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公開番号
2025022035
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-14
出願番号
2023126250
出願日
2023-08-02
発明の名称
扁平形非水電池及びその製造方法
出願人
マクセル株式会社
代理人
弁理士法人池内アンドパートナーズ
主分類
H01M
6/16 20060101AFI20250206BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】信頼性及び負荷特性の高い扁平形非水電池を提供する。
【解決手段】本願の扁平形非水電池は、正極、負極、セパレータ、及び非水電解液を備え、前記負極は、リチウム層と、前記リチウム層の片側の表面に形成されたLi-Al合金層とを含み、前記Li-Al合金層と前記セパレータとが、接触しており、前記セパレータは、ポリオレフィン樹脂の織布又は不織布で構成され、前記セパレータの、前記正極と前記負極との間に位置する部分は、前記正極と前記負極とにより圧縮されており、前記セパレータの、前記正極と前記負極との間に位置する部分の厚みが、70~150μmであり、前記セパレータの目付が、30~45g/m
2
である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
正極、負極、セパレータ、及び非水電解液を含む扁平形非水電池であって、
前記負極は、リチウム層と、前記リチウム層の片側の表面に形成されたLi-Al合金層とを含み、
前記Li-Al合金層と前記セパレータとが、接触しており、
前記セパレータは、ポリオレフィン樹脂の織布又は不織布で構成され、
前記セパレータの、前記正極と前記負極との間に位置する部分は、前記正極と前記負極とにより圧縮されており、
前記セパレータの、前記正極と前記負極との間に位置する部分の厚みが、70~150μmであり、
前記セパレータの目付が、30~45g/m
2
であることを特徴とする扁平形非水電池。
続きを表示(約 840 文字)
【請求項2】
前記セパレータの、前記正極と前記負極との間に位置する部分の圧縮後の厚みが、圧縮前の厚みの30%以上である請求項1に記載の扁平形非水電池。
【請求項3】
前記セパレータの、前記正極と前記負極との間に位置する部分の圧縮後の厚みが、圧縮前の厚みの70%以下である請求項1に記載の扁平形非水電池。
【請求項4】
前記セパレータの、前記正極と前記負極との間に位置しない部分の厚みが、200~400μmである請求項1に記載の扁平形非水電池。
【請求項5】
前記セパレータは、2層以上の不織布を貼り合わせて構成されている請求項1に記載の扁平形非水電池。
【請求項6】
前記正極は、正極合剤の成形体を含む請求項1に記載の扁平形非水電池。
【請求項7】
前記負極のLi-Al合金層に含まれるAlの含有量が、前記Li-Al合金層中のLiとAlの総量中、質量比で5~12%である請求項1に記載の扁平形非水電池。
【請求項8】
請求項1~7のいずれかに記載の扁平形非水電池を製造する方法であって、
リチウム層の表面にアルミニウム層を積層して負極前駆体を作製する工程と、
ポリオレフィン樹脂の織布又は不織布で構成されたセパレータを、正極と、前記負極前駆体の前記アルミニウム層側とで挟んで圧縮する工程と、前記負極前駆体のアルミニウム層とLiとを反応させて、前記リチウム層の表面にLi-Al合金層を形成して、負極を作製する工程とを含むことを特徴とする扁平形非水電池の製造方法。
【請求項9】
前記セパレータとして、あらかじめ圧縮加工されたセパレータを用いる請求項8に記載の扁平形非水電池の製造方法。
【請求項10】
前記圧縮加工されたセパレータの厚みが、前記圧縮加工を行う前の厚みの55~75%である請求項9に記載の扁平形非水電池の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本願は、正負極間の短絡を防止できると共に、負荷特性に優れた扁平形非水電池及びその製造方法に関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
正極合剤の成形体(ペレット)からなる正極と、Li金属からなる負極とを組み合わせた扁平形非水電池は、高容量、高電圧などの特性を生かして、種々の用途に利用されている。特に近年では、車載用機器の電源として扁平形非水電池の需要が伸びている。
【0003】
特許文献1では、車両のタイヤパンクセンサーなど、大きな遠心力や振動が作用する機器の電源として用いるために、圧縮前の厚みが約0.05mm~1mm程度のアラミド繊維の不織布を、50%以上95%以下の厚みとなるまで圧縮してセパレータとして用いた扁平形非水電池が提案されている。
【0004】
しかし、アラミド繊維の不織布は加工性に劣るため、所定の大きさで切断し圧縮する作業を行いにくいという難点がある。
【0005】
一方、扁平形非水電池では、負荷特性の向上などを目的として、負極のLi金属のセパレータ側表面にLi-Al合金層を形成することがある。Li金属層の表面をAlと合金化することにより、負極の表面の合金層の結晶粒が微細化すると共に、合金層の表面に微細な凹凸が形成されること(以下、単に「負極表面の微細化」ともいう。)から、負極の反応面積が増え、負荷特性を向上させることができる。
【0006】
しかし、負極の合金層の表面に形成された凹凸が微細なため、不織布などの繊維状のセパレータを用いた場合、負極の合金層の表面に形成された凹凸部がセパレータの空孔内に侵入しやすくなる。更に、合金層の微細化した結晶粒が微粉化して脱落しセパレータの空孔内に侵入する場合もある。
【0007】
また、二酸化マンガンなどの正極活物質や導電助剤などを含む正極合剤からなる正極も、強い振動を受けた場合などに、正極合剤から正極活物質、導電助剤などが脱落して繊維状のセパレータの空孔内に侵入することがある。
【0008】
このため、正極合剤の成形体からなる正極と、Li金属層の表面にLi-Al合金層が形成されて構成された負極とを組み合わせた扁平形非水電池では、セパレータ内に侵入した正極活物質や導電助剤などの正極材と、負極の合金層の表面に形成された凹凸部や微粉化に起因する負極材とが、セパレータ内で接触して短絡を生じやすくなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2016-213126号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本願は、前記問題を解決したものであり、正負極間の短絡を防止できる共に、負荷特性に優れた扁平形非水電池を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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