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公開番号2025016981
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-05
出願番号2023119834
出願日2023-07-24
発明の名称入力ペン
出願人株式会社パイロットコーポレーション
代理人弁理士法人志賀国際特許事務所
主分類G06F 3/03 20060101AFI20250129BHJP(計算;計数)
要約【課題】ノック操作によって強い衝撃が電子部品に伝わることを抑制できる入力ペンを提供する。
【解決手段】中心軸Cに沿って前後方向に延びる軸筒1と、軸筒1の内部に配置される電子部品4と、軸筒1の内部に配置され、電子部品4を保持する電子部品ケース6と、電子部品ケース6の前端部に配置されるペン先7と、軸筒1に対して電子部品ケース6を後側へ付勢する付勢部材21と、電子部品ケース6とともにペン先7を前後方向に移動させ、ペン先7が軸筒1の前端開口部11bから前側に突出する使用位置と、ペン先7が軸筒1の内部に収容される収容位置と、を切り替えるノック機構8と、電子部品ケース6の外周部及び軸筒1の内周部のうち少なくとも一方に設けられ、ノック機構8によって電子部品ケース6が使用位置から収容位置に移動したときに、電子部品ケース6に伝わる衝撃を緩和する衝撃緩和手段25と、を備える。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
中心軸に沿って前後方向に延びる軸筒と、
前記軸筒の内部に配置される電子部品と、
前記軸筒の内部に配置され、前記電子部品を保持する電子部品ケースと、
前記電子部品ケースの前端部に配置されるペン先と、
前記軸筒に対して前記電子部品ケースを後側へ付勢する付勢部材と、
前記電子部品ケースとともに前記ペン先を前後方向に移動させ、前記ペン先が前記軸筒の前端開口部から前側に突出する使用位置と、前記ペン先が前記軸筒の内部に収容される収容位置と、を切り替えるノック機構と、
前記電子部品ケースの外周部及び前記軸筒の内周部のうち少なくとも一方に設けられ、前記ノック機構によって前記電子部品ケースが前記使用位置から前記収容位置に移動したときに、前記電子部品ケースに伝わる衝撃を緩和する衝撃緩和手段と、を備える、
入力ペン。
続きを表示(約 910 文字)【請求項2】
前記衝撃緩和手段は、
前記軸筒の周壁を径方向に貫通する孔部と、
前記孔部内に配置される弾性変形可能な弾性片と、
前記電子部品ケースの外周面から径方向外側に突出し、前記孔部内のうち前記弾性片よりも前側に配置されるケース突起と、を有し、
前記ノック機構によって前記電子部品ケースが前記使用位置から前記収容位置に移動したときに、前記ケース突起が、前記弾性片に接触する、
請求項1に記載の入力ペン。
【請求項3】
前記弾性片は、
前記ケース突起に接触する接触部と、
前記孔部の内周部と前記接触部とを接続し、前記接触部よりも薄肉とされた薄肉部と、を有する、
請求項2に記載の入力ペン。
【請求項4】
前記衝撃緩和手段は、
前記軸筒の内周面から径方向内側に突出する第1突起と、
前記電子部品ケースの外周面から径方向外側に突出する第2突起と、
前後方向において前記第1突起と前記第2突起との間に配置され、弾性変形可能な弾性体と、を有し、
前記ノック機構によって前記電子部品ケースが前記使用位置から前記収容位置に移動したときに、前記弾性体が、前記第1突起と前記第2突起との間に挟まれる、
請求項1に記載の入力ペン。
【請求項5】
前記弾性体は、前記中心軸回りの周方向に延びる環状である、
請求項4に記載の入力ペン。
【請求項6】
前記ノック機構は、
前記軸筒の内周面に設けられ、前後方向に延びるカム溝と、
前記カム溝に係合し、前後方向にスライド移動するスライドカムと、
前記付勢部材により後側へ付勢され、この付勢力に抗して前記スライドカムにより前側へ押し込まれる毎に、前記カム溝への係合と係合解除とを繰り返しつつ、前記中心軸回りの周方向に回転させられる回転カムと、を有し、
前記電子部品ケースは、前記回転カムとの周方向の相対回転が規制される、
請求項1から5のいずれか1項に記載の入力ペン。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、入力ペンに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
近年、様々な電子機器の入力装置として座標入力装置が用いられており、この座標入力装置の入力手段として、電子ペン等と呼ばれる入力ペンが用いられている(例えば、特許文献1)。
【0003】
特許文献1に記載の電子ペンは、ペン先に導電性を有する芯体が設けられており、市販のノック式ボールペンと同様のノック操作により、このペン先が、軸筒(筐体)の前端開口部から前側に突出する使用位置と、軸筒の内部に収容される収容位置と、の間で前後方向に移動する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6789210号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
この種の入力ペンは、軸筒の内部に、例えば制御装置、昇電圧回路、周波数発生装置等の各種の電子部品が設けられている。このため、ノック操作によって強い衝撃が電子部品に伝わることは、好ましくない。
【0006】
本発明は、ノック操作によって強い衝撃が電子部品に伝わることを抑制できる入力ペンを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を提供する。
【0008】
〔本発明の態様1〕
中心軸に沿って前後方向に延びる軸筒と、前記軸筒の内部に配置される電子部品と、前記軸筒の内部に配置され、前記電子部品を保持する電子部品ケースと、前記電子部品ケースの前端部に配置されるペン先と、前記軸筒に対して前記電子部品ケースを後側へ付勢する付勢部材と、前記電子部品ケースとともに前記ペン先を前後方向に移動させ、前記ペン先が前記軸筒の前端開口部から前側に突出する使用位置と、前記ペン先が前記軸筒の内部に収容される収容位置と、を切り替えるノック機構と、前記電子部品ケースの外周部及び前記軸筒の内周部のうち少なくとも一方に設けられ、前記ノック機構によって前記電子部品ケースが前記使用位置から前記収容位置に移動したときに、前記電子部品ケースに伝わる衝撃を緩和する衝撃緩和手段と、を備える、入力ペン。
【0009】
使用者がノック機構によりノック操作を行うことで、電子部品ケースは、付勢部材の付勢力に抗して収容位置から使用位置へと移動し、また、付勢部材の付勢力によって使用位置から収容位置へと移動する。このうち特に、電子部品ケースが使用位置から収容位置へ戻される際には、付勢部材の付勢力(弾性変形後の復元変形力)によって、電子部品ケースに強い衝撃が伝わりやすい傾向がある。このような強い衝撃は、電子部品ケースが保持する電子部品において好ましくない。
【0010】
本発明では、入力ペンが衝撃緩和手段を備えているため、電子部品ケースが使用位置から収容位置へ戻されるときに、付勢部材の付勢力によって電子部品ケースに強い衝撃が伝わるようなことが抑えられる。これにより、電子部品ケースに保持される電子部品に対しても強い衝撃が伝わることが抑制されて、電子部品の機能が良好に維持される。したがって、入力ペンの装置寿命を延ばすことができる。
(【0011】以降は省略されています)

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