TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025018359
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-06
出願番号
2023121981
出願日
2023-07-26
発明の名称
消火シート
出願人
TOPPANホールディングス株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
A62C
2/00 20060101AFI20250130BHJP(人命救助;消防)
要約
【課題】消火剤の性能低下を十分に長期にわたって抑制できるとともに、火元から消火シートまでにある程度の距離があっても消火性能を発現し易い消火シートを提供する。
【解決手段】本開示に係る消火シートは、消火剤含有層を含むシート状の消火材と、消火材を封止しているアルミニウム箔とを備え、アルミニウム箔の厚さが15μm以下である。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
消火剤含有層を含むシート状の消火材と、
前記消火材を封止している包装材と、
を備え、
前記包装材がアルミニウム箔を含む積層構造を有し、
前記アルミニウム箔の厚さが15μm以下である、消火シート。
続きを表示(約 350 文字)
【請求項2】
前記アルミニウム箔の厚さが3μm以上である、請求項1に記載の消火シート。
【請求項3】
前記アルミニウム箔の突き刺し強度が10N以下である、請求項1又は2に記載の消火シート。
【請求項4】
前記アルミニウム箔の引張破断強度が25N以下である、請求項1又は2に記載の消火シート。
【請求項5】
当該消火シートの最外層を構成する樹脂フィルムを更に備える、請求項1又は2に記載の消火シート。
【請求項6】
前記消火材と前記アルミニウム箔との間に、シーラント層を更に有する、請求項1又は2に記載の消火シート。
【請求項7】
前記シーラント層による封止部によって周縁部が構成されている、請求項6に記載の消火シート。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は消火シートに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、燃焼によりエアロゾルを発生する消火剤組成物をバインダと混合し、これをシート状に成形した消火体を開示している。特許文献2は、発火の懸念がある部位に容易に設置可能であり且つ発火時の初期消火に優れた効果を発揮する消火用フィルムを開示している。特許文献2の図6には、消火剤含有層1と、消火剤含有層1を挟むように配置された表層6a,6bとを備える消火用フィルム40が図示され、同文献の段落[0040]には表層6a,6bとして、例えば、樹脂基材を使用できることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2018/047762号
特開2021-137345号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、消火剤含有層を含む消火シートを高温多湿の環境下に配置した場合、水分の侵入によって消火剤の性能が低下することがある。そこで、特許文献2の図6に示されたように、消火剤含有層を一対の樹脂基材で挟んで保護することによって消火剤の性能低下を抑制することが考えられる。本発明者らの検討によると、かかる構成の消火用フィルムは、水分の侵入による消火剤の性能低下を抑制する効果について未だ改善の余地があった。他方、当該消火用フィルムによれば、消火用フィルムに炎が直接当たる程度の位置で発火が生じたとき、迅速に消火性能を発揮することができる。しかし、火元から消火シートまでの距離があると、消火性能が十分に発現されない場合があり、この点において改善の余地があった。
【0005】
本開示は、上記事情に鑑みてなされたものであり、消火剤の性能低下を十分に長期にわたって抑制できるとともに、火元から消火シートまでにある程度の距離があっても消火性能を発現し易い消火シートを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一側面に係る消火シートは、消火剤含有層を含むシート状の消火材と、消火材を封止している包装材とを備え、包装材がアルミニウム箔を含む積層構造を有し、アルミニウム箔の厚さが15μm以下である。アルミニウム箔の厚さが15μm以下であることで、消火シートが消火性能を発揮する際、消火シートの主面を構成するアルミニウム箔が破れ易い。消火シートの主面が破れると、そこから火炎に向けて消火剤が噴出されるため、消火シートの端面(例えば、消火シートの封止部)が破れ易い消火シートと比較して、高い確率で初期消火を実現できる。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、消火剤の性能低下を十分に長期にわたって抑制できるとともに、火元から消火シートまでにある程度の距離があっても消火性能を発現し易い消火シートが提供される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は本開示の一実施形態に係る消火シートを模式的に示す平面図である。
図2は図1に示す消火シートのII-II線における模式断面図である。
図3(a)及び図3(b)は図1に示す消火シートを製造する工程を模式的に示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、場合により図面を参照しながら、本開示の実施形態について詳細に説明する。ただし、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
【0010】
<消火シート>
図1は本実施形態に係る消火シートを模式的に示す平面図であり、図2は図1に示す消火シート10のII-II線における模式断面図である。図1に示すように、消火シート10は、主面10fと、周縁部10aとを備える。図2に示すように、消火シート10は、シート状の消火材3と、消火材3を収容する包装材8とを備える。本実施形態において、消火材3は、消火剤含有層1と、基材2とによって構成されている。包装材8は、最外層を構成する樹脂フィルム4と、アルミニウム箔5と、シーラント層6とによって構成されている。図1に示すように、消火シート10の周縁部10aは、一対の包装材8,8のシーラント層6,6による封止部によって構成されている。以下、消火シート10の各構成について説明する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
階段避難用滑り板
4か月前
個人
階段上り下り滑り板
2か月前
藤井電工株式会社
連結フック
9日前
能美防災株式会社
消火装置
4か月前
能美防災株式会社
消火栓装置
4か月前
深田工業株式会社
発泡ノズル
4か月前
ホーチキ株式会社
消火栓装置
5か月前
ホーチキ株式会社
防災システム
4か月前
個人
消火用ノズルヘッド
5か月前
中国電力株式会社
長尺工具保持具
3か月前
ホーチキ株式会社
消火栓装置
4か月前
ホーチキ株式会社
消火栓装置
5か月前
藤井電工株式会社
ストラップの保護カバー
1か月前
ホーチキ株式会社
消火栓装置
4か月前
ホーチキ株式会社
消火栓装置
5か月前
沖電気工業株式会社
筐体
29日前
株式会社大林組
ドレンチャー設備
25日前
株式会社ニフコ
圧力開放弁
5か月前
文化シヤッター株式会社
防煙垂れ壁装置
5か月前
個人
消防用水供給設備
5か月前
トーハツ株式会社
消火用ポンプ
3か月前
個人
延焼防止装置
1か月前
個人
災害時及び緊急時用使い捨て酸素マスク
4か月前
株式会社モリタホールディングス
消防車
3か月前
株式会社モリタホールディングス
消防車
3か月前
ホーチキ株式会社
消火設備及び消火方法
1か月前
能美防災株式会社
放水装置
4か月前
ゼデル
ロープハーネス
3か月前
エスペック株式会社
消火・防火装置及び試験装置
3か月前
ゼデル
ロープハーネス
3か月前
ミドリ安全株式会社
安全装置
7日前
ミドリ安全株式会社
安全装置
7日前
能美防災株式会社
防災設備
4か月前
ミドリ安全株式会社
安全装置
7日前
トーハツ株式会社
消火用可搬式ポンプ
3か月前
日本ドライケミカル株式会社
消火装置
2か月前
続きを見る
他の特許を見る