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公開番号
2025018972
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-06
出願番号
2024113443
出願日
2024-07-16
発明の名称
光カチオン硬化性接着剤、カメラモジュールまたは車載用光センサー及びその製造方法。
出願人
株式会社トクヤマ
代理人
主分類
C09J
163/00 20060101AFI20250130BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】硬化体の線膨張係数が低く貯蔵弾性率が低い光カチオン硬化性接着剤を提供することを課題とすること。
【解決手段】 (A)エポキシ化合物と、(B)オキセタン化合物と、(C)シランカップリング剤と、(D)光酸発生剤と、(E)シリカとを含み、前記(E)シリカは、BET比表面積が5~25m
2
/g、(D90-D10)/D50が0.7以下であることを特徴とする、光カチオン硬化性接着剤。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
(A)エポキシ化合物と、(B)オキセタン化合物と、(C)シランカップリング剤と、(D)光酸発生剤と、(E)シリカとを含み、
前記(E)シリカは、BET比表面積が5~25m
2
/g、(D90-D10)/D50が0.7以下であることを特徴とする、
光カチオン硬化性接着剤。
続きを表示(約 300 文字)
【請求項2】
前記(A)エポキシ化合物と前記(B)オキセタン化合物の合計量を100質量部としたときの、前記(E)シリカの配合量が100質量部以上200質量部以下であることを特徴とする、請求項1に記載の光カチオン硬化性接着剤。
【請求項3】
請求項1または2記載の光カチオン硬化性接着剤の硬化体を含む、カメラモジュールまたは車載用光センサー。
【請求項4】
請求項1または2記載の光カチオン硬化性接着剤を使用してカメラモジュールの部品同士を接着する工程および/またはカメラモジュールと筐体を接着する工程を含む、カメラモジュールまたは車載用光センサーの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、光カチオン硬化性接着剤に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
車載用やスマートフォン用などのカメラモジュールにおいては、レンズや撮像素子などの部品を固定するために光カチオン硬化性接着剤が使用される。このような光カチオン硬化性接着剤としては、エポキシ化合物やオキセタン化合物などのカチオン重合性基を有する化合物、重合開始剤である光酸発生剤、接着性を向上させるためのシランカップリング剤、充填剤としてシリカとを含むものが知られている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-69039号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記のようなカメラモジュールの部品の固定に使用される光カチオン硬化性接着剤には、部品等を高い寸法精度で固定することや、使用環境変化に伴う熱的および力学的影響によって部品等の位置ずれや外れが発生しないようにすることが求められている。そのため、光カチオン硬化性接着剤には、硬化後に、線膨張係数が低いことや、貯蔵弾性率が低く柔軟性に優れていることが求められている。しかしながら、充填剤の配合割合を増加させれば線膨張係数は低下するものの、貯蔵弾性率が高くなって柔軟性が失われてしまうなど、これらの物性を両立させることが難しかった。そこで本発明は、硬化体の線膨張係数が低く貯蔵弾性率が低い光カチオン硬化性接着剤を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者らは、前記目的を達成するために鋭意研究を重ねた。その結果、粒子径分布の均一性が高いシリカフィラーを使用した場合に、貯蔵弾性率が低下することを見出し、本発明を完成させるに至った。
【0006】
すなわち本発明は、(A)エポキシ化合物と、(B)オキセタン化合物と、(C)シランカップリング剤と、(D)光酸発生剤と、(E)シリカとを含み、前記(E)シリカは、BET比表面積が5~25m
2
/g、(D90-D10)/D50が0.7以下であることを特徴とする、光カチオン硬化性接着剤である。
【0007】
前記(A)エポキシ化合物と前記(B)オキセタン化合物の合計量を100質量部としたときの、前記(E)シリカの配合量が100質量部以上200質量部以下であることが好ましい。
【0008】
また、本発明として、前記光カチオン硬化性接着剤の硬化体を含む、カメラモジュールまたは車載用光センサーを挙げることが出来る。さらに、本発明として、前記光カチオン硬化性接着剤を使用してカメラモジュールの部品同士を接着する工程および/またはカメラモジュールと筐体を接着する工程を含む、カメラモジュールまたは車載用光センサーの製造方法を挙げることが出来る。
【発明の効果】
【0009】
本発明により、充填剤としてシリカの配合割合を増やして硬化体の線膨張係数を低いものとしつつ、貯蔵弾性率が低い光カチオン硬化性接着剤を得ることが容易となる。その結果、カメラモジュールや車載用光センサーにおける部品の位置ずれや外れを抑制することが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は本発明の光カチオン硬化性接着剤を用いることが出来る車載用光センサーの一例の概略図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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