頃連続部の一方主面に重ね、前記第1及び第2フラップ部材と前記本体連続体の前記前身頃連続部とを互いに接合して、第2接合部を形成する第3工程と、
前記本体連続体の前記前身頃連続部の他方主面に前記後身頃連続部を重ね、前記本体連続体の重ね合わせた前記前身頃連続部と前記後身頃連続部とを互いに接合して、第1接合部を形成する第4工程と、
一対の前記第1接合部が前記前身頃と前記後身頃それぞれの両端部同士を互いに結合し一対の前記第2接合部が前記前身頃と前記第1及び第2フラップ部材とを互いに接合する前記個片を形成するように、前記本体連続体を切断する第5工程と、
を備え、
前記第1工程において、前記第1及び第2破断誘導線は、前記第1及び第2破断誘導線の引き裂き強度が、前記第1及び第2破断誘導線が形成されていない部分の前記前身頃連続部の引き裂き強度よりも弱くなるように形成し、
前記第3工程において、前記第2接合部は、前記第1及び第2破断誘導線の引き裂き強度が、前記第2接合部の引き裂き強度よりも弱くなるように形成する、使い捨て着用物品の製造方法。
【請求項7】
前記第1接合部は、前記第1及び第2破断誘導線の引き裂き強度が、前記第1接合部の引き裂き強度よりも弱くなるように形成する、請求項6に記載の使い捨て着用物品の製造方法。
【請求項8】
前記第1及び第2フラップ部材を、前記本体連続体の前記前身頃連続部の前記一方主面に重ねると、前記第1及び第2フラップ部材と前記本体連続体の前記前身頃連続部との間に、接着剤塗布部が配置されるように、前記本体連続体の前記前身頃連続部、前記基材連続体、又は、前記第1及び第2フラップ部材に接着剤を塗布して、前記接着剤塗布部を形成し、
前記第3工程において、前記第1及び第2フラップ部材を、前記接着剤塗布部を介して前記本体連続体の前記前身頃連続部の前記一方主面に重ねて仮固定して、前記第2接合部を形成する、請求項6又は7に記載の使い捨て着用物品の製造方法。
【請求項9】
第1及び第2の破断誘導線が形成された前身頃と、後身頃と、前記前身頃と前記後身頃とに結合されたクロッチ部とを含む個片になる予定の部分が繋がっている本体連続体を形成し、前記前身頃になる予定の部分が繋がっている前身頃連続部と、前記後身頃になる予定の部分が繋がっている後身頃連続部とが互いに離れている状態で搬送する第1工程と、
第1及び第2フラップ部材を形成するための基材連続体と、フック部材を形成するためのフック連続体とを搬送しながら互いに接合し所定形状に切断して、それぞれ前記フック部材を有する前記第1及び第2フラップ部材が繋がっている分割前フラップ部材を形成する第2工程と、
前記分割前フラップ部材を前記本体連続体の前記前身頃連続部の一方主面に重ねるとともに、前記本体連続体の前記前身頃連続部の他方主面に前記本体連続体の前記後身頃連続部を重ね、前記分割前フラップ部材と前記本体連続体の重ね合わせた前記前身頃連続部及び前記後身頃連続部とを互いに接合して、前記本体連続体の前記前身頃連続部と前記後身頃連続部とを互いに接合する第1接合部と、前記分割前フラップ部材と前記本体連続体の前記前身頃連続部とを互いに接合する第2接合部とを形成する第3工程と、
一対の前記第1接合部が前記前身頃と前記後身頃それぞれの両端部同士を互いに結合し一対の前記第2接合部が前記前身頃と前記フラップ部材とを互いに接合する前記個片を形成するように、互いに接合された前記分割前フラップ部材及び前記本体連続体を切断する第4工程と、
を備え、
前記第1工程において、前記第1及び第2破断誘導線は、前記第1及び第2破断誘導線の引き裂き強度が、前記第1及び第2破断誘導線が形成されていない部分の前記前身頃連続部の引き裂き強度よりも弱くなるように形成し、
前記第3工程において、前記第2接合部は、前記第1及び第2破断誘導線の引き裂き強度が前記第2接合部の引き裂き強度よりも弱くなるように形成する、使い捨て着用物品の製造方法。
【請求項10】
前記第1接合部は、前記第1及び第2破断誘導線の引き裂き強度が前記第1接合部の引き裂き強度よりも弱くなるように形成する、請求項9に記載の使い捨て着用物品の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、使い捨て着用物品及びその製造方法に関し、詳しくは、引き裂いた後に再締結して着用できるパンツ型使い捨て着用物品及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、引き裂いた後に再締結して着用できるパンツ型使い捨て着用物品が提案されている。図12は、このような使い捨て着用物品の立面図である。
【0003】
図12に示すように、このパンツ型使い捨て着用物品150は、前身頃152と後身頃157の両端同士が接合部162で互いに接合され、クロッチ部160の両端部が前身頃152と後身頃157とに取り付けられている。前身頃152の両端部に、胴回り開口165から脚回り開口164に至る一対の破断誘導線132,134が形成されており、それぞれの破断誘導線132,134を跨ぐように一対のフラップ部材166,168が取り付けられている。
【0004】
フラップ部材166,168の基端部143は、前身頃152に接合されており、先端部149に締結要素が設けられ、先端部149の締結要素が、前身頃152の締結領域140に対して離接可能となっている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
米国特許出願公開第2002/0148557号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
このような使い捨て着用物品150は、着用前に破断誘導線132,134に沿って前身頃152を引き裂いた後、着用者の脚回りに巻き付け、フラップ部材166,168を再締結し、着用者の脚が脚回り開口164を通る状態にして、着用することがある。このような着用を行う際に、破断誘導線132,134に沿って確実に前身頃152を引き裂く必要がある。
【0007】
かかる実情に鑑み、本発明が解決しようとする課題は、破断誘導線に沿って確実に引き裂いくことができる使い捨て着用物品を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、上記課題を解決するために、以下のように構成した使い捨て着用物品を提供する。
【0009】
使い捨て着用物品は、(a)着用時に着用者の腹側に配置される前身頃と、(b)着用時に着用者の背側に配置される後身頃と、(c)前記前身頃と前記後身頃とに結合されたクロッチ部と、(d)前記前身頃と前記後身頃それぞれの両端部同士を互いに接合する一対の第1接合部と、(e)第1部分と第2部分とを有し、前記第2部分同士が互いに対向し、前記第1部分が前記前身頃の前記両端部のいずれか一方と隣り合うように、前記前身頃の前記後身頃とは反対側の一方主面に沿って配置され、前記第2部分が、前記前身頃の前記一方主面に解除可能に締結できるように構成された締結部を有する、一対のフラップ部材と、(f)前記フラップ部材それぞれの前記第1部分と前記前身頃とを互いに接合する一対の第2接合部と、(g)前記前身頃の上縁と下縁との間に延在し前記フラップ部材それぞれの前記第2接合部と前記締結部との間を通るように前記前身頃に形成された一対の破断誘導線と、を備え、(i)前記破断誘導線の引き裂き強度が、前記破断誘導線が形成されていない部分の前記前身頃の引き裂き強度よりも弱く、かつ、前記第2接合部の引き裂き強度よりも弱い。
【0010】
上記構成によれば、破断誘導線は第2接合部より引き裂かれやすいため、前身頃の一対の破断誘導線の間の部分と、いずれか一方のフラップ部材とを互いに離れる方向に引っ張ると、フラップ部材が前身頃から剥がれなることなく、前身頃を破断誘導線に沿って確実に引き裂くことができる。
(【0011】以降は省略されています)

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