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公開番号
2025018199
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-06
出願番号
2023121708
出願日
2023-07-26
発明の名称
樹脂組成物、インクジェット記録用水性インク、インクジェット記録装置、及びインクジェット記録方法
出願人
ブラザー工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C09D
11/30 20140101AFI20250130BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】 耐ブロッキング性に優れ、かつ、耐擦性にも優れる、樹脂組成物、インクジェット記録用水性インク、インクジェット記録装置、及びインクジェット記録方法の提供を目的とする。
【解決手段】本発明の樹脂組成物は、樹脂組成物であって、有機溶媒、定着樹脂粒子、滑剤粒子、及び水を含み、前記滑剤粒子は、有機化合物を含み、前記滑剤粒子の体積平均粒子径(d
1
)と前記定着樹脂粒子の体積平均粒子径(d
2
)との差(d
1
-d
2
)が、70nm以上であり、前記有機溶媒は、沸点が190~280℃の有機溶媒を含み、前記樹脂組成物全体の重量において、前記滑剤粒子の含有量が、0.1~8.0重量%であり、前記沸点が190~280℃の有機溶媒の含有量が、6.0~10.0重量%である。
【選択図】 なし
特許請求の範囲
【請求項1】
樹脂組成物であって、
有機溶媒、定着樹脂粒子、滑剤粒子、及び水を含み、
前記滑剤粒子は、有機化合物を含み、
前記滑剤粒子の体積平均粒子径(d
1
)と前記定着樹脂粒子の体積平均粒子径(d
2
)との差(d
1
-d
2
)が、70nm以上であり、
前記有機溶媒は、沸点が190~280℃の有機溶媒を含み、
前記樹脂組成物全体の重量において、
前記滑剤粒子の含有量が、0.1~8.0重量%であり、
前記沸点が190~280℃の有機溶媒の含有量が、6.0~10.0重量%である、
樹脂組成物。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記滑剤粒子が、有機化合物である、請求項1記載の樹脂組成物。
【請求項3】
前記樹脂組成物が、巻き取り機構を有する印刷装置により非浸透の記録媒体へ記録するための樹脂組成物である、
請求項1記載の樹脂組成物。
【請求項4】
樹脂組成物、及び顔料を含み、
前記樹脂組成物が、請求項1記載の樹脂組成物である、
インクジェット記録用水性インク。
【請求項5】
前記インクジェット記録用水性インクにおいて、
前記沸点が190~280℃の有機溶媒の含有量(A)と前記滑剤粒子の含有量(B)との含有比率(A/B)が、6~24であり、
前記顔料の含有量(C)と前記滑剤粒子の含有量(B)との含有比率(C/B)が、3.1~12.4である、
請求項4記載のインクジェット記録用水性インク。
【請求項6】
前記定着樹脂粒子のガラス転移温度Tgが、35~80℃である、請求項4記載のインクジェット記録用水性インク。
【請求項7】
前記沸点が190~280℃の有機溶媒は、前記定着樹脂粒子と前記沸点が190~280℃の有機溶媒とのHSP距離(R
a
)及びハンセン空間上において前記定着樹脂粒子を溶解した前記沸点が190~280℃の有機溶媒のプロットのみを包含する球(ハンセン球)の半径(R
0
)から算出される相対エネルギー差(R
a
/R
0
)を示すREDが、2.0未満であり、
前記HSP距離は、前記定着樹脂粒子のHSP値、及び、前記沸点が190~280℃の有機溶媒のHSP値から算出され、
前記定着樹脂粒子のHSP値は、前記ハンセン球の中心座標から算出される、
請求項4記載のインクジェット記録用水性インク。
【請求項8】
前記滑剤粒子は、
親水部及び疎水部を含み、
主鎖として、ポリオルガノシロキサンを含み、
側鎖として、アクリル成分及びウレタン成分の少なくとも一方を含み、
前記定着樹脂粒子として、アクリル樹脂エマルション及びウレタン樹脂エマルションの少なくとも一方を含み、
前記REDが、1.0以下である、
請求項7記載のインクジェット記録用水性インク。
【請求項9】
流路、及び付与手段を含み、
前記流路に供給された樹脂組成物を、前記付与手段によって対象物に付与し、
前記樹脂組成物は、請求項1から3のいずれか一項に記載の樹脂組成物である、
インクジェット記録装置。
【請求項10】
流路、及び付与手段を含み、
前記流路に供給された水性インクを、前記付与手段によって対象物に付与し、
前記水性インクは、請求項4から8のいずれか一項に記載のインクジェット記録用水性インクである、
インクジェット記録装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、樹脂組成物、インクジェット記録用水性インク、インクジェット記録装置、及びインクジェット記録方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
昨今は環境負荷低減の観点から印刷物の低温乾燥が求められている。印刷面を低温で十分に造膜させるには、造膜助剤を使用する必要がある。特許文献1には、グリセリン等の有機溶媒を造膜助剤として使用した水性インクが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-147892号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
造膜助剤を使用した場合、Tgの低下等によってブロッキングが発生しやすい。特に、印刷方式としてロールトゥロール(RtoR)方式を採用した場合には、巻取時に印刷面と印刷反対面とが接することとなるため、ブロッキングの発生は大きな課題となる。また、造膜助剤を使用した場合、印刷表面の耐擦性が低下する場合がある。
【0005】
そこで、本発明は、耐ブロッキング性に優れ、かつ、耐擦性にも優れる、樹脂組成物、インクジェット記録用水性インク、インクジェット記録装置、及びインクジェット記録方法の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するために、本発明の樹脂組成物は、
有機溶媒、定着樹脂粒子、滑剤粒子、及び水を含み、
前記滑剤粒子は、有機化合物を含み、
前記滑剤粒子の体積平均粒子径(d
1
)と前記定着樹脂粒子の体積平均粒子径(d
2
)との差(d
1
-d
2
)が、70nm以上であり、
前記有機溶媒は、沸点が190~280℃の有機溶媒を含み、
前記樹脂組成物全体の重量において、
前記滑剤粒子の含有量が、0.1~8.0重量%であり、
前記沸点が190~280℃の有機溶媒の含有量が、6.0~10.0重量%である。
【0007】
本発明のインクジェット記録用水性インクは、本発明の樹脂組成物、及び顔料を含む。
【0008】
本発明のインクジェット記録装置は、
流路、及び付与手段を含み、
前記流路に供給された樹脂組成物を、前記付与手段によって対象物に付与し、
前記樹脂組成物は、本発明の樹脂組成物である。
【0009】
本発明のインクジェット記録装置は、
流路、及び付与手段を含み、
前記流路に供給された水性インクを、前記付与手段によって対象物に付与し、
前記水性インクは、本発明のインクジェット記録用水性インクである。
【0010】
本発明のインクジェット記録方法は、
記録媒体に樹脂組成物をインクジェット方式により付与して記録する記録工程を含み、
前記樹脂組成物は、本発明の樹脂組成物である。
(【0011】以降は省略されています)
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