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公開番号2025019818
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-07
出願番号2023123653
出願日2023-07-28
発明の名称シール部材
出願人カヤバ株式会社
代理人弁理士法人後藤特許事務所
主分類F16J 15/3204 20160101AFI20250131BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】気体を充填して行うリークテストへのシール部材の影響をなくす。
【解決手段】ステアリングシャフト11の外周面とステアリングシャフト11が収容される収容部81の内周面との間をシールするシール部材90は、ステアリングシャフト11の外周面と収容部81の内周面との間に設けられる環状の本体部91と、気体を透過するとともに液体を透過しないフィルタ99と、を備え、本体部91には、本体部91を軸方向に貫通する通気部97が形成され、フィルタ99は、通気部97に設けられる。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
シャフトの外周面と前記シャフトが収容される収容部の内周面との間をシールするシール部材であって、
前記シャフトの前記外周面と前記収容部の前記内周面との間に設けられる環状の本体部と、
気体を透過するとともに液体を透過しないフィルタと、を備え、
前記本体部には、前記本体部を軸方向に貫通する通気部が形成され、
前記フィルタは、前記通気部に設けられることを特徴とするシール部材。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
請求項1に記載のシール部材であって、
前記本体部は、金属で形成される環状の芯金部と、前記芯金部が内部に設けられる環状のシール部と、を有し、
前記通気部は、前記芯金部及び前記シール部に形成されることを特徴とするシール部材。
【請求項3】
請求項1に記載のシール部材であって、
前記通気部は、前記本体部の周方向に間隔を空けて複数形成されることを特徴とするシール部材。
【請求項4】
請求項2に記載のシール部材であって、
前記フィルタは、前記芯金部に形成される前記通気部の開口部を覆って設けられ、
前記芯金部には、前記フィルタと係合して前記フィルタの位置決めをする位置決め部が形成されることを特徴とするシール部材。
【請求項5】
請求項2に記載のシール部材であって、
前記フィルタは、前記芯金部に形成される前記通気部の開口部を覆って設けられ、
前記フィルタの縁部は、前記シール部と前記芯金部とで挟持されることを特徴とするシール部材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シール部材に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ピニオン軸と、ピニオン軸外周のピニオンに噛合するラック軸と、ピニオン軸への入力トルクを検出するトルク検出装置と、トルク検出装置からの検出信号に基づいて操舵にアシスト力を付与する電動モータと、ピニオン軸およびラック軸を収容するハウジングと、を備える電動パワーステアリング装置が開示されている。
【0003】
ハウジングは、ピニオン軸を収容するピニオン側ハウジングと、ピニオンギヤとラックギヤの噛合部を収容する連結部ハウジングと、ラック軸を収容するラック側ハウジングと、を有する。ピニオン軸と連結部ハウジングの間には、オイルシールが設けられる。ラック軸を覆うブーツが破損しても、オイルシールによりピニオン側ハウジングへの異物の侵入が防止され、ピニオン側ハウジング内のトルク検出装置等が保護される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平10-258749号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一般的に、オイルシールは、液体と気体の両方をシールする。特許文献1に記載の電動パワーステアリング装置では、ピニオン側ハウジングとラック側ハウジングの間の連結部ハウジングにオイルシールが設けられる。そのため、製造時にハウジング内に気体を充填してリークテストを行う際には、一度にハウジング全体に気体を充填することはできず、ピニオン側ハウジングとラック側ハウジングのそれぞれに気体を充填する必要がある。言い換えれば、オイルシールが設けられることにより、リークテストに手間がかかっている。
【0006】
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、気体を充填して行うリークテストへのシール部材の影響をなくすことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、シャフトの外周面とシャフトが収容される収容部の内周面との間をシールするシール部材であって、シャフトの外周面と収容部の内周面との間に設けられる環状の本体部と、気体を透過するとともに液体を透過しないフィルタと、を備え、本体部には、本体部を軸方向に貫通する通気部が形成され、フィルタは、通気部に設けられることを特徴とする。
【0008】
この発明では、シール部材の本体部の通気部に、気体を透過するとともに液体を透過しないフィルタが設けられる。そのため、シール部材により、シャフトの外周面と収容部の内周面との間は、気体を通しつつ液体が通らないようにシールされる。よって、気体を充填して行うリークテストへのシール部材の影響をなくすことができる。
【0009】
本発明は、本体部は、金属で形成される環状の芯金部と、芯金部が内部に設けられる環状のシール部と、を有し、通気部は、芯金部及びシール部に形成されることを特徴とする。
【0010】
本発明は、通気部は、本体部の周方向に間隔を空けて複数形成されることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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