TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025017778
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-06
出願番号
2023121015
出願日
2023-07-25
発明の名称
アンテナ装置
出願人
株式会社HYSエンジニアリングサービス
代理人
弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類
H01Q
13/08 20060101AFI20250130BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】この発明は、給電点と反射板の給電端子との間を給電部材を用いて接続した垂直水平偏波共用型パッチアンテナの、特定の1周波数の交差偏波特性の向上を図る。
【解決手段】この発明の一態様は、パッチおよびストリップ線路に設けた水平偏波用の第1の給電点および垂直偏波用の第2の給電点と、反射板に設けた水平偏波用の第1の給電端子および垂直偏波用の第2の給電端子との間を、それぞれ給電部材を介して接続した水平垂直偏波共用のアンテナ装置において、前記パッチ上に、前記第1の給電点と所定の位置関係を有して第1の短絡点を配置すると共に、前記パッチ上に、前記第2の給電点と所定の位置関係を有して第2の短絡点を配置し、前記第1の短絡点と前記反射板の接地面との間および前記第2の短絡点と前記反射板の接地面との間を、それぞれ第1の短絡部材および第2の短絡部材により接続するようにしたものである。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
パッチおよびストリップ線路に設けた水平偏波用の第1の給電点および垂直偏波用の第2の給電点と、反射板に設けた水平偏波用の第1の給電端子および垂直偏波用の第2の給電端子との間を、それぞれ給電部材を介して接続した水平垂直偏波共用のアンテナ装置であって、
前記パッチ上に、前記第1の給電点と所定の位置関係を有して配置される第1の短絡点と、
前記パッチ上に、前記第2の給電点と所定の位置関係を有して配置される第2の短絡点と、
前記第1の短絡点と前記反射板の接地面との間を接続する第1の短絡部材と、
前記第2の短絡点と前記反射板の接地面との間を接続する第2の短絡部材と
を備えるアンテナ装置。
続きを表示(約 180 文字)
【請求項2】
前記パッチと前記反射板との間の空隙は、0.03λ以上に設定される請求項1に記載のアンテナ装置。
【請求項3】
前記パッチは正方形状をなし、前記第1の給電点および前記第1の短絡点と、前記第2の給電点および前記第2の短絡点とが、前記パッチ上で前記座標中心に対し互いに直交する位置に配置される、請求項1に記載のアンテナ装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明の一態様は、アンテナ素子としてパッチを用いたアンテナ装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
アンテナ装置の一つとして、パッチと呼ばれる金属片をアンテナ素子として用いたパッチアンテナが知られている。パッチアンテナは、アンテナ構造が簡単で薄型化が容易であるため、例えば無線タグのような小型の無線デバイスをはじめ、多くのデバイスに広く使用されている。
【0003】
ところで、パッチアンテナには、パッチに対し2方向から給電することで直交する2種類の偏波を送信または受信可能とした垂直水平偏波共用型のパッチアンテナがある。この種のパッチアンテナは、例えば偏波方向を任意に切替えることで、相手側のアンテナの状態に応じて偏波方向が変化する場合でも、通信可能な状態を維持できるという利点を有する(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2005-39756号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところが、特許文献1に記載されるパッチアンテナは、接地パターンが形成された反射板に対し一定の空隙(パッチと反射板との間が0.03λ以上の場合)または誘電体を隔ててパッチを配置し、パッチの給電点と反射板に設けられた給電端子との間を給電ピンで接続する構造となっている。このため、一方の給電系によるパッチと反射板との間の偏波の電界分布が、他方の給電系の給電ピンにより乱れ、その影響により交差偏波特性の劣化を招くという課題がある。
【0006】
この発明は上記事情に着目してなされたもので、給電点と反射板の給電端子との間を給電部材を用いて接続した垂直水平偏波共用型のパッチアンテナにおいて、偏波間の特定の1周波数の交差偏波特性を向上させることが可能な技術を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するためにこの発明に係るアンテナ装置の一態様は、パッチおよびストリップ線路に設けた水平偏波用の第1の給電点および垂直偏波用の第2の給電点と、反射板に設けた水平偏波用の第1の給電端子および垂直偏波用の第2の給電端子との間を、それぞれ給電部材を介して接続した水平垂直偏波共用のアンテナ装置において、前記パッチ上に、前記第1の給電点と所定の位置関係を有して第1の短絡点を配置すると共に、前記パッチ上に、前記第2の給電点と所定の位置関係を有して第2の短絡点を配置し、前記第1の短絡点と前記反射板の接地面との間および前記第2の短絡点と前記反射板の接地面との間を、それぞれ第1の短絡部材および第2の短絡部材により接続するようにしたものである。
【0008】
この発明の一態様によれば、垂直偏波および水平偏波の送受信時に、他方の給電部材によりパッチと反射板との間で発生する電界分布の乱れは対称化され、これにより垂直偏波と水平偏波との間の特定の1周波数の交差偏波識別度が改善されて、各偏波の無線信号の品質を高めることが可能となる。
【発明の効果】
【0009】
すなわちこの発明の一態様によれば、給電点と反射板の給電端子との間を給電部材を用いて接続した垂直水平偏波共用型のパッチアンテナにおいて、偏波間の特定の1周波数の交差偏波特性を向上させることが可能な技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、この発明の一実施形態に係るアンテナ装置のアンテナ部分の構造の一例を示す平面図である。
図2は、図1に示したアンテナ装置のA-A矢視断面図である。
図3は、図1に示したアンテナ装置において給電ピンに対する短絡ピンの配置位置関係を説明するための図である。
図4は、図1に示したアンテナ装置による垂直偏波の水平面指向特性の一例を示す図である。
図5は、短絡ピンを有しない従来の同種のアンテナ装置の構造を示す平面図である。
図6は、図5に示したアンテナ装置による垂直偏波の水平面指向特性を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
電波吸収体
23日前
個人
テーブルタップ
20日前
キヤノン株式会社
電子機器
20日前
三洋化成工業株式会社
軟磁性材料
10日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
20日前
古河電池株式会社
制御弁式鉛蓄電池
16日前
株式会社ヨコオ
同軸コネクタ
16日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
20日前
日新電機株式会社
変圧器
4日前
株式会社ヨコオ
ソケット
3日前
株式会社ユーシン
スイッチ装置
20日前
株式会社半導体エネルギー研究所
電池
9日前
株式会社ユーシン
スイッチ装置
20日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
10日前
個人
六角形パネル展開アレーアンテナ
20日前
住友電装株式会社
コネクタ
16日前
三洲電線株式会社
撚線導体
10日前
TDK株式会社
コイル部品
16日前
ローム株式会社
半導体装置
20日前
オムロン株式会社
リード線整列治具
20日前
トヨタバッテリー株式会社
二次電池
3日前
富士電機株式会社
半導体装置
20日前
太陽誘電株式会社
コイル部品
20日前
株式会社デンソー
半導体装置
20日前
株式会社デンソー
半導体装置
20日前
大和電器株式会社
コンセント
16日前
日産自動車株式会社
電子機器
23日前
ニチコン株式会社
コンデンサ
16日前
三洋化成工業株式会社
リチウムイオン電池
10日前
個人
ユニバーサルデザインコンセントプラグ
20日前
マクセル株式会社
電気化学素子
20日前
河村電器産業株式会社
接続装置
4日前
シャープ株式会社
アンテナ装置
3日前
河村電器産業株式会社
速結端子
23日前
ローム株式会社
半導体発光装置
16日前
トヨタ自動車株式会社
非水系二次電池
23日前
続きを見る
他の特許を見る