TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025017280
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-05
出願番号
2023120340
出願日
2023-07-24
発明の名称
表示制御装置、表示システム、及び表示制御方法
出願人
日本精機株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B60K
35/23 20240101AFI20250129BHJP(車両一般)
要約
【課題】 表示コンテンツが車外の対象物に埋没するときに、その表示コンテンツの視認性を向上させる。
【解決手段】 表示制御装置100は、自車両CRの前方に仮想的に設定される第1及び/又は第2の表示領域VA1,VA2において虚像V1,V1(NA1),V2を視認者に視認させることが可能な表示部を含む表示装置130を制御する。表示制御装置100は、自車両CRの前方にある対象物PCRの情報に基づいて、第1の表示領域VA1に配置される虚像V1(NA1)が現在、対象物PCRに埋没するように視認者に視認されているという、埋没条件を満たすか否かを判定する。埋没条件を満たすと判定したときに、表示装置130は、第1の表示領域VA1に表示されている虚像V1(NA1)の表示態様を第2の表示領域VA2に表示させる虚像V2(NA2)の表示態様に変更する。
【選択図】 図7
特許請求の範囲
【請求項1】
画像を被投影部材に投影することで視認者に前記画像を自車両の前方に虚像として視認させる表示装置を制御する表示制御装置であって、前記表示装置が、前記虚像としての前記画像を生成する画像生成部と、前記自車両の前方に仮想的に設定される第1及び/又は第2の表示領域において前記虚像を前記視認者に視認させることが可能な表示部と、を含み、前記第2の表示領域の上端が、前記第1の表示領域の下端より自車両側に位置し、あるいは、前記第1の表示領域の前記下端と等しく位置し、前記第1の表示領域を表す面と前記自車両が走行する路面とのなす角度である第1の傾斜角が、前記第2の表示領域を表す面と前記路面とのなす角度である第2の傾斜角より大きく、
前記自車両の前方にある対象物の情報を取得する情報取得部と、
前記情報取得部からの前記情報に基づいて、前記第1の表示領域に配置される前記虚像が現在、前記対象物に埋没するように前記視認者に視認されているという、あるいは、前記第1の表示領域に配置される前記虚像が将来、前記対象物に埋没するように前記視認者に視認され得るという、埋没条件を満たすか否かを判定する判定部と、
を備え、
前記埋没条件を満たすと判定したときに、前記判定部は、前記第1の表示領域に表示されている前記虚像の一部または全部を前記第2の表示領域に表示させる、
ことを特徴とする表示制御装置。
続きを表示(約 1,900 文字)
【請求項2】
前記第1の表示領域と前記第2の表示領域が、共通の領域を持たないように配置される、
ことを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
【請求項3】
前記表示装置は、光学系を介して、前記画像の表示光を、前記被投影部材に投影するヘッドアップディスプレイ装置である、
または、前記視認者の頭部に装着されるヘッドマウントディスプレイ装置である、
ことを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
【請求項4】
前記判定部は、前記情報取得部からの前記情報に基づいて、前記第1の表示領域から前記第2の表示領域に移動した前記虚像の前記一部または前記全部を前記第1の表示領域に戻す場合に、前記第1の表示領域に再度配置される前記虚像の前記一部または前記全部が、前記対象物に埋没しないように前記視認者に視認されるという、復元条件を満たすか否かをさらに判定し、
前記復元条件を満たすと判定したときに、前記判定部は、前記第2の表示領域に表示されている前記虚像の前記一部または前記全部を前記第1の表示領域に表示させる、
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載に表示制御装置。
【請求項5】
前記虚像は、前記自車両の走行予定経路を表すナビゲーション表示である、
ことを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
【請求項6】
前記第1の表示領域に表示される前記ナビゲーション表示は、前記自車両の前方の道路に対して重畳しているように前記視認者に視認される重畳ナビゲーション表示であり、
前記第2の表示領域に表示される前記ナビゲーション表示は、少なくとも前記自車両の周辺の地図情報を示す地図画像と、前記走行予定経路を示す経路画像とを含み、これらの画像を斜めから見下したような俯瞰ナビゲーション表示である、
ことを特徴とする請求項5に記載の表示制御装置。
【請求項7】
前記虚像は、前記自車両の周囲にある地点に関する情報を表すPOI(Point Of Interest)表示である、
ことを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
【請求項8】
前記虚像は、前記自車両の走行予定経路を表すナビゲーション表示をさらに含み、
前記第2の表示領域に表示される前記POI表示は、俯瞰ナビゲーション表示の中に配置されるように表示され、
前記俯瞰ナビゲーション表示は、少なくとも前記自車両の周辺の地図情報を示す地図画像と、前記走行予定経路を示す経路画像とを含み、これらの画像を斜めから見下したような俯瞰表示である、
ことを特徴とする請求項7に記載の表示制御装置。
【請求項9】
請求項1に記載の表示制御装置と、
前記表示装置と、を備え、
前記表示装置は、前記画像生成部と前記表示部とを含むヘッドアップディスプレイ装置またはヘッドマウントディスプレイ装置である、
ことを特徴とする表示システム。
【請求項10】
画像を被投影部材に投影することで視認者に前記画像を自車両の前方に虚像として視認させる表示装置を制御する表示制御方法であって、前記表示装置が、前記自車両の前方に仮想的に設定される第1及び/又は第2の表示領域において前記虚像を前記視認者に視認させることが可能な表示部を含み、前記第2の表示領域の上端が、前記第1の表示領域の下端より自車両側に位置し、あるいは、前記第1の表示領域の前記下端と等しく位置し、前記第1の表示領域を表す面と前記自車両が走行する路面とのなす角度である第1の傾斜角が、前記第2の表示領域を表す面と前記路面とのなす角度である第2の傾斜角より大きく、
前記自車両の前方にある対象物の情報を取得する情報取得ステップと、
前記情報に基づいて、前記第1の表示領域に配置される前記虚像が現在、前記対象物に埋没するように前記視認者に視認されているという、あるいは、前記第1の表示領域に配置される前記虚像が将来、前記対象物に埋没するように前記視認者に視認され得るという、埋没条件を満たすか否かを判定する埋没判定ステップと、
前記埋没判定ステップで前記埋没条件を満たすと判定したときに、前記第1の表示領域に表示されている前記虚像の一部または全部を前記第2の表示領域に遷移させて表示させる表示遷移ステップと、
を含む、
ことを特徴とする表示制御方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば自動車等の車両に搭載される表示制御装置、表示システム、及び表示制御方法等に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来の表示制御装置は、例えば、特許文献1などに開示されるものがある。また、特許文献1の段落0004、段落0005には、以下の開示がある。例えばヘッドアップディスプレイ(HUD)装置を使って車両の前方に表示される虚像は、車外の対象物(前方他車両)と重畳して、虚像が、当該対象物の内部又は当該対象物よりも遠方に位置することがある。すなわち、虚像の表示可能領域に配置される表示コンテンツは、車外の対象物に埋没しているように認識されることがある。埋没しているように認識される表示コンテンツは、その表示態様によっては、視認者に多大な違和感を与えることがある。
【0003】
特許文献1の請求項1に開示される従来の表示制御装置は、虚像の表示可能領域のうち、車外の対象物に埋没しているように認識される埋没領域を特定する埋没領域特定部と、表示可能領域に配置される表示コンテンツの表示態様を決定する表示態様決定部と、を備え、表示コンテンツにおいて、特定の重畳対象との重畳関係を維持するように特定の重畳対象を追従する追従コンテンツと、追従コンテンツ以外の非追従コンテンツと、を定義すると、表示態様決定部は、非追従コンテンツのうち少なくとも一部のコンテンツを、表示可能領域のうち埋没領域を除いた非埋没領域に限定して配置する配置処理を実施する。特許文献1に開示される従来の表示制御装置では、虚像が対象物に埋没して視認されることによる違和感を低減することができる。
【0004】
特許文献1の要約書及び図6において、非追従コンテンツは、非AR(拡張現実: Augmented Reality)表示物であり、非埋没領域に限定して配置する非追従コンテンツ(非AR表示物)は、車速コンテンツである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-091334号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
表示コンテンツ(例えば車速コンテンツ)が車外の対象物に埋没しているように認識される場合、特許文献1の請求項1に開示される従来の表示制御装置では、表示コンテンツの位置を非埋没領域に移動させる。しかしながら、ドライバ(視認者)は、その移動後非埋没領域の位置を予測することが困難となる。特に、表示コンテンツの種類によっては、表示コンテンツの位置が左右方向に大きく移動すると、表示コンテンツの内容を理解することが困難となる。
【0007】
本発明の1つの目的は、表示コンテンツが車外の対象物に埋没するときに、その表示コンテンツの視認性を向上させることができる表示制御装置を提供することである。本発明の他の目的は、以下に例示する態様及び最良の実施形態、並びに添付の図面を参照することによって、当業者に明らかになるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0008】
以下に、本発明の概要を容易に理解するために、本発明に従う態様を例示する。
【0009】
第1の態様において、画像を被投影部材に投影することで視認者に前記画像を自車両の前方に虚像として視認させる表示装置を制御する表示制御装置であって、前記表示装置が、前記虚像としての前記画像を生成する画像生成部と、前記自車両の前方に仮想的に設定される第1及び/又は第2の表示領域において前記虚像を前記視認者に視認させることが可能な表示部と、を含み、前記第2の表示領域の上端が、前記第1の表示領域の下端より自車両側に位置し、あるいは、前記第1の表示領域の前記下端と等しく位置し、前記第1の表示領域を表す面と前記自車両が走行する路面とのなす角度である第1の傾斜角が、前記第2の表示領域を表す面と前記路面とのなす角度である第2の傾斜角より大きく、表示制御装置は、
前記自車両の前方にある対象物の情報を取得する情報取得部と、
前記情報取得部からの前記情報に基づいて、前記第1の表示領域に配置される前記虚像が現在、前記対象物に埋没するように前記視認者に視認されているという、あるいは、前記第1の表示領域に配置される前記虚像が将来、前記対象物に埋没するように前記視認者に視認され得るという、埋没条件を満たすか否かを判定する判定部と、
を備え、
前記埋没条件を満たすと判定したときに、前記判定部は、前記第1の表示領域に表示されている前記虚像の一部または全部を前記第2の表示領域に表示させる。
【0010】
埋没条件を満たすと判定したときに、第1の表示領域に表示されている虚像の一部または全部を第2の表示領域に表示させるので、虚像は、自車両側に近づき、第2の表示領域の虚像は、埋没を回避することができ、視認性が向上する。また、第1の表示領域から第2の表示領域への移動は、視認者にとって虚像の位置が下方向に移動し、視認者は、虚像を容易に視認することができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
日本精機株式会社
表示装置
今日
日本精機株式会社
表示装置
今日
日本精機株式会社
表示制御装置、表示システム、及び表示制御方法
今日
個人
車両
2か月前
個人
眼科手術車
27日前
個人
授乳用車両
19日前
個人
自動車運転補助装置
2か月前
井関農機株式会社
作業車両
19日前
日本精機株式会社
表示装置
5日前
日本精機株式会社
表示装置
1か月前
井関農機株式会社
作業車両
1か月前
個人
キャンピングトレーラー
1か月前
個人
台車用車輪止め具
28日前
個人
自動車外部装着用しめ飾り
2か月前
個人
謝意シグナル装着車
1か月前
日本精機株式会社
車載表示装置
2か月前
日本精機株式会社
車載表示装置
1か月前
エムケー精工株式会社
洗車装置
3か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
3か月前
マツダ株式会社
車両
12日前
トヨタ自動車株式会社
車両
28日前
株式会社青木製作所
タンクローリ
28日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
2か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
3か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
2か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
3か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
2か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
1か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
3か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
19日前
トヨタ自動車株式会社
車両
2か月前
株式会社小糸製作所
投影装置
16日前
東レ株式会社
車両用部材の補強方法
1か月前
日本化薬株式会社
ガス発生器
3か月前
ダイハツ工業株式会社
バッグ
3か月前
株式会社コーワ
フィルター清掃装置
3か月前
続きを見る
他の特許を見る