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公開番号2025016502
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-04
出願番号2024177663,2021526593
出願日2024-10-10,2019-11-15
発明の名称放射線不透過性血管プロテーゼ
出願人マイクロベンション インコーポレイテッド,MICROVENTION, INC.
代理人個人,個人
主分類A61F 2/86 20130101AFI20250128BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】デバイスの画像化のための1本以上のDFTワイヤから構成される血管プロテーゼに関する。
【解決手段】補助的な放射線不透過性材料を必要とせずにプロテーゼの可視化を助けるための引抜き充填管(DFT)ワイヤ112を利用する血管プロテーゼ。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
引抜き充填管(DFT)ステントシステムであって、
略管形状に巻かれた少なくとも1本のDFTワイヤから形成されるDFTステントであって、近位端及び遠位端においてループを有し、前記ループは複数のより大きいループと複数のより小さいループを含む、DFTステントと、
前記DFTステントを送達するためのカテーテルと、
前記カテーテルから前記DFTステントを展開するためのプッシャであって、前記プッシャは、前記プッシャの遠位領域に配置された一対の拡大バンドを含む、プッシャと、を備え、
前記DFTステントの前記近位端における前記ループの各末端は、前記DFTが非展開状態にある時に、前記拡大バンドの間に位置する、DFTステントシステム。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記ループの各々は、前記DFTステントが拡張構成にある時に、前記DFTステントに沿った長手軸から約60度の角度をなす、請求項1に記載のDFTステントシステム。
【請求項3】
前記DFTステントは、1本のみのDFTワイヤにより巻かれる、請求項1に記載のDFTステントシステム。
【請求項4】
前記DFTワイヤは、白金コア及びニチノールジャケットを備える、請求項1に記載のDFTステントシステム。
【請求項5】
前記DFTワイヤは、直径約0.0018~0.0022インチである、請求項1に記載のDFTステントシステム。
【請求項6】
前記複数のより小さいループは約0.015~0.025インチの大きさであり、前記複数のより長いループは約0.04~0.045インチの大きさである、請求項1に記載のDFTステントシステム。
【請求項7】
前記拡大バンドは、互いに約0.06~0.08インチ離れている、請求項1に記載のDFTステントシステム。
【請求項8】
前記DFTステントの前記近位端における前記ループは、交互に配置された3つのより大きなループと3つのより小さなループを含む、請求項1に記載のDFTステントシステム。
【請求項9】
前記より大きなループはマーカーコイルを含む、請求項8に記載のDFTステントシステム。
【請求項10】
引抜き充填管(DFT)ステントを送達するための送達システムであって、
カテーテルと、
前記カテーテル内を運ばれるDFTステントであって、前記DFTステントは略管形状に巻かれ、近位ループと遠位ループを有し、前記近位ループと前記遠位ループは複数のより大きいループと複数のより小さいループとを含む、DFTステントと、
前記カテーテルに関連したプッシャであって、前記プッシャは、前記プッシャの遠位部に配置された一対のバンドを有する、プッシャと、を備え、
前記バンドは、互いに間隔を置いて配置され、前記間隔は、前記DFTステントが前記カテーテル内を運ばれる時に、前記DFTステントの近位端に位置する、前記複数のより大きいループと前記複数のより小さいループの長さを収める、送達システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
(関連出願)
本出願は、「ステント」という名称の、2018年11月16日出願の米国仮出願No.62/768,803に対する優先権を主張し、且つその非仮出願であり、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
ステントおよびステントグラフトなどの血管プロテーゼは、血管系において様々な理由で使用される。非網羅的なリストには、血流を促進するために病気の血管または閉塞された血管を開けておくこと、動脈瘤のような標的領域から流れをそらすことを含む流れの転換、および領域内の局所的な閉塞を促進するために治療部位内に材料(例えば塞栓材料)を保持することが含まれる。
【0003】
外科医が血管系においてデバイスの適切な配置を確認できるように、可視化は血管プロテーゼにとって重要である。従来の金属ステントは、ニチノールのような良好な形状記憶材料を利用しており、ステントは、治療部位への送達時に容易にその拡張状態となる。金属ステントは、送達カテーテル内で圧縮された状態から解放されると、ステントが容易にこの拡張形状となるように、拡張形状にヒートセットされる。しかし、これらの金属は放射線不透過性ではないため、画像検査が困難である。考えられる1つの解決策は、これらのステントを作製する際に放射線不透過性金属ワイヤを利用することであるが、実際には、そのような材料は取り扱いが困難であり、一度熱処理が施されると、脆くなり得ることが多い。
【0004】
この問題に対処するために、多くのステントおよびステントグラフトは、血管系においてデバイスが適切に配置されているかを医師が確認できるように、1つ以上の放射線不透過性構成要素を利用して可視化を促進し得る。これらの放射線不透過性構成要素は、実際のプロテーゼ自体とは異なる(例えば、ステントに別々に取り付けられた別個の放射線不透過性層または構成要素である)。これらの別個の放射線不透過性構成要素を使用すると、ステントを厚くし、それにより展開が困難となり、これらのステントが、神経血管系に存在する血管のようなより小さな血管を効果的に治療することができるかどうかに影響を及ぼすため、複雑な事態になる可能性がある。これらの別個の放射線不透過性構成要素は、ステントの全体的な機械的特性にも影響を及ぼし、それによって工学的課題を生じさせる。
【0005】
引抜き充填管(DFT)は、内部コアおよび外部ジャケットを含む異種材料を利用する。DFTは、良好な形状記憶金属ワイヤの利点と放射線不透過性材料の放射線不透過性/画像化の利点とを組み合わせるように、放射線不透過性材料(例えば、非放射線不透過性の外部ジャケットを備えた放射線不透過性の内部コア、またはその逆)で構成することができる。次いで、これらのDFTワイヤを用いて、別個の放射線不透過性材料を必要としない血管プロテーゼを設計することができる。このようにして、DFTをステント/ステントグラフトを構成する金属層に使用することができ、別個の放射線不透過性材料を含めることなくデバイスを可視化することができる。しかしながら、DFTワイヤは、従来の金属ワイヤとは異なる機械的特性を有し、DFTワイヤを組み込んだ使用可能な血管プロテーゼを作製する際に、異なる種類の工学的課題を生じさせる。
【0006】
DFTワイヤが有する特有の設計課題に対処する一方で、DFTによる画像化の利点を組み合わせる使用可能なDFTステントが必要とされている。
【発明の概要】
【0007】
本発明は、デバイスの画像化において利点を提供する、1本以上のDFTワイヤから構成される血管プロテーゼに関する。
【0008】
一実施形態において、血管プロテーゼは、それ自体の中に前後に編組され、略管形状を形成する単一のDFTワイヤからなる。他の実施形態では、複数のDFTワイヤを使用することができる。一実施形態では、単一又は複数のDFTワイヤは、ニチノールジャケットによって囲まれた白金またはタンタルのコアを利用する。
【0009】
一実施形態において、DFTプロテーゼは、プロテーゼのいずれかの末端上の複数の末端ループを利用し、それにより、より短いループおよびより長いループを利用する。より短いループは、血管とのぴったりとした接触を可能にし、インプラント位置での動きに抵抗するような大きさおよび角度を有する。一実施形態では、より長いループは、コイルまたはマーカーコイル要素を利用して、送達プッシャがプロテーゼ送達中にプロテーゼを把持するのを助ける。一実施形態では、より短いループは、DFTプロテーゼがその圧縮送達状態にあるときにより長いループコイルと重なるように構成される。
【0010】
DFTプロテーゼは、プロテーゼの血管に沿った複数の細孔を含む。細孔は、DFTプロテーゼを構成する1本以上のワイヤの交点によって形成される。一実施形態では、細孔は、標的治療位置(動脈瘤など)を閉塞するために、マイクロカテーテルおよび/または塞栓材料をその中に配置することができるような大きさにされる。
(【0011】以降は省略されています)

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