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公開番号
2025018180
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-06
出願番号
2023121672
出願日
2023-07-26
発明の名称
ガラス微粒子堆積体の製造方法およびガラス微粒子堆積体の製造装置
出願人
住友電気工業株式会社
代理人
弁理士法人信栄事務所
主分類
C03B
8/04 20060101AFI20250130BHJP(ガラス;鉱物またはスラグウール)
要約
【課題】製造設備全体の稼働率を向上させたガラス微粒子堆積体の製造方法およびガラス微粒子堆積体の製造装置を提供する。
【解決手段】
反応容器内でターゲットにバーナの火炎による加水分解反応によって生成されるガラス微粒子を堆積させる堆積工程と、堆積工程により製造されたガラス微粒子堆積体を反応容器から取り出してクリーンルームに運搬する取り出し工程と、を備えたガラス微粒子堆積体の製造方法であって、クリーンルームに、空気内の微粒子を取り除くクリーンルームフィルタを通過して空気を導入し、堆積工程において、クリーンルームとは異なる空間から反応容器フィルタを通過して反応容器に空気を導入させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
反応容器内でターゲットにバーナの火炎による加水分解反応によって生成されるガラス微粒子を堆積させる堆積工程と、
前記堆積工程により製造されたガラス微粒子堆積体を前記反応容器から取り出してクリーンルームに運搬する取り出し工程と、
を備えたガラス微粒子堆積体の製造方法であって、
前記クリーンルームに、空気内の微粒子を取り除くクリーンルームフィルタを通過して空気を導入し、
前記堆積工程において、前記クリーンルームとは異なる空間から反応容器フィルタを通過して前記反応容器に空気を導入させる、
ガラス微粒子堆積体の製造方法。
続きを表示(約 830 文字)
【請求項2】
前記クリーンルームに、温度および湿度を調節可能な空調機を通過して空気を導入する、請求項1に記載のガラス微粒子堆積体の製造方法。
【請求項3】
前記堆積工程において、屋外に開口した導入ダクトから吸い込まれた空気を前記反応容器に導入させる、請求項1に記載のガラス微粒子堆積体の製造方法。
【請求項4】
前記堆積工程において、前記クリーンルームおよび前記反応容器とは異なる部屋に開口した導入ダクトから吸い込まれた空気を前記反応容器に導入させる、請求項1に記載のガラス微粒子堆積体の製造方法。
【請求項5】
前記堆積工程において、前記反応容器に導入される空気は、前記クリーンルーム内の空気と全熱交換を行う、請求項1に記載のガラス微粒子堆積体の製造方法。
【請求項6】
屋外に開口した吸気ダクトと、前記反応容器の排気口とを切り替えて排気管に接続し、
前記堆積工程開始時に、前記排気管を前記排気口に接続し、
前記堆積工程が終わると、前記排気管を前記吸気ダクトに接続して、前記排気口を封止する、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のガラス微粒子堆積体の製造方法。
【請求項7】
内部でターゲットに対してバーナの火炎による加水分解反応によって生成されるガラス微粒子を堆積させてガラス微粒子堆積体を製造する反応容器と、
製造された前記ガラス微粒子堆積体を、クリーン度が調節されたクリーンルームに運搬する運搬機と、
を備えるガラス微粒子堆積体の製造装置であって、
前記反応容器は、
前記クリーンルームと異なる空間に開口し、前記反応容器に空気を導入する導入ダクトと、
前記導入ダクトに設けられ、前記反応容器に導入される空気中の粒子を取り除く反応容器フィルタと、を備える、
ガラス微粒子堆積体の製造装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、ガラス微粒子堆積体の製造方法およびガラス微粒子堆積体の製造装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ガラス微粒子堆積体の製造方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-166992号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1には、ターゲットにガラス微粒子を堆積させる反応容器を覆う外部容器にクリーンエアを供給するガラス微粒子堆積体の製造方法が開示されている。外部容器にクリーンエアを供給することにより、ガラス微粒子堆積体への異物の付着を防ぐことができる。
【0005】
ところで、ガラス微粒子堆積体の製造装置において、クリーンルームからクリーンエアが導入される場合がある。クリーンルームでは、フィルタによってクリーン度が調節される。また、複数の反応容器が、共通のクリーンルームに対して接続されている場合がある。
【0006】
クリーンルーム内に空気を導入するために用いられるフィルタは適宜交換される。その際、クリーンルームと接続されたすべてのガラス微粒子堆積体の反応容器の稼働を停止させていた。
【0007】
本開示は、製造設備全体の稼働率を向上させたガラス微粒子堆積体の製造方法およびガラス微粒子堆積体の製造装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の一態様に係るガラス微粒子堆積体の製造方法は、
反応容器内でターゲットにバーナの火炎による加水分解反応によって生成されるガラス微粒子を堆積させる堆積工程と、
前記堆積工程により製造されたガラス微粒子堆積体を前記反応容器から取り出してクリーンルームに運搬する取り出し工程と、
を備えたガラス微粒子堆積体の製造方法であって、
前記クリーンルームに、空気内の微粒子を取り除くクリーンルームフィルタを通過して空気を導入し、
前記堆積工程において、前記クリーンルームとは異なる空間から反応容器フィルタを通過して前記反応容器に空気を導入させる。
【0009】
本開示の一態様に係るガラス微粒子堆積体の製造装置は、
内部でターゲットに対してバーナの火炎による加水分解反応によって生成されるガラス微粒子を堆積させてガラス微粒子堆積体を製造する反応容器と、
製造された前記ガラス微粒子堆積体を、クリーン度が調節されたクリーンルームに運搬する運搬機と、
を備えるガラス微粒子堆積体の製造装置であって、
前記反応容器は、
前記クリーンルームと異なる空間に開口し、前記反応容器に空気を導入する導入ダクトと、
前記導入ダクトに設けられ、前記反応容器に導入される空気中の粒子を取り除く反応容器フィルタと、を備える。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、製造設備全体の稼働率を向上させたガラス微粒子堆積体の製造方法およびガラス微粒子堆積体の製造装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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