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公開番号
2025019148
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-06
出願番号
2024202555,2021113703
出願日
2024-11-20,2021-07-08
発明の名称
散薬包装装置
出願人
株式会社湯山製作所
代理人
個人
,
個人
主分類
A61J
3/00 20060101AFI20250130BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】分包数が多くても、散薬収容部材に必要量の散薬を1回撒くだけで、必要な分包数の散薬を掻き出すことができる散薬包装装置を提供する。
【解決手段】断面円弧状の溝10aを有する回転可能な散薬収容部材10と、溝10aに接した状態で回転可能で、かつ、溝10aに対して昇降可能に設けられ、散薬収容部材10に収容された散薬を掻き出す掻出板29を備えた回転板25とを備えている。掻出板29は、回転板25の第1面に設けられた第1掻出板29a、29bと、回転板25の第2面に設けられ、第1掻出板29a、29bより掻出幅が小さい第2掻出板29cとからなる。第2掻出板29cにより所定の分割幅で1包目の散薬を掻き出し、散薬収容部材10を回転板25の第2面側から第1面側に移動した後、第1掻出板29a、29bにより所定の分割幅で2包目以降の散薬を掻き出すように構成されている。
【選択図】図14
特許請求の範囲
【請求項1】
断面円弧状の溝を有する回転可能な散薬収容部材と、
前記溝に接した状態で回転可能で、かつ、前記溝に対して昇降可能に設けられ、前記散薬収容部材に収容された散薬を掻き出す掻出板を備えた回転板とを備えた散薬包装装置において、
前記掻出板は、前記回転板の第1面に設けられた第1掻出板と、前記回転板の第2面に設けられ、前記第1掻出板より掻出幅が小さい第2掻出板とからなり、
前記第2掻出板により所定の分割幅で1包目の散薬を掻き出し、
前記散薬収容部材を前記回転板の前記第2面側から前記第1面側に移動した後、前記第1掻出板により所定の分割幅で2包目以降の散薬を掻き出すように構成されていることを特徴とする散薬包装装置。
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【請求項2】
前記第2掻出板が1包目の散薬を掻き終えた後、前記第1掻出板が2包目の散薬を掻き始める前に、前記散薬収容部材を前記第1面側から前記第2面側に移動するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の散薬包装装置。
【請求項3】
前記第1掻出板が散薬を掻き出した後、前記散薬収容部材を前記第1面側から前記第2面側に移動した後、前記第2掻出板が前記散薬収容部材に入るように構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の散薬包装装置。
【請求項4】
前記第1掻出板と前記第2掻出板は、前記回転板の中心軸の周りの等配位置に設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の散薬包装装置。
【請求項5】
前記第1掻出板は2個、前記第2掻出板は1個設けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の散薬包装装置。
【請求項6】
先の前記第1掻出板が散薬を掻き終えた後、後の前記第1掻出板が散薬を掻き始める前に、前記散薬収容部材を前記第1面側から前記第2面側に移動するように構成されていることを特徴とする請求項5に記載の散薬包装装置。
【請求項7】
先の前記第1掻出板が散薬を掻き出し、後の前記第1掻出板が散薬を掻き出した後、先の前記第1掻出板が前記散薬収容部材に入る前に、前記第2掻出板が前記散薬収容部材に入るように構成されていることを特徴とする請求項5又は6に記載の散薬包装装置。
【請求項8】
請求項1から7のいずれかに記載の散薬包装装置の前記散薬収容部材と前記回転板を制御する制御装置に、
前記第2掻出板により所定の分割幅で1包目の散薬を掻き出すステップと、
前記散薬収容部材を前記回転板の前記第2面側から前記第1面側に移動して、前記第1掻出板により所定の分割幅で2包目以降の散薬を掻き出すステップを実行させるためのプログラム。
【請求項9】
請求項8に記載のプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、散薬包装装置、特に散薬収容部材の溝内に収容された散薬を一定量ずつ掻き出す散薬掻出部に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、散薬包装装置には、断面円弧状の環状溝を有する散薬収容部材(R円盤、分配皿ともいう。)に散薬を均一に供給し、掻出板を有する回転板により環状溝内の散薬を1包ずつ分配して掻き出す散薬掻出装置が設けられている(特許文献1、2参照)。
【0003】
従来の散薬包装装置では、図16に示すように、散薬収容部材101に収容された散薬に回転板102を降下させて散薬を切り込み、回転板102の掻出板103により1包目の散薬を掻き出すときに分包数に応じた掻出幅Wより幅の狭い分割幅Sの散薬が掻き出される場合に、散薬収容部材101を逆転させて散薬収容部材101に収容された散薬を掻出板103と反対側に掻き寄せているが、分包数が多くなるほど、掻寄量が多くなる結果、掻出板103と反対側に掻き寄せられた散薬がN-1包目になだれ込み、N-1包目が多く、N包目が少なくなり、均等に分割できない。そのため、従来の分包装置では、掻出板103の掻出幅Wの寸法にもよるが、せいぜい93包が最大分割数となっていた。この最大分割数を超える分包数の場合は、必要量の散薬を2回に分けて散薬収容部材101に収容していた。例えば、100包の場合、まず50包分の散薬を散薬収容部材101に収容して50分割し、次に残りの50包分の散薬を散薬収容部材101に収容して50分割していたため、分包作業に長時間を要していた。
【0004】
特許文献3には、回転部材の片側の面に狭幅の切出し部材(掻出板)と広幅の切出し部材(掻出板)を備え、1包目を狭幅の切出し部材で掻き出し、2包目以降を広幅の切り出し部材で掻き出す分包装置が記載されている。特許文献3の分包装置では、2包目以降において広幅の切出し部材で掻き出した後、狭幅の切出し部材が回転テーブルを通過する回転部材を上昇させているため、分包終了までの時間がかかるという問題があった。
【0005】
特許文献4には、回転部材の第1の面に第1の掻き出し部材を備え、回転部材の第2の面に第1の掻き出し部材より掻き出す幅が広い第2掻き出し部材を備え、分割数が1~63までは、回転テーブルを第1の方向に回転させながら幅広の第2の掻き出し部材を用いて掻き出し、分割数が64から93までは、回転テーブルを第1の方向とは異なる第2の方向に回転させながら幅狭の第1の掻き出し部材を用いて掻き出す分包装置が記載されている。特許文献4の分包装置では、分割数が64から93までは1包目から最終包まで幅狭の掻き出し部材を使用するため、分割数が多くなるほど回転テーブルの送り量が小さくなり、幅狭の掻き出し部材で1包目を掻き出した後、2包目を掻き出す前に、幅広の掻き出し部材が最終包目の散薬の一部を掻き出してしまうことから、最大分割数は93包までである。
【0006】
特許文献5には、堰止部の片面にテーブルの環状溝に収容された散薬を切り出す広幅切出部材と狭幅切出部材とを備え、多分割時に、1回目を狭幅切出部材で切出し、2回目以降を広幅切出部材で切り出し、少分割時に、1回目から最終回まで広幅切出部材で切り出すようにした粉粒体分割装置が記載されている。特許文献5の装置では、広幅切出部材と狭幅切出部材とが堰止部の同じ面に設けられているため、広幅切出部材で切り出した後、狭幅切出部材が環状溝を通過して、広幅切出部材で切り出した後に切り出されなかった環状溝の散薬が山崩れした部分を狭幅切出部材が掻き出してしまう結果、山崩れ分が余計に掻き出され、掻出量が多くなるという問題があった。また、特許文献5の装置では、広幅切出部材の幅より広い幅分を1包として切り出す場合には、テーブルの環状溝を回転させて堰止部(回転板)で広幅切出部材を越える幅分の散薬を寄せてから掻き出すことになるが、寄せ幅が多くなるほど、掻き出した後の山崩れが多くなる傾向にある。山崩れが多くなると、広幅切出部材の後に狭幅切出部材が通過するときに、山崩れした部分を掻き出す量も多くなる。このため、寄せ幅を制限し、寄せ幅の限界を小さく設定することなる結果、掻出回数が多くなって、分包に時間がかかるという問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2010-179967号公報
特開2010-247841号公報
特開2009-262944号公報(特許第5140483号)
特開2017-113551号公報(特許第6531753号)
特開2018-177247号公報(特許第6864351号)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は前記従来の問題点に鑑みてなされたもので、分包数が多くても、散薬収容部材に必要量の散薬を1回撒くだけで、必要な分包数の散薬を掻き出すことができる散薬包装装置を提供することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記課題を解決するための手段として、本発明の散薬包装装置は、
断面円弧状の溝を有する回転可能な散薬収容部材と、
前記溝に接した状態で回転可能で、かつ、前記溝に対して昇降可能に設けられ、前記散薬収容部材に収容された散薬を掻き出す掻出板を備えた回転板とを備えた散薬包装装置において、
前記掻出板は、前記回転板の第1面に設けられた第1掻出板と、前記回転板の第2面に設けられ、前記第1掻出板より掻出幅が小さい第2掻出板とからなり、
前記第2掻出板により所定の分割幅で1包目の散薬を掻き出し、
前記散薬収容部材を前記回転板の前記第2面側から前記第1面側に移動した後、前記第1掻出板により所定の分割幅で2包目以降の散薬を掻き出すように構成されていることを特徴とする。
【0010】
前記散薬包装装置にでは、幅狭の第2掻出板により1包目を掻き出すときに分包数に応じた分割幅の散薬が掻き出されるように、散薬収容部材を第2面側から第1面側に移動させて散薬収容部材に収容された散薬を第2掻出板と反対側に掻き寄せるが、第2掻出板の掻出幅が小さいだけ掻寄量が少ない。このため、分包数が多くても、第2掻出板と反対側に掻き寄せられた散薬は2包目の分割幅内に収まり、第1掻出板による2包目の掻き出し時に掻き出される。
(【0011】以降は省略されています)
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