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公開番号2025022573
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-14
出願番号2023127273
出願日2023-08-03
発明の名称施工器具における施工補助具
出願人ニチレイマグネット株式会社
代理人
主分類E04F 21/18 20060101AFI20250206BHJP(建築物)
要約【課題】磁気吸着型の壁面施工器具において、手の届かない高所での施工に際し、脚立や足場台を使用する必要がなく、作業効率を上げることのできる施工補助具を提供すること。
【解決手段】片側に磁気吸着面16を有する磁気吸着部10と、磁気吸着部10における非磁気吸着面側に設けられた把手30とを備え、鉛直方向に沿って立設した下地鋼材に接着剤を介して非磁性体からなる壁面材6を固着させる施工を行う施工器具2における施工補助具3であって、把手30の少なくとも一部に着脱自在に装着される固定部材40と、固定部材40を装着した施工器具2の磁気吸着面16に平行で且つ施工時の施工器具2の水平軸を中心として回動自在に固定部材40に軸支された最大長さ1m以上の棒材50とを有する構成とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
片側に磁気吸着面を有する磁気吸着部と、磁気吸着部における非磁気吸着面側に設けられた把手とを備え、鉛直方向に沿って立設した下地鋼材に接着剤を介して非磁性体からなる壁面材を固着させる施工を行う施工器具における施工補助具であって、把手の少なくとも一部に着脱自在に装着される固定部材と、固定部材を装着した施工器具の磁気吸着面に平行で且つ施工時の施工器具の水平軸を中心として回動自在に固定部材に軸支された最大長さ1m以上の棒材とを有することを特徴とする施工器具における施工補助具。
続きを表示(約 320 文字)【請求項2】
棒材は伸縮自在であるとともに所定長さでロック可能とされ、最短まで縮長させたときの長さが20cm以上50cmm以下である請求項1に記載の、施工器具における施工補助具。
【請求項3】
棒材及び固定部材が非磁性体を材質とする請求項1または請求項2に記載の、施工器具における施工補助具。
【請求項4】
固定部材に回動自在に両側が軸支された略U字状の枠体を有し、枠体は、固定部材を施工器具の把手の少なくとも一部に装着させた状態で該枠体を回動させたときに、枠体が施工器具と干渉しない形状及びサイズとされるとともに、枠体の非軸支側に1本のみの棒材が取り付けられる請求項1に記載の、施工器具における施工補助具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、施工器具における施工補助具に関する。より詳しくは、片側に磁気吸着面を有した磁気吸着部と、磁気吸着部における非磁気吸着面側に設けられた把手とを備え、鉛直方向に沿って立設した下地鋼材に接着剤を介して、非磁性体からなる壁面材を固着させる施工器具に用いる施工補助具に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
近年、建築物の内装工事では、下地鋼鈑(軟磁性体)あるいは木材に、例えば石膏ボード(非磁性体)をねじ留めするのが一般的であった。この場合、コードで電力を引いて電気ドリルで施工するので、それらを準備する手間がかかり、且つ騒音と粉塵が発生していた。
【0003】
また、固形接着剤を用いて下地鋼鈑に石膏ボードを重ね貼りする場合等では、特殊なローラーでもって該固形接着剤部分を、人力で体重を掛けて且つ一定時間を掛けて圧締作業を行うことが有った。この場合は、個人間の作業むら(バラツキ)があり、信頼性に欠ける面があった。
【0004】
上記問題を解決するための発明として、本出願人は、特許文献1に記載の施工器具を開発した。この施工器具は、片側に磁気吸着面を有した磁気吸着部と、磁気吸着部における非磁気吸着面側に設けられた把手とを備える。具体的には、強力な永久磁石を内蔵したケーシングと、ケーシングの上部に取り付けられた把手とを備える。把手は軟磁性体を材質とし、ケーシング内の永久磁石のヨークとしても機能する。
この施工器具では、鉛直方向に沿って立設した下地鋼鈑に固形接着剤を介して石膏ボードを重ね貼りする場合、従来のように人力で圧締する代わりに、その磁気吸着面を石膏ボードに対面配置することで、石膏ボードと下地鋼鈑との間に磁気回路を形成し、磁力による強力な押圧力を得ることができる。
上記施工器具を用いた内装工事では、石膏ボードの数ヶ所(下地鋼鈑の存在箇所)で最上部から床面近くまで、非磁性体に施工器具を磁着させた状態で、垂直方向に移動させる作業となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開WO/2023/127915
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、一般住宅でも天井の高さは3m近くあり、上記施工器具を用いた内装工事は、天井に近い箇所では、脚立や足場台の上に乗っての作業となる。この場合、脚立や足場台から足を滑らせて転落する危険があり、またその都度上り下りする時間や位置を移動させる手間がかかる。また現場に脚立や足場台を携行する手間もあり、作業の効率がよくない。
【0007】
本発明は、以上のような事情に着目してなされたもので、片側に磁気吸着面を有した磁気吸着部と、磁気吸着部における非磁気吸着面側に設けられた把手とを備え、鉛直方向に沿って立設した下地鋼材に接着剤を介して、非磁性体からなる壁面材を固着させるときに用いる施工器具において、脚立や足場台を使用する必要がなく、作業効率を上げることのできる施工補助具を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、上記課題を解決するために次のような手段をとる。なお、本欄(「課題を解決するための手段」の欄)において各構成手段に付した括弧書きの符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すための参考用のものであり、本発明の構成手段をこれに限定するものではない。
【0009】
本発明の一の態様では、片側に磁気吸着面(16)を有する磁気吸着部(10,20)と、磁気吸着部(10,20)における非磁気吸着面側に設けられた把手(30)とを備え、鉛直方向に沿って立設した下地鋼材(4)に接着剤(5)を介して非磁性体からなる壁面材(6)を固着させる施工を行う施工器具(2)における施工補助具(3,3A)であって、把手(30)の少なくとも一部に着脱自在に装着される固定部材(40)と、固定部材(40)を装着した施工器具(2)の磁気吸着面(16)に平行で且つ施工時の施工器具(2)の水平軸を中心として回動自在に固定部材(40)に軸支された最大長さ1m以上の棒材(50)とを有することを特徴とする。なお、非磁気吸着面側とは、磁気吸着面とは反対側のことである。
【0010】
本態様によると、棒材(50)は、固定部材(40)を装着した施工器具(2)の磁気吸着面(16)に平行で且つ施工時の施工器具(2)の水平軸を中心として回動自在に構成される。これにより、作業者は、高所位置で下地鋼材(4)に壁面材(6)を固着させる施工作業時に、壁面材(6)に磁着保持された施工器具(1)において、鉛直軸から所定角度(θ)傾けた棒材(50)の握り端部(51)に力を加えながら、壁面材(6)に対して例えば前進または後退することにより、施工器具(1)を上下方向に移動させることができる。また、このとき作業者が棒材(50)に加えた力(F)の上下方向成分と、棒材(50)の握り端部(51)と回動軸(61)の水平方向距離(L1)との積により決まるモーメントの作用により、作業者の負担を軽減することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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