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公開番号2025021239
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-13
出願番号2023125035
出願日2023-07-31
発明の名称調理システム、厨房用換気装置、加熱調理器、および調理システムの制御方法
出願人富士工業株式会社
代理人IBC一番町弁理士法人
主分類F24C 15/00 20060101AFI20250205BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】調理者による遠隔操作を維持しつつ、調理者以外による遠隔操作が行われることを防止または抑制できる調理システム、厨房用換気装置、加熱調理器、および調理システムの制御方法を提供する。
【解決手段】調理システムの外部から操作対象機器に対する操作指示を取得し、調理システムにおいて調理中であるか否かを判定する。調理システムの調理者に関する情報を取得し、当該情報に基づき、調理者を識別し、識別の結果に基づき、調理システムにおいて調理中に取得された外部からの操作指示が、調理者による操作指示か否かを判断する。操作指示が調理者による操作指示であると判断された場合、操作指示に基づく操作対象機器に対する操作を実行する一方で、操作指示が調理者による操作指示ではないと判断された場合、操作指示に基づく操作対象機器に対する操作を実行しない。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
厨房用換気装置および加熱調理器の少なくともいずれかを外部からの操作対象機器として備える調理システムであって、
前記調理システムは、
前記調理システムの外部から前記操作対象機器に対する操作指示を取得する操作指示取得部と、
前記調理システムにおいて調理が行われているか否かを判定する調理判定部と、
前記調理システムの調理者に関する情報を取得する調理者情報取得部と、
前記調理者に関する情報に基づき、前記調理者を識別する調理者識別部と、
前記調理者識別部による識別の結果に基づき、前記調理システムにおいて調理が行われている間に前記操作指示取得部により取得された操作指示が、前記調理者による操作指示か否かを判断する操作指示判断部と、
前記操作指示取得部によって取得された操作指示に基づく前記操作対象機器に対する操作の実行を制御する実行制御部と、を有し、
前記実行制御部は、前記操作指示判断部によって前記操作指示が前記調理者による操作指示であると判断された場合、前記操作指示に基づく前記操作対象機器に対する操作を実行する一方で、前記操作指示が前記調理者による操作指示ではないと判断された場合、前記操作指示に基づく前記操作対象機器に対する操作を実行しない、調理システム。
続きを表示(約 2,500 文字)【請求項2】
前記調理システムにおける調理の開始時に前記調理者に関する情報を記憶する調理者情報記憶部をさらに有する、請求項1に記載の調理システム。
【請求項3】
前記実行制御部は、前記操作指示判断部により調理者以外による操作指示と判断された操作指示を、前記操作対象機器の自動運転の間、または調理ガイドが行われている間のみ実行しない、請求項1に記載の調理システム。
【請求項4】
調理手順を含むレシピ情報と当該レシピ情報に応じた前記操作対象機器の動作内容とを含み、レシピ情報に応じた処理を行うための調理データを取得する調理データ取得部をさらに有し、
前記実行制御部は、前記操作指示判断部により調理者以外による操作指示と判断された操作指示を、前記調理データ取得部によって取得された調理データに基づく前記操作対象機器の自動運転の間、または前記調理データに基づく調理ガイドが行われている間のみ実行しない、請求項1に記載の調理システム。
【請求項5】
前記調理システムの外部から前記操作対象機器に操作指示を送信する外部端末の端末情報を取得する端末情報取得部と、
前記端末情報取得部によって取得された外部端末の端末情報を第1端末情報として記憶し、前記調理者の外部端末の端末情報を第2端末情報として記憶する端末情報記憶部と、をさらに有し、
前記操作指示判断部は、前記第1端末情報と、前記第2端末情報とを比較し、前記第1端末情報と前記第2端末情報とが一致する場合、前記操作指示が前記調理者による操作指示であると判断し、前記第1端末情報と前記第2端末情報とが一致しない場合、前記操作指示が前記調理者による操作指示ではないと判断する、請求項1~4のいずれか1項に記載の調理システム。
【請求項6】
前記操作対象機器の周囲にいる人を検知する人検知部をさらに有し、
前記調理者識別部は、前記人検知部によって検知された人について前記調理者であるか否かを識別し、
前記実行制御部は、前記調理者識別部による識別の結果、前記操作対象機器の周囲にいる人が前記調理者であると判定された場合は、前記調理システムにおいて調理が行われている間に前記操作指示取得部により取得された操作指示が、前記調理者による操作指示ではないと前記操作指示判断部により判断された場合であっても、前記操作指示に基づく前記操作対象機器に対する操作を実行する、請求項1~4のいずれか1項に記載の調理システム。
【請求項7】
前記調理システムにおいて調理が行われている間に取得された操作指示が、前記調理者による操作指示ではないと前記操作指示判断部により判断された場合、前記操作指示に基づく前記操作対象機器に対する操作の実行を許可するか否かを前記調理者に対して確認する実行確認部をさらに有し、
前記実行制御部は、前記調理者が前記操作指示に基づく前記操作対象機器に対する操作の実行を許可した場合、前記操作対象機器に対する操作を実行する、請求項1~4のいずれか1項に記載の調理システム。
【請求項8】
前記調理者情報取得部は、前記調理者に関する情報として、前記調理者の画像、生体認証、認証コード入力のうち少なくともいずれかを取得する、請求項2に記載の調理システム。
【請求項9】
厨房用換気装置および加熱調理器を備える調理システムの厨房用換気装置であって、
前記調理システムの外部から前記厨房用換気装置に対する操作指示を取得する操作指示取得部と、
前記調理システムにおいて調理が行われているか否かを判定する調理判定部と、
前記調理システムの調理者に関する情報を取得する調理者情報取得部と、
前記調理者に関する情報に基づき、前記調理者を識別する調理者識別部と、
前記調理者識別部による識別の結果に基づき、前記調理システムにおいて調理が行われている間に前記操作指示取得部により取得された操作指示が、前記調理者による操作指示か否かを判断する操作指示判断部と、
前記操作指示取得部によって取得された操作指示に基づく前記厨房用換気装置に対する操作の実行を制御する実行制御部と、を有し、
前記実行制御部は、前記操作指示判断部によって前記操作指示が前記調理者による操作指示であると判断された場合、前記操作指示に基づく前記厨房用換気装置に対する操作を実行する一方で、前記操作指示が前記調理者による操作指示ではないと判断された場合、前記操作指示に基づく前記厨房用換気装置に対する操作を実行しない、厨房用換気装置。
【請求項10】
厨房用換気装置および加熱調理器を備える調理システムの加熱調理器であって、
前記調理システムの外部から前記加熱調理器に対する操作指示を取得する操作指示取得部と、
前記調理システムにおいて調理が行われているか否かを判定する調理判定部と、
前記調理システムの調理者に関する情報を取得する調理者情報取得部と、
前記調理者に関する情報に基づき、前記調理者を識別する調理者識別部と、
前記調理者識別部による識別の結果に基づき、前記調理システムにおいて調理が行われている間に前記操作指示取得部により取得された操作指示が、前記調理者による操作指示か否かを判断する操作指示判断部と、
前記操作指示取得部によって取得された操作指示に基づく前記加熱調理器に対する操作の実行を制御する実行制御部と、を有し、
前記実行制御部は、前記操作指示判断部によって前記操作指示が前記調理者による操作指示であると判断された場合、前記操作指示に基づく前記加熱調理器に対する操作を実行する一方で、前記操作指示が前記調理者による操作指示ではないと判断された場合、前記操作指示に基づく前記加熱調理器に対する操作を実行しない、加熱調理器。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、調理システム、厨房用換気装置、加熱調理器、および調理システムの制御方法に関する。
続きを表示(約 3,200 文字)【背景技術】
【0002】
近年、調理支援を目的とした技術開発が進められている。例えば、携帯端末等の遠隔操作端末からレンジフード等の操作対象機器を遠隔操作する技術が知られている(例えば、下記特許文献1)。この技術においては、調理器具が調理中か否かを判定し、調理中の遠隔操作を防止できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-118423号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の主な目的は、調理中に調理者による遠隔操作を可能としつつ、調理者以外による遠隔操作が行われることを防止または抑制できる調理システム、厨房用換気装置、加熱調理器、および調理システムの制御方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するための本発明の調理システムは、厨房用換気装置および加熱調理器の少なくともいずれかを外部からの操作対象機器として備える調理システムである。調理システムは、操作指示取得部、調理判定部、調理者情報取得部、調理者識別部、操作指示判断部、および実行制御部を有する。操作指示取得部は、調理システムの外部から操作対象機器に対する操作指示を取得する。調理判定部は、調理システムにおいて調理が行われているか否かを判定する。調理者情報取得部は、調理システムの調理者に関する情報を取得する。調理者識別部は、調理者に関する情報に基づき、調理者を識別する。操作指示判断部は、調理者識別部による識別の結果に基づき、調理システムにおいて調理が行われている間に操作指示取得部により取得された操作指示が、調理者による操作指示か否かを判断する。実行制御部は、操作指示取得部によって取得された操作指示に基づく操作対象機器に対する操作の実行を制御する。実行制御部は、操作指示判断部によって操作指示が調理者による操作指示であると判断された場合、操作指示に基づく操作対象機器に対する操作を実行する一方で、操作指示が調理者による操作指示ではないと判断された場合、操作指示に基づく操作対象機器に対する操作を実行しない。
【0006】
上記目的を達成するための本発明の厨房用換気装置は、厨房用換気装置および加熱調理器を備える調理システムの厨房用換気装置である。厨房用換気装置は、操作指示取得部、調理判定部、調理者情報取得部、調理者識別部、操作指示判断部、および実行制御部を有する。操作指示取得部は、調理システムの外部から厨房用換気装置に対する操作指示を取得する。調理判定部は、調理システムにおいて調理が行われているか否かを判定する。調理者情報取得部は、調理システムの調理者に関する情報を取得する。調理者識別部は、調理者に関する情報に基づき、調理者を識別する。操作指示判断部は、調理者識別部による識別の結果に基づき、調理システムにおいて調理が行われている間に操作指示取得部により取得された操作指示が、調理者による操作指示か否かを判断する。実行制御部は、操作指示取得部によって取得された操作指示に基づく厨房用換気装置に対する操作の実行を制御する。実行制御部は、操作指示判断部によって操作指示が調理者による操作指示であると判断された場合、操作指示に基づく厨房用換気装置に対する操作を実行する一方で、操作指示が調理者による操作指示ではないと判断された場合、操作指示に基づく厨房用換気装置に対する操作を実行しない。
【0007】
上記目的を達成するための本発明の加熱調理器は、厨房用換気装置および加熱調理器を備える調理システムの加熱調理器である。加熱調理器は、操作指示取得部、調理判定部、調理者情報取得部、調理者識別部、操作指示判断部、および実行制御部を有する。操作指示取得部は、調理システムの外部から加熱調理器に対する操作指示を取得する。調理判定部は、調理システムにおいて調理が行われているか否かを判定する。調理者情報取得部は、調理システムの調理者に関する情報を取得する。調理者識別部は、調理者に関する情報に基づき、調理者を識別する。操作指示判断部は、調理者識別部による識別の結果に基づき、調理システムにおいて調理が行われている間に操作指示取得部により取得された操作指示が、調理者による操作指示か否かを判断する。実行制御部は、操作指示取得部によって取得された操作指示に基づく加熱調理器に対する操作の実行を制御する。実行制御部は、操作指示判断部によって操作指示が調理者による操作指示であると判断された場合、操作指示に基づく加熱調理器に対する操作を実行する一方で、操作指示が調理者による操作指示ではないと判断された場合、操作指示に基づく加熱調理器に対する操作を実行しない。
【0008】
上記目的を達成するための本発明の調理システムの制御方法は、厨房用換気装置および加熱調理器の少なくともいずれかを外部からの操作対象機器として備える調理システムの制御方法であって、調理システムの外部から操作対象機器に対する操作指示を取得する取得ステップと、調理システムにおいて調理が行われているか否かを判定する判定ステップと、調理システムの調理者に関する情報を取得する調理者情報取得ステップと、調理者に関する情報に基づき、調理者を識別する識別ステップと、識別ステップにおける識別の結果に基づき、調理システムにおいて調理が行われている間に取得ステップにおいて取得された操作指示が、調理者による操作指示か否かを判断する判断ステップと、取得ステップにおいて取得された操作指示に基づく操作対象機器に対する操作の実行を制御する実行制御ステップと、を含み、実行制御ステップにおいては、判断ステップにおいて操作指示が調理者による操作指示であると判断された場合、操作指示に基づく操作対象機器に対する操作を実行する一方で、操作指示が調理者による操作指示ではないと判断された場合、操作指示に基づく操作対象機器に対する操作を実行しない、調理システムの制御方法。
【発明の効果】
【0009】
本発明の調理システム、厨房用換気装置、加熱調理器、および調理システムの制御方法によれば、調理システムの外部からの操作指示が調理者による操作指示であると判断された場合、操作指示に基づく操作対象機器に対する操作を実行する。その一方で、調理システムの外部からの操作指示が調理者による操作指示ではないと判断された場合、操作指示に基づく操作対象機器に対する操作を実行しない。したがって、調理中は、操作対象機器に対する、調理者による遠隔操作を可能としつつ、調理者以外による遠隔操作が行われることを防止または抑制できる。その結果、調理者の意図しない操作の実行を防止または抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
一実施形態に係る調理システムをキッチンに設置した場合の正面図である。
一実施形態に係る調理システムをキッチンに設置した場合の右側断面図(または側面図)である。
一実施形態のレンジフードが備える操作パネルの正面図である。
図2に示す第2温度センサによる調理器の上方の温度の検知状態を模式的に示す図である。
図1に示す調理システムの制御系の機能を例示する機能ブロック図である。
外部端末の構成を例示する概略ブロック図である。
調理データの構成を例示する模式図である。
一実施形態の調理システムの制御方法の処理手順を説明するためのフローチャートである。
調理システムにおいて調理中か否かを判定する方法について説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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