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公開番号2025017268
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-05
出願番号2023120316
出願日2023-07-24
発明の名称石鹸、循環器疾患の予防又は改善剤、及び外用組成物
出願人個人
代理人弁理士法人雄渾
主分類A61K 36/258 20060101AFI20250129BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】本発明の課題は、メディカルハーブ、生薬等を含有しながら、皮膚以外の疾病予防効果、特に循環器疾患及びメンタルヘルス不調の予防又は改善を目的とした効果のある石鹸、予防又は改善剤及びそれ等を含有する外用組成物を提供することである。
【解決手段】上記の課題を解決するための本発明の循環器疾患及びメンタルヘルス不調の予防又は改善を目的とした石鹸、予防又は改善剤及びそれ等を含有する外用組成物は、特定のメディカルハーブ・生薬成分と穀物又は芋類のアルコール発酵物由来成分を組み合わせて含有することを特徴とする。
これにより、血管老化、心房細動等のリスクを含む循環器疾患の予防又は改善効果、及び心身症、ストレス、不眠等のメンタルヘルス不調の予防又は改善効果のある石鹸、予防又は改善剤及びそれ等を含有する外用組成物を提供することが可能となる。
【選択図】図2


特許請求の範囲【請求項1】
(A)油脂のケン化物、(B)メディカルハーブ由来成分、(C)穀物又は芋類のアルコール発酵物を含有することを特徴とする、石鹸。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
前記(B)メディカルハーブ由来成分は、高麗人参エキスであり、前記高麗人参エキスの含有量は、前記油脂の含有量に対して0.01質量%以上であることを特徴とする、請求項1に記載の石鹸。
【請求項3】
前記(C)穀物又は芋類のアルコール発酵物は、エタノール含有量が10質量%以下であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の石鹸。
【請求項4】
(C)穀物又は芋類のアルコール発酵物を含有し、外用組成物に使用することを特徴とする、循環器疾患の予防又は改善剤。
【請求項5】
(B)高麗人参を含むメディカルハーブ由来成分を含有することを特徴とする、請求項4に記載の循環器疾患の予防又は改善剤。
【請求項6】
(C)穀物又は芋類のアルコール発酵物を含有し、外用組成物に使用することを特徴とする、メンタルヘルス不調の予防又は改善剤。
【請求項7】
請求項4若しくは5に記載の循環器疾患の予防又は改善剤、又は、請求項6に記載のメンタルヘルス不調の予防又は改善剤を含有することを特徴とする、外用組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、循環器疾患及びメンタルヘルス不調の予防又は改善作用を有する石鹸、外用組成物に使用する予防又は改善剤及びそれ等を含有する外用組成物に関する。より詳しくは、本発明は、経皮吸収により血管老化リスク、心房細動リスク等を含む循環器疾患及びメンタルヘルス不調のリスク低減作用を有する、日常的に身体洗浄に用いられる石鹸、予防又は改善剤及びそれ等を含有する外用組成物に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
メディカルハーブ石鹸は、ナチュラル指向及びオーガニック指向と、素人にも作り易いこともあり、植物由来材料とアロマオイルと組み合わせるなど、ハンドメイドのオリジナル手作り石鹸の記事なども出回っている。また、近年はメディカルハーブ入りハンドソープ、メディカルハーブ入りボディソープなどもみられる。
【0003】
メディカルハーブ石鹸は、その香りや美容、美白、美肌効果・保湿効果、またリラックス効果等を謳ったものが多いが、その中でも疾病予防、治療作用として挙げられている効果は、ニキビ、吹き出物、アトピー性皮膚炎、肌荒れ、乾燥肌、脂性肌等、主に直接触れる皮膚層そのものへの効果を対象としている。しかし、極一部では皮膚以外の身体機能に関する作用を示すものも開示されている。
【0004】
また、メディカルハーブ以外に酒粕、焼酎粕等の穀物又は芋類のアルコール発酵物由来の有効成分を含有する石鹸や入浴剤も市販されている。しかし、これ等も、やはり、美容、美肌、保湿個効果等の皮膚層における効能を謳っており、皮膚以外の身体的機能や疾病予防に着目したものは無い。
【0005】
また、一般に経皮吸収剤としては、シップ剤、ニコチンパッチなどのテープ剤等の薬物が挙げられるが、必ずしも薬物でない一般の化粧水、クリーム、乳剤、マッサージオイル、入浴剤、石鹸等も外用組成物として使用され、皮膚を通してその成分が体内に吸収されるとされている。実際に化粧品の有効成分の経皮吸収を高めるための研究もおこなわれている。
【0006】
ところで、日本人の死因の第1はガンであるが、これに続く死因として心筋梗塞や狭心症に代表される心疾患、脳梗塞等の脳血管疾患等が挙げられる。これ等は日本人の食生活や運動不足等の生活習慣の変化に伴い増加したものだが、両者ともに動脈硬化が関連しており、循環器疾患にとって血管老化は重要な健康上の課題となっている。
また、心房細動は、心臓が痙攣を起こす状態になり頻脈の症状が現れるものであるが、心房内の血流が滞るために血栓ができやすくなり、梗塞に繋がることもある。
【0007】
特許文献1は、肌の健康維持、乾燥防止、肌トラブル改善を目的とした、生薬を含有した石鹸に関する発明である。手洗いや入浴時に有効成分が肌に浸透することにより、肌の健康維持等に効果があることが記載されている(特許文献1、明細書段落[0004]~[0013])。
【0008】
特許文献2は、にきび治療用の石鹸の発明であり、高麗人参アブソリュート精油を含むことで、にきび菌の効果的な殺菌を通じて細菌の増殖と伝染を遮断することで、強力なにきび治療効果を示すことが記載されている。(特許文献2、明細書段落[0003]~[0005])。
【0009】
特許文献3は、特定のメディカルハーブ及びオイルを含有する石鹸についての発明であり、日常的に使用することで、皮膚を経由して有効成分が体内に吸収されることで、直接の皮膚層への効果以外に、痩身及び肥満の予防や、HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)の減少により糖尿病予防にも有効である旨の記載が有る(特許文献3、請求項5、明細書段落[0001]、[0006]~[0012]、[0031])。
【0010】
また、非特許文献1には、焼酎を絞った残渣である焼酎かすを乾燥化した固形分を含有する石鹸が開示されており、美白作用、素肌老化防止、ニキビ予防、肌荒れ予防等の皮膚トラブル予防効果が記載されている(非特許文献1、p.45、左上欄第7行~右上欄第17行)。
(【0011】以降は省略されています)

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