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公開番号2025020934
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-13
出願番号2023124574
出願日2023-07-31
発明の名称吐出器
出願人株式会社吉野工業所
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B65D 81/32 20060101AFI20250205BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】簡便な手入れで異なる種類の内容液を使用できる吐出器を提供する。
【解決手段】本発明に係る態様の吐出器は、上方付勢状態で下方移動可能に設けられたステム、及びステムの上下動によって内圧が増減するシリンダを有するポンプと、シリンダ内に連通する流通路、流通路に連通する吐出口が形成され、ステムを押し下げ操作する押下ヘッドと、を備えている。押下ヘッドは、吐出口が形成されるとともに、ステムに取り付けられたノズル部材と、ノズル部材への装着状態において流通路内に連通する連通口、及び第2液体が収容されるとともに、連通口を通じて流通路に連通する収容空間を形成し、ノズル部材に着脱可能に装着されたカートリッジと、を備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
上方付勢状態で下方移動可能に設けられたステム、及び前記ステムの上下動によって内圧が増減するシリンダを有し、前記シリンダの内圧減少により容器体内の第1液体が前記シリンダ内に導入されるとともに、前記シリンダの内圧上昇により前記シリンダ内の第1液体を送り出すポンプと、
前記シリンダ内に連通する流通路、前記流通路に連通する吐出口が形成され、前記ステムを押し下げ操作する押下ヘッドと、を備え、
前記押下ヘッドは、
前記吐出口が形成されるとともに、前記ステムに取り付けられたノズル部材と、
前記ノズル部材への装着状態において前記流通路内に連通する連通口、及び第2液体が収容されるとともに、前記連通口を通じて前記流通路に連通する収容空間を形成し、前記ノズル部材に着脱可能に装着されたカートリッジと、を備えている吐出器。
続きを表示(約 200 文字)【請求項2】
前記カートリッジは、
有底筒状のカートリッジ本体と、
前記カートリッジ本体の開口部を閉塞する蓋部と、を備えている請求項1に記載の吐出器。
【請求項3】
前記蓋部は、前記ノズル部材への装着状態において前記押下ヘッドの押下部を構成し、
前記蓋部における少なくとも一部は、押し下げ操作時に弾性変形可能な薄肉部を含んでいる請求項2に記載の吐出器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、吐出器に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
液体が収容される容器体と、液体を吐出する吐出口を有し、容器体に着脱可能に装着される吐出器と、を備えた吐出容器が知られている。例えば下記特許文献1には、薬剤収納室に収納された添加剤(薬剤)を、吐出容器の使用前(吐出前)に容器体内に投入することで、添加剤が添加された液体を吐出する構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-83907号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述した吐出容器のように容器体内に添加剤を直接添加する構成にあっては、例えば添加剤が香料を含む場合に、現在使用している添加剤の香料とは異なる香料を含む添加剤を使用する際、容器体の匂い残りが課題となる。容器体に匂い残りが発生すると、消費者は、容器体の洗浄に手間が掛かったり、吐出容器全体を買い替えたりする必要があった。
また、添加剤の性質(添加後の時間経過等によって、混合物の性質が変化してしまう場合等)によっては、添加剤を吐出直前に添加することが好ましい場合もある。
【0005】
本発明は、簡便な手入れで異なる種類の内容液を使用できる吐出器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明は以下の態様を採用した。
本発明の一態様に係る吐出器は、上方付勢状態で下方移動可能に設けられたステム、及び前記ステムの上下動によって内圧が増減するシリンダを有し、前記シリンダの内圧減少により容器体内の第1液体が前記シリンダ内に導入されるとともに、前記シリンダの内圧上昇により前記シリンダ内の第1液体を送り出すポンプと、前記シリンダ内に連通する流通路、前記流通路に連通する吐出口が形成され、前記ステムを押し下げ操作する押下ヘッドと、を備え、前記押下ヘッドは、前記吐出口が形成されるとともに、前記ステムに取り付けられたノズル部材と、前記ノズル部材への装着状態において前記流通路内に連通する連通口、及び第2液体が収容されるとともに、前記連通口を通じて前記流通路に連通する収容空間を形成し、前記ノズル部材に着脱可能に装着されたカートリッジと、を備えている。
【0007】
本態様によれば、押し下げ操作(吐出操作)時において、第1液体が流通路を通過する際、流通路に負圧が作用することで、収容空間の第2液体が連通口を通じて流通路内に流入する。これにより、第1液体及び第2液体が流通路で混合された状態で、吐出口から吐出される。この場合、同一製品について、例えば香料等の添加剤の種類を変えて複数種類の吐出容器として展開する際、容器体には各種類間で共通の第1液体(例えば、無香料の液体)を充填することで、容器体内に種類ごとの液体を充填する必要がない。そのため、製造工程の簡素化を図ることができる。
また、容器体には各種類で共通の第1液体が充填されるので、カートリッジのみの交換によって異なる種類の混合液体を使用することができる。これにより、異なる種類の香料が添加された液体を吐出したい場合、容器体への匂い残りを軽減することができる。そのため、容器体の洗浄の手間を軽減した上で、吐出容器全体を買い替えることなく、異なる種類の混合液体を吐出することができる。
また、添加剤となる第2液体を吐出直前に第1液体に添加することができるので、混合液体の性質変化も抑制できる。
その結果、消費者にとって使い勝手に優れた吐出容器を提供することができる。
【0008】
上記態様に係る吐出器において、前記カートリッジは、有底筒状のカートリッジ本体と、前記カートリッジ本体の開口部を閉塞する蓋部と、を備えていることが好ましい。
本態様によれば、カートリッジ内に第2液体を容易に収容することができる。
【0009】
上記態様に係る吐出器において、前記蓋部は、前記ノズル部材への装着状態において前記押下ヘッドの押下部を構成し、前記蓋部における少なくとも一部は、押し下げ操作時に弾性変形可能な薄肉部を含んでいることが好ましい。
本態様によれば、押下部を介して押下ヘッドを押し下げ操作する際に、押下部が弾性変形することで、収容空間が加圧される。これにより、収容空間の第2液体を流通路内に効果的に供給することができる。そのため、第1液体に対して第2液体が十分に混合された混合液体を吐出することができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、簡便な手入れで異なる種類の内容液を使用できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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