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公開番号2025020575
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-13
出願番号2023124055
出願日2023-07-31
発明の名称プリンタ
出願人ブラザー工業株式会社
代理人弁理士法人コスモス国際特許商標事務所
主分類B41J 29/46 20060101AFI20250205BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】プリンタからクライアントに出力される、ジョブの状態を伝えるメッセージの好適な作成手順を提供すること。
【解決手段】プリンタ1は、端末装置3から受信した印刷ジョブに基づく印刷を行うことが可能である。プリンタ1は、端末装置3からのジョブ状態要求に応じて、所定の印刷ジョブの現在の状態を示す状態コードを端末装置3に通知する。プリンタ1は、端末装置3からの理由情報要求に応じて、所定の印刷ジョブが現在の状態となっている理由を示す理由コードを端末装置3に通知する。プリンタ1は、端末装置3からのメッセージ要求に応じて、所定のジョブの現在の状態を示す自然言語の状態メッセージと、所定のジョブが現在の状態となっている理由を示す自然言語の理由メッセージと、を組み合わせた応答メッセージを端末装置3に通知する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
外部デバイスから受信した印刷ジョブに基づく印刷を行うことが可能なプリンタであって、
前記プリンタは、
前記プリンタに投入された所定のジョブに対する前記外部デバイスからの第1要求に応じて、現在の前記所定のジョブの状態を示すコードである状態コードを、前記外部デバイスに通知し、
前記所定のジョブに対する前記外部デバイスからの第2要求に応じて、前記所定のジョブが現在の状態となっている理由を示すコードである理由コードを、前記外部デバイスに通知し、
前記所定のジョブに対する前記外部デバイスからの第3要求に応じて、前記所定のジョブの状態を示す自然言語で構成されるメッセージである状態メッセージと、前記所定のジョブが現在の状態となっている理由を示す自然言語で構成されるメッセージである理由メッセージと、を組み合わせた第1ジョブ状態メッセージを、前記外部デバイスに通知する、
ように構成される。
続きを表示(約 2,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載するプリンタにおいて、
前記プリンタは、
前記外部デバイスからの前記第3要求に応じて、
前記所定のジョブが現在の状態となっている理由に対応する前記理由コードが特別コードでなければ、前記状態メッセージと、前記理由メッセージと、を組み合わせた前記第1ジョブ状態メッセージを、前記外部デバイスに通知し、
前記所定のジョブが現在の状態となっている理由に対応する前記理由コードが前記特別コードであれば、前記状態メッセージを含み、前記理由メッセージを含まない第2ジョブ状態メッセージを、前記外部デバイスに通知する、
ように構成される。
【請求項3】
請求項2に記載するプリンタにおいて、
前記特別コードは、理由が無いことを示す前記理由コードである、
ように構成される。
【請求項4】
請求項2に記載するプリンタにおいて、
前記特別コードは、理由はあるがその理由を示すコードが無いことを示す前記理由コードである、
ように構成される。
【請求項5】
請求項2に記載するプリンタにおいて、
前記特別コードは、メッセージが関連付けられていない前記理由コードである、
ように構成される。
【請求項6】
請求項1に記載するプリンタにおいて、
前記状態コードおよび前記理由コードは、前記外部デバイスが準拠する規格によって定義されており、
前記状態メッセージおよび前記理由メッセージは、前記外部デバイスが準拠する前記規格によって定義されていない、
ように構成される。
【請求項7】
請求項1に記載するプリンタにおいて、
前記プリンタは、
前記所定のジョブが現在の状態となっている理由が複数ある場合があり、前記外部デバイスからの前記第2要求に応じて、前記所定のジョブが現在の状態となっている複数の理由のそれぞれに対応する前記理由コードを、前記外部デバイスに通知し、
前記外部デバイスからの前記第3要求に応じて、前記状態メッセージと、前記理由メッセージと、を組み合わせた前記第1ジョブ状態メッセージであって、前記所定のジョブが現在の状態となっている理由が複数ある場合、複数の理由のそれぞれに対応する前記理由メッセージを組み合わせた前記第1ジョブ状態メッセージを、前記外部デバイスに通知する、
ように構成される。
【請求項8】
請求項7に記載するプリンタにおいて、
前記プリンタは、
前記外部デバイスからの前記第3要求に応じて、前記状態メッセージを含み、さらに前記所定のジョブが現在の状態となっている理由が複数ある場合、複数の理由のそれぞれに対応する前記理由メッセージを、前記第1ジョブ状態メッセージの文字数が上限値を越えない範囲で含む、前記第1ジョブ状態メッセージを、前記外部デバイスに通知する、
ように構成される。
【請求項9】
請求項1に記載するプリンタにおいて、
前記プリンタは、
前記所定のジョブが現在の状態となっている理由が複数ある場合があり、前記外部デバイスからの前記第2要求に応じて、前記所定のジョブが現在の状態となっている複数の理由のそれぞれに対応する前記理由コードを、前記外部デバイスに通知し、
前記外部デバイスからの前記第3要求に応じて、前記状態メッセージと、前記理由メッセージと、を組み合わせた前記第1ジョブ状態メッセージであって、前記所定のジョブが現在の状態となっている理由が複数ある場合、複数の理由のうち1つを選択し、組み合わされる前記理由メッセージを、選択された前記理由に対応する前記理由メッセージとする、前記第1ジョブ状態メッセージを、前記外部デバイスに通知する、
ように構成される。
【請求項10】
請求項1に記載するプリンタにおいて、
前記プリンタは、
前記外部デバイスからの前記第3要求に応じて、
現在の前記所定のジョブの状態と前記所定のジョブが現在の状態となっている理由との組み合わせが特定の組み合わせでなければ、前記状態メッセージと前記理由メッセージとを組み合わせた前記第1ジョブ状態メッセージを、前記外部デバイスに通知し、
現在の前記所定のジョブの状態と前記所定のジョブが現在の状態となっている理由との組み合わせが前記特定の組み合わせであれば、前記理由メッセージを含み、前記状態メッセージを含まない第3ジョブ状態メッセージを、前記外部デバイスに通知する、
ように構成される。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書に開示される技術分野は、プリンタに投入されたジョブの状態を通知する技術に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
近年、印刷アプリケーションプログラムやクラウド上でのプリントサービスでは、IPP規格(IPP:Internet Printing Protocol)に従ってプリンタを制御することが可能である。IPPに関する技術を開示した文献には、例えば非特許文献1がある。非特許文献1には、プリンタから、IPP規格に従って印刷ジョブを生成するIPPクライアントに、投入されたジョブの状態を、自然言語で構成されるメッセージで伝える手順が開示されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
RFC8011 Internet Printing Protocol/1.1:Model and Semantics https://www.rfc-editor.org/rfc/rfc8011
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
プリンタから、印刷ジョブを生成するクライアントに、自然言語で構成されるメッセージを伝えることはできるものの、そのメッセージの作り方についてはプリンタに委ねられる。そのため、プリンタでのメッセージの作成手順には改善の余地がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この課題の解決を目的としてなされたプリンタは、外部デバイスから受信した印刷ジョブに基づく印刷を行うことが可能なプリンタであって、前記プリンタは、前記プリンタに投入された所定のジョブに対する前記外部デバイスからの第1要求に応じて、現在の前記所定のジョブの状態を示すコードである状態コードを、前記外部デバイスに通知し、前記所定のジョブに対する前記外部デバイスからの第2要求に応じて、前記所定のジョブが現在の状態となっている理由を示すコードである理由コードを、前記外部デバイスに通知し、前記所定のジョブに対する前記外部デバイスからの第3要求に応じて、前記所定のジョブの状態を示す自然言語で構成されるメッセージである状態メッセージと、前記所定のジョブが現在の状態となっている理由を示す自然言語で構成されるメッセージである理由メッセージと、を組み合わせた第1ジョブ状態メッセージを、前記外部デバイスに通知する、ように構成される。
【0006】
本明細書に開示されるプリンタは、外部デバイスからの第3要求があった際に、プリンタに投入された所定のジョブの現在の状態を示す状態メッセージと、所定のジョブがその状態となっている理由を示す理由メッセージとを組み合わせた、自然言語で構成される第1ジョブ状態メッセージを、その外部デバイスに通知する。これにより、外部デバイスではその第1ジョブ状態メッセージを表示できるので、所定のジョブの詳細な状態がユーザに伝わり易い。
【0007】
上記プリンタの機能を実現するための制御方法、コンピュータプログラム、および当該コンピュータプログラムを格納するコンピュータにて読取可能な記憶媒体も、新規で有用である。
【発明の効果】
【0008】
本明細書に開示される技術によれば、プリンタからクライアントに出力される、ジョブの状態を伝えるメッセージの好適な作成手順が実現される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態にかかるプリンタの概略構成図である。
通知処理の手順を示すフローチャートである。
メッセージ生成処理の手順を示すフローチャートである。
状態テーブルの例を示す説明図である。
理由テーブルの例を示す説明図である。
端末装置に表示されるメッセージの例を示す説明図である。
操作パネルに表示されるメッセージの例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、プリンタを具体化した実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は、IPP(Internet Printing Protocol)規格に従った印刷指示に基づく印刷を実行可能なプリンタを開示するものである。
(【0011】以降は省略されています)

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