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公開番号2025017893
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-06
出願番号2023121239
出願日2023-07-26
発明の名称車両用表示装置
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類B60K 35/23 20240101AFI20250130BHJP(車両一般)
要約【課題】液晶表示素子の温度上昇を抑制できる車両用表示装置を提供する。
【解決手段】車両用表示装置1は、筐体2と、筐体2に収容されたTFT3と、筐体2に収容され、TFT3から出力される表示光Ltを車両のウインドシールドに向けて反射するミラーと、TFT3の表示面3aに接触させて配置される透明な板状のサファイアガラス6と、熱を放熱する放熱部として機能するロアケース21と、一端71がサファイアガラス6の縁部61に接続され且つ他端72がロアケース21に接続され、サファイアガラス6の熱をロアケース21に伝導するヒートパイプ7とを備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
筐体と、
前記筐体に収容された液晶表示素子と、
前記筐体に収容され、前記液晶表示素子から出力される表示光を車両の透明な反射部材に向けて反射するミラーと、
前記液晶表示素子の表示面または背面の何れかの面に接触させて配置される透明な板状の熱伝導板部材と、
熱を放熱する放熱部と、
一端が前記熱伝導板部材の縁部に接続され且つ他端が前記放熱部に接続され、前記熱伝導板部材の熱を前記放熱部に伝導するヒートパイプと、を備えることを特徴とする車両用表示装置。
続きを表示(約 360 文字)【請求項2】
前記熱伝導板部材の前記縁部に沿って設けられ、当該縁部を両側から挟み込んで保持し、当該縁部の両面に接触する熱伝導枠部材をさらに備え、
前記ヒートパイプは、前記一端が前記熱伝導枠部材を介して前記縁部に接続される請求項1に記載の車両用表示装置。
【請求項3】
前記筐体は、金属により形成され、前記放熱部として機能し、
前記ヒートパイプは、前記他端が前記金属製の筐体に接続される請求項1又は2に記載の車両用表示装置。
【請求項4】
温度を検出する温度センサをさらに備え、
前記熱伝導板部材は、サファイアガラスにより形成され、
前記温度センサは、温度検出位置が前記熱伝導板部材の前記縁部に位置する請求項1又は2に記載の車両用表示装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用表示装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車両用表示装置として、例えば、特許文献1には、液晶によって所望の表示を行う液晶表示装置が記載されている。この液晶表示装置は、液晶表示を行う液晶表示素子と、液晶表示素子を照明するための光源と、液晶表示素子の裏面側に配置され、光源からの光を液晶表示素子に向けて出射する光導波路と、液晶表示素子を駆動するための液晶駆動回路部が備えられた配線基板と、光源のオンオフ駆動を行い、熱を発生させる熱源となる駆動回路と、駆動回路が発した熱の放熱を行う放熱部材と、放熱部材よりも熱伝達率が高い部材で構成された、駆動回路と放熱部材とを接続する伝熱部材とを備える。そして、液晶表示装置は、放熱部材を駆動回路から離し、伝熱部材を介して放熱部材が駆動回路に接続される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-227072号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述の特許文献1に記載の液晶表示装置は、光源を駆動する駆動回路の熱を放熱部材により放熱しているが、例えば、液晶表示素子の熱を放熱して当該液晶表示素子の温度上昇を抑制することが望まれている。
【0005】
そこで、本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、液晶表示素子の温度上昇を抑制できる車両用表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る車両用表示装置は、筐体と、前記筐体に収容された液晶表示素子と、前記筐体に収容され、前記液晶表示素子から出力される表示光を車両の透明な反射部材に向けて反射するミラーと、前記液晶表示素子の表示面または背面の何れかの面に接触させて配置される透明な板状の熱伝導板部材と、熱を放熱する放熱部と、一端が前記熱伝導板部材の縁部に接続され且つ他端が前記放熱部に接続され、前記熱伝導板部材の熱を前記放熱部に伝導するヒートパイプと、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る車両用表示装置は、液晶表示素子の熱を熱伝導板部材及びヒートパイプを介して放熱部に伝導させることができるので、液晶表示素子の温度上昇を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係る車両用表示装置の構成例を示す図である。
図2は、実施形態に係るヒートパイプの接続例を示す図である。
図3は、実施形態の第1変形例に係るヒートパイプの接続例を示す図である。
図4は、実施形態の第2変形例に係るヒートパイプの接続例を示す図である。
図5は、実施形態に係るサーミスタの設置位置を示す図である。
図6は、実施形態に係るサーミスタの取付例を示す図である。
図7は、実施形態に係る熱伝導を示す図である。
図8は、実施形態の第1変形例に係るサーミスタの取付例を示す図である。
図9は、実施形態の第2変形例に係るサーミスタの取付例を示す図である。
図10は、実施形態の第3変形例に係るサーミスタの取付例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。更に、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
【0010】
図1に示すように、実施形態の車両用表示装置1は、自動車等の車両100に搭載され、光を透過するウインドシールド110に向けて出射した表示光Ltを当該ウインドシールド110でアイポイントEP側に向けて反射させることで虚像を表示するヘッドアップディスプレイである。車両用表示装置1は、筐体2、液晶表示素子としてのTFT3、バックライトユニット4、ミラー5、熱伝導板部材としてのサファイアガラス6、ヒートパイプ7、及び、透明カバー10を有する。
(【0011】以降は省略されています)

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