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公開番号2025022195
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-14
出願番号2023126546
出願日2023-08-02
発明の名称表示装置
出願人星和電機株式会社,国立大学法人宇都宮大学
代理人弁理士法人あーく事務所
主分類G02B 30/56 20200101AFI20250206BHJP(光学)
要約【課題】複数の再帰反射体で構成された再帰反射部において非再帰反射部が存在しても、空中像が再帰反射部ではなく光分岐部と視認者との間(特に空中表示位置)に表示されているように視認者に感じさせ易くすることができる表示装置を提供する。
【解決手段】表示装置100は、光源10と、再帰反射部20と、光源10から出射される出射光L1を再帰反射部20に向けて反射又は透過し、かつ、再帰反射部20から反射される再帰反射光L2を透過又は反射する光分岐部30と、を備え、空間内に空中像AIを表示する。再帰反射部20は、複数の再帰反射体21~21で構成されており、空中像AIを表示するにあたり、再帰反射部20の再帰反射性能を維持する範囲で再帰反射部20を移動させる構成とされている。
【選択図】図4A
特許請求の範囲【請求項1】
光源と、再帰反射部と、前記光源から出射される出射光を前記再帰反射部に向けて反射又は透過し、かつ、前記再帰反射部から反射される再帰反射光を透過又は反射する光分岐部と、を備え、空間内に空中像を表示する表示装置であって、
前記再帰反射部は、複数の再帰反射体で構成されており、
前記空中像を表示するにあたり、前記再帰反射部の再帰反射性能を維持する範囲で前記再帰反射部を移動させる構成とされている、ことを特徴とする表示装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載の表示装置であって、
前記空中像を表示するにあたり、前記再帰反射部の再帰反射性能を維持する範囲で前記再帰反射部を常に移動させる、ことを特徴とする表示装置。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の表示装置であって、
前記再帰反射部は、前記複数の再帰反射体を繋ぎ合わせて形成されており、
前記再帰反射部における隣り合う前記再帰反射体間の繋目部が非再帰反射部であり、
当該表示装置は、前記再帰反射部を前記再帰反射光の光軸方向に交差する交差方向に移動させる移動装置を備えている、ことを特徴とする表示装置。
【請求項4】
請求項3に記載の表示装置であって、
前記移動装置は、前記再帰反射部を前記交差方向に沿った回転方向に回転させる回転装置を含んでいる、ことを特徴とする表示装置。
【請求項5】
請求項3に記載の表示装置であって、
前記再帰反射部は、無端のベルト状に形成されており、
前記回転装置は、前記ベルト状の再帰反射部が周回移動するように前記再帰反射部を回転させる、ことを特徴とする表示装置。
【請求項6】
請求項3に記載の表示装置であって、
前記再帰反射部は、板状に形成されており、
前記回転装置は、前記板状の再帰反射部を通る回転軸線回りに前記再帰反射部を回転させる、ことを特徴とする表示装置。
【請求項7】
請求項6に記載の表示装置であって、
前記再帰反射部の前記回転軸線を中心とする所定の中心領域は、所定の規定速度よりも小さい周速度で回転する領域であり、前記中心領域には、前記繋目部が設けられていない、ことを特徴とする表示装置。
【請求項8】
請求項3に記載の表示装置であって、
前記移動装置は、前記再帰反射部を前記繋目部の幅よりも大きく移動させる、ことを特徴とする表示装置。
【請求項9】
請求項3に記載の表示装置であって、
前記移動装置は、前記再帰反射部を所定の規定速度以上の移動速度で移動させる、ことを特徴とする表示装置。
【請求項10】
請求項9に記載の表示装置であって、
前記規定速度は、前記繋目部の幅の780倍/秒であることを特徴とする表示装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、再帰反射を利用して空間内に空中像を表示する表示装置に関する。
続きを表示(約 920 文字)【背景技術】
【0002】
再帰反射を利用して空間内に空中像を表示する空中表示(AIRR:Aerial Imaging by Retro-Reflection)を行う表示装置は従来から知られている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
すなわち、再帰反射を用いた表示装置は、光源と、再帰反射部と、光源から出射される出射光を再帰反射部に向けて反射又は透過し、かつ、再帰反射部から反射される再帰反射光を透過又は反射する光分岐部と、を備え、空間内に空中像を表示する。
【0004】
このような空中表示を行う表示装置は、近年、通信・放送、エンターテイメント、アート、医療等をはじめとする分野において、環境や空間を利用し、特殊なメガネ等をかけなくても見える画像を空間内に空中表示可能な表示装置として注目されている。
【0005】
また、空中表示を行う表示装置では、離れた場所からでも視認できるように、空中表示を表示サイズの大型化することが望まれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2021-47440号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
大型の表示装置としては、例えば、屋外(例えば道路)に設置されて公共的な情報(例えば道路に関する情報)を提供する表示装置(例えば進入禁止等の標識や注意喚起といった交通情報を表示する交通情報表示装置)が考えられる。
【0008】
大型の表示装置は、再帰反射部として作用する再帰反射体(再帰反射板)のサイズを大きくする必要があるが、次のような不都合がある。
【0009】
すなわち、非再帰反射部を持たないようにサイズを大きくした再帰反射体の作製は、理論上は可能であるが、コストなどを考慮すると現実的でない。
【0010】
図11A及び図11Bは、それぞれ、再帰反射体21の一例及び他の例における非再帰反射部40を示す平面図である。
(【0011】以降は省略されています)

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