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公開番号2025021004
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-13
出願番号2023124676
出願日2023-07-31
発明の名称クッション体、およびクッション体の製造方法
出願人西川株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類A47C 27/12 20060101AFI20250205BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】開口部を容易に形成できるとともに、開口部に手を入れて容易に生地を引き出すことができるクッション体、およびクッション体の製造方法を提供する。
【解決手段】一実施形態に係るクッション体1では、開口部4に手を入れて開口部4から第2生地12および第3生地13を引っ張り出すことによって、第2生地12を第3方向の一方側に露出するとともに第3生地13を第3方向の他方側に露出することが可能とされている。第3方向に沿って見た場合において、開口部4は第1辺10bに沿って延びている。第3方向に沿って見た場合において、開口部4の第1方向の一端は第1辺10bの第1方向の一端よりも第1方向の中央側に位置しており、開口部4の第1方向の他端は第1辺10bの第1方向の他端よりも第1方向の中央側に位置している。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
第1方向に延びる第1辺、および前記第1方向に交差する方向である第2方向に延びる第2辺を有するとともに、前記第1方向および前記第2方向の双方に交差する方向である第3方向に積層された複数の生地である積層生地と、
前記第3方向から見たときにおける複数の前記生地の外縁を束ねるヘム部と、
を備えたクッション体であって、
複数の前記生地は、第1生地、第2生地、第3生地および第4生地であり、
前記第1生地、前記第2生地、前記第3生地および前記第4生地は、この順で前記第3方向に沿って並んでおり、
前記第1生地が前記クッション体の前記第3方向の一方側に露出するとともに、前記第4生地が前記クッション体の前記第3方向の他方側に露出し、
前記クッション体の外部から前記第2生地と前記第3生地の間に手を入れることが可能な開口部を備え、
前記開口部に手を入れて前記開口部から前記第2生地および前記第3生地を引っ張り出すことによって、前記第2生地を前記第3方向の一方側に露出するとともに前記第3生地を前記第3方向の他方側に露出することが可能とされており、
前記第3方向に沿って見た場合において、前記開口部は前記第1辺に沿って延びており、
前記第3方向に沿って見た場合において、前記開口部の前記第1方向の一端は前記第1辺の前記第1方向の一端よりも前記第1方向の中央側に位置しており、前記開口部の前記第1方向の他端は前記第1辺の前記第1方向の他端よりも前記第1方向の中央側に位置している、
クッション体。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記第3方向に沿って見た場合において、前記積層生地は長方形状を呈しており、
前記第1辺は長方形状を呈する前記積層生地の短辺であり、前記第2辺は長方形状を呈する前記積層生地の長辺である、
請求項1に記載のクッション体。
【請求項3】
前記第1生地と前記第2生地の間、および前記第3生地と前記第4生地の間、の少なくともいずれかの内部空間に収容された内容物を備える、
請求項1または請求項2に記載のクッション体。
【請求項4】
前記ヘム部は、前記第1生地と前記第2生地を束ねる第1ヘム布と、前記第3生地と前記第4生地を束ねる第2ヘム布とを含む、
請求項1または請求項2に記載のクッション体。
【請求項5】
前記第1生地、前記第2生地および前記第1ヘム布が互いに縫い込まれた部位である第1縫製部と、
前記第3生地、前記第4生地および前記第2ヘム布が互いに縫い込まれた部位である第2縫製部と、
前記第1ヘム布および前記第2ヘム布が互いに縫い込まれた部位である第3縫製部と、
を有する、
請求項4に記載のクッション体。
【請求項6】
第1方向に延びる第1辺、および前記第1方向に交差する方向である第2方向に延びる第2辺を有するとともに、前記第1方向および前記第2方向の双方に交差する方向である第3方向に積層された複数の生地である積層生地と、
前記第3方向から見たときにおける複数の前記生地の外縁を束ねるヘム部と、
を備えたクッション体の製造方法であって、
複数の前記生地は、第1生地、第2生地、第3生地および第4生地であり、
前記ヘム部は、第1ヘム布と、第2ヘム布とを含んでおり、
前記第1生地に前記第2生地を重ねた状態において前記第1生地の外縁、および前記第2生地の外縁を前記第1ヘム布で束ねて、前記第1生地、前記第2生地および前記第1ヘム布を縫い合わせる第1工程と、
前記第3生地に前記第4生地を重ねた状態において前記第3生地の外縁、および前記第4生地の外縁を前記第2ヘム布で束ねて、前記第3生地、前記第4生地および前記第2ヘム布を縫い合わせる第2工程と、
前記第3生地に前記第2生地を対向させた状態において前記第1ヘム布および前記第2ヘム布を縫い合わせる第3工程と、
を備え、
前記第3工程では、前記クッション体の外部から前記第2生地と前記第3生地の間に手を入れることが可能な開口部が形成される領域以外の箇所において前記第1ヘム布および前記第2ヘム布が縫い合わされ、前記領域における前記第1ヘム布と前記第2ヘム布の間に前記開口部が形成される、
クッション体の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、使用者の身体が当てられるクッション体、およびクッション体の製造方法に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、寝具が記載されている。寝具は、互いに重ね合わされる第1厚手シート、第2厚手シートおよび第3厚手シートを有する。寝具は、長方形状を呈する。寝具の一辺は開口部とされており、寝具の他の三辺はパイピングによって縫着されている。この寝具は、第1厚手シート、第2厚手シートおよび第3厚手シートの3枚重ね全体で掛用の寝具として使用可能である。
【0003】
寝具は、2箇所の開口部を利用すれば寝袋としても使用可能となる。第1厚手シート、第2厚手シートおよび第3厚手シートのうち、1枚を掛用として使用し、残り2枚を敷用として使用することが可能である。第1厚手シート、第2厚手シートおよび第3厚手シートのうち、2枚を掛用として使用し、1枚を敷用として使用することが可能である。
【0004】
特許文献2には、保温布が記載されている。互いに同一の形状を有する2枚の保温布が重ね合わされて周縁が縫い合わされるとともに、表面から両保温布の重ね合わせ面に通じる開口部が形成される。2枚の保温布のうちの一方は上布と中布の間に挟まれており、2枚の保温布のうちの他方は中布と下布の間に挟まれている。開口部は、上布および下布に設けられており、スライドファスナー等の係止具によって開閉可能とされている。開口部から両保温布の重ね合わせ面を引き出すことにより、両保温布の表裏を逆にして使用することが可能とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
実開平6-77639号公報
実全昭57-157279号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
前述した保温布では、上布および下布に開口部が設けられており、スライドファスナー等の係止具によって開閉可能とされている。この場合、布を切断し、切断した部分にスライドファスナー等を取り付けなければならないので、開口部を容易に形成できないことが想定される。さらに、開口部が形成された面を上に向けて係止具によって開口部を開放しなければならないので、開口部に手を入れて容易に生地を引き出せないという問題が生じうる。
【0007】
本開示は、開口部を容易に形成できるとともに、開口部に手を入れて容易に生地を引き出すことができるクッション体、およびクッション体の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
(1)本開示に係るクッション体は、第1方向に延びる第1辺、および第1方向に交差する方向である第2方向に延びる第2辺を有するとともに、第1方向および第2方向の双方に交差する方向である第3方向に積層された複数の生地である積層生地と、第3方向から見たときにおける複数の生地の外縁を束ねるヘム部と、を備えたクッション体である。複数の生地は、第1生地、第2生地、第3生地および第4生地であり、第1生地、第2生地、第3生地および第4生地は、この順で第3方向に沿って並んでいる。第1生地がクッション体の第3方向の一方側に露出するとともに、第4生地がクッション体の第3方向の他方側に露出する。クッション体は、クッション体の外部から第2生地と第3生地の間に手を入れることが可能な開口部を備える。開口部に手を入れて開口部から第2生地および第3生地を引っ張り出すことによって、第2生地を第3方向の一方側に露出するとともに第3生地を第3方向の他方側に露出することが可能とされている。第3方向に沿って見た場合において、開口部は第1辺に沿って延びている。第3方向に沿って見た場合において、開口部の第1方向の一端は第1辺の第1方向の一端よりも第1方向の中央側に位置しており、開口部の第1方向の他端は第1辺の第1方向の他端よりも第1方向の中央側に位置している。
【0009】
このクッション体は、複数の生地からなる積層生地と、第3方向から見た場合における複数の生地の外縁を束ねるヘム部とを有する。複数の生地は、第1生地、第2生地、第3生地および第4生地を含んでおり、第1生地、第2生地、第3生地および第4生地はこの順で第3方向に沿って並んでいる。クッション体は、クッション体の外部から第2生地と第3生地との間に手を入れることが可能な開口部を有する。開口部からクッション体の内部に手を入れて第2生地および第3生地を開口部から引っ張り出すことによって、第2生地および第3生地を露出させることができる。このとき、第2生地が第3方向の一方側を向くとともに、第3生地が第3方向の他方側を向く。開口部は、第1方向に延びる第1辺に沿って延びている。クッション体の辺の部分に開口部が形成されることにより、生地を切断する必要がないので、開口部を容易に形成することができる。開口部の第1方向の一端は第1辺の第1方向の一端よりも第1方向の中央側に位置し、開口部の第1方向の他端は第1辺の第1方向の他端よりも第1方向の中央側に位置する。よって、開口部は、第1辺の両端に達しない位置に形成されている。ところで、開口部が辺の端部に達する位置に形成されている場合、縫製が困難になるとともに開口部から生地を引き出しにくい場合がある。これに対し、このクッション体では、開口部が第1辺の途中部分に形成されているので、縫製を容易に行えるとともに開口部から容易に生地を引き出すことができる。したがって、開口部に手を入れて、第2生地および第3生地を引き出す作業、および第1生地および第4生地を引き出す作業を容易に行うことができる。
【0010】
(2)上記(1)では、第3方向に沿って見た場合において、積層生地は長方形状を呈していてもよい。第1辺は長方形状を呈する積層生地の短辺であってもよく、第2辺は長方形状を呈する積層生地の長辺であってもよい。この場合、開口部の第1方向の一端は短辺の第1方向の一端よりも第1方向の中央側に位置しており、開口部の第1方向の他端は短辺の第1方向の他端よりも第1方向の中央側に位置している。したがって、開口部が短辺の途中部分に形成されていることにより、開口部の長さを必要最小限とすることができる。開口部の長さが短い場合、積層生地を構成する複数の生地がずれにくいという利点がある。よって、開口部が短辺の途中部分に形成されている場合、複数の生地をずれにくくすることができるので寝心地を良好にすることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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