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公開番号
2025016474
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-04
出願番号
2024173873,2020543764
出願日
2024-10-02,2019-03-15
発明の名称
生体振動および無線周波数のデータ分析に基づく生理的状態のモニタリング
出願人
ゾール メディカル コーポレイション
,
ZOLL Medical Corporation
代理人
弁理士法人RYUKA国際特許事務所
主分類
A61B
5/33 20210101AFI20250128BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】生体振動センサおよび無線周波数センサなど複数のセンサ源から得られる患者データに基づき患者の生理的状態をモニタリングし、心不全の症状を早めに診断する方法を提供する。
【解決手段】患者モニタリングデバイスは、患者に連結されるECGセンサと、患者に連結され、生体振動信号のように構成されるセンサと、患者の胸腔から反射される電磁エネルギーに対応する情報を生み出すように構成される無線周波数モニタリングデバイスと、を含む。プロセッサは、ECG信号、生体振動信号、および無線周波数情報を処理して、患者の複数の生理的パラメータを生成する。プロセッサはさらに、複数の生理的パラメータの予測解析および動向分析のうち少なくとも1つを行って患者の現在の臨床症状を決定する。動向分析は、複数の生理的パラメータの変化の実質的な関係を決定することを含む。
【選択図】図11
特許請求の範囲
【請求項1】
患者モニタリングシステムであって、
患者に連結され、心電図信号を検出するように構成される複数の心電図電極と、
前記患者に接続され、1または複数の心臓振動信号を検出するように構成される少なくとも1つの振動センサと、
前記患者に連結された少なくとも1つの超広帯域無線周波数トランシーバであって、
無線周波数電磁波を前記患者の肺に向け、
前記患者の前記肺を通り抜けた前記無線周波数電磁波に応答して無線周波数情報を検出する
ように構成される、少なくとも1つの超広帯域無線周波数トランシーバと、
1または複数のプロセッサであって、
前記検出された心電図信号および前記検出された1または複数の心臓振動信号を処理して前記患者の電気機械的活性化時間パラメータを決定し、
前記無線周波数情報を処理して前記患者の胸部液体パラメータを決定し、
第1の期間にわたって前記患者の前記胸部液体パラメータをモニタし、
前記第1の期間の間に前記患者の前記胸部液体パラメータの動向を検出したことに応答して、第2の期間にわたって前記患者の前記胸部液体パラメータおよび前記電気機械的活性化時間パラメータをモニタし、
前記第2の期間の間のモニタリングに基づいて前記患者の全体的な等級スコアを決定し、
前記全体的な等級スコアが閾値を超えたことに応じて、1または複数の臨床的に使用可能な事象に関する出力を決定し、
出力デバイスに前記出力を行わせる
ように構成される1または複数のプロセッサと、
を含み、
前記患者の全体的な等級スコアを決定することは、
前記患者の前記胸部液体パラメータおよび前記患者の前記電気機械的活性化時間パラメータの各パラメータのスコアを決定すること、および
前記各パラメータのスコアの合計に基づいて前記患者の前記全体的な等級スコアを決定すること
を含む患者モニタリングシステム。
続きを表示(約 730 文字)
【請求項2】
前記患者の前記胸部液体パラメータおよび前記患者の前記電気機械的活性化時間パラメータの各パラメータのスコアを決定することは、
各パラメータに各カテゴリを割り当てることを含み、
前記各カテゴリは複数の所定値範囲を有し、
前記複数の所定値範囲のそれぞれは所定スコアを有する、請求項1に記載の患者モニタリングシステム。
【請求項3】
前記1または複数の臨床的に使用可能な事象が、ユーザの入力なしにトリガされる自動事象と、
前記出力に対するユーザ応答に基づいてトリガされ、1または複数のアクションを行う1または複数の命令を備える手動事象と、
のうち少なくとも1つを含む、請求項1または2に記載の患者モニタリングシステム。
【請求項4】
前記1または複数の心臓振動信号が、S1振動、S2振動、S3振動、S4振動、心室壁運動および心雑音振動の少なくとも1つを含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の患者モニタリングシステム。
【請求項5】
前記無線周波数情報が、前記患者の肺液含有量の測定値を含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の患者モニタリングシステム。
【請求項6】
前記心電図信号が、心拍数、心拍数変動、PVC負荷またはPVCカウント、心房細動負荷、息つぎ、心拍数不整、QRS高さ、QRS幅、前記心電図信号の形態のサイズまたは形状の変化、コサインR-T、人工ペーシング、QT間隔、QT変動、T波幅、T波アルテルナン、T波変動、およびSTセグメント変化、の少なくとも1つを含む、請求項1から5のいずれか一項に記載の患者モニタリングシステム。
発明の詳細な説明
【背景技術】
【0001】
関連出願
本出願は、2018年3月16日に出願された"Monitoring Physiological Status Based on Bio-Vibrational and Radio Frequency Data Analysis,"と題する米国仮出願第62/644216号であり、米国特許法第119条の下でこの仮出願に基づく優先権を主張する。上記出願に記載される全ての主題の全体が本明細書に完全に記載されているかのように、その内容全体がここに参照によって本出願に引用される。
続きを表示(約 2,300 文字)
【0002】
本開示は、生体振動センサおよび無線周波数センサなど複数のセンサ源から得られる患者データに基づき患者の生理的状態をモニタリングすることに関する。
【0003】
心臓病を患っている患者は、うっ血性心不全(CHF)の病症に起因する急性発作の再発が頻繁に起こる傾向にある。例えば、肺うっ血は、CHFの患者の間で入院および再入院の主因となっている。同様に、慢性腎疾患を抱え、血液透析を受ける患者はさらに、急性有害事象に悩まされる。例えば、末期腎臓疾患の患者の何人かは、血液透析の前に中等度から重度の肺うっ血を有する場合がある。これらの患者は、心不全の高い罹患率および予後不良を有する。患者の心不全の病症をモニタリングおよび治療する様々な電子デバイスおよび機械デバイスが存在する。いくつかの例では、モニタまたは治療される基礎疾患に応じて、心臓モニタまたは除細動器などの医療デバイスを患者に外科的に埋め込む、または外部接続してよい。場合によっては、医師は、医療デバイスだけを利用して、または薬剤治療と組み合わせて心不全の病症を治療してよい。
【0004】
心不全の治療を放っておくと、特定の生命に関わる不整脈を引き起こしかねない。心房性不整脈および心室性不整脈は両方とも心不全の患者によく見られる。最も命に関わる心不整脈の1つは心室細動であり、心室細動は、正常かつ規則的な電気インパルスが不規則かつ高速のインパルスに取って代わることによって心筋に正常な収縮を止めさせる場合に生じる。患者は感じ取れるほどの差し迫った細動の警告を全く受けないので、必要な医療支援が到着し得る前に死に至ることが多い。その他の心不整脈は、徐脈として知られる極端に遅い心拍数、または頻脈として知られる極端に速い心拍数を含み得る。患者が心室細動、心室性頻拍、興奮収縮解離(PEA)、および不全収縮(心臓が全電気的活動を停止する)など様々な心臓の不整脈にかかることにより、患者の心臓が、命を支える脳およびその他の重要臓器に十分な血流量を供給しなくなる場合に、心停止が起こり得る。心不全の症状を早めに診断し、できるだけ早く介入治療を行うべく、心不全の患者をモニタすることが概して有用である。
【発明の概要】
【0005】
特定の実装では、患者モニタリングシステムは、患者に連結され、患者の1または複数のECG信号を検出するように構成されるECGセンサと、患者に連結され、患者の1または複数の心臓振動信号を検出するように構成される振動センサと、1または複数の無線周波数アンテナを含み、患者に連結される超広帯域無線周波数トランシーバ回路と、1または複数のプロセッサと、を含む。いくつかの例では、超広帯域無線周波数トランシーバは、1または複数の無線周波数アンテナが無線周波数電磁エネルギーを患者の胸腔に向けさせ、かつ1または複数の無線周波数アンテナを介して受信し、患者の胸腔内から反射した反射無線周波数電磁エネルギーに対応する無線周波数情報を生み出させるように構成される。いくつかの例では、1または複数のプロセッサは、1または複数のECG信号、1または複数の心臓振動信号、および無線周波数情報を処理して、1または複数の組み合わせ生理的パラメータを含む患者の複数の生理的パラメータを生成するように構成される。1または複数のプロセッサは、組み合わせ生理的パラメータを含む複数の生理的パラメータの予測解析および動向分析のうち少なくとも1つを行って患者の現在の臨床症状を決定し得る。本明細書に記載される実装では、動向分析は、複数の生理的パラメータの変化の実質的な関係の存在を決定することを含む。1または複数のプロセッサは、患者の現在の臨床症状を予め定められた臨床的に使用可能な基準と比較して、1または複数の臨床的に使用可能な事象を決定し、1または複数の臨床的に使用可能な事象に関する出力を出力デバイスに行わせることができる。本明細書に記載される患者モニタリングシステムの実装は、以下の特徴の1または複数を含んでよい。
【0006】
上記の患者モニタリングシステムの特定の実装では、動向分析は相関分析を含む。
【0007】
上記の患者モニタリングシステムの特定の実装では、少なくとも24時間、少なくとも48時間、少なくとも1週間、少なくとも2週間、少なくとも1カ月、少なくとも6週間、少なくとも2ヶ月、少なくとも4カ月、少なくとも6カ月、少なくとも1年間、および少なくとも2年間のうち1または複数を含む前の期間にわたって収集された生理的パラメータに予測解析および動向分析のうち少なくとも1つを行う。
【0008】
上記の患者モニタリングシステムの特定の実装では、少なくとも利用可能な患者の病歴に対応する前の期間にわたって収集された生理的パラメータに予測解析および動向分析のうち少なくとも1つを行う。
【0009】
上記の患者モニタリングシステムの特定の実装では、1または複数の臨床的に使用可能な事象は、ユーザの入力なしにトリガされる自動事象と、出力に対するユーザ応答に基づいてトリガされ、1または複数のアクションを行う1または複数の命令を備える手動事象と、のうち少なくとも1つを含む。
【0010】
上記の患者モニタリングシステムの特定の実装では、1または複数の臨床的に使用可能な事象に関する出力は、複数の生理的パラメータ、または予測解析および動向分析の少なくとも1つの結果に対して定義される1または複数の閾値を超えることに基づく。
(【0011】以降は省略されています)
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