TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025016419
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-04
出願番号
2023204576
出願日
2023-12-04
発明の名称
癌を治療するための併用療法
出願人
メルク・シャープ・アンド・ドーム・エルエルシー
,
シチュアン ケルン-バイオテック バイオファーマシューティカル カンパニー リミテッド
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A61K
47/68 20170101AFI20250128BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】細胞増殖性疾患(例えば、癌)を治療する方法、医薬組成物およびキットを提供する。
【解決手段】方法は、(a)抗ヒトPD-1抗体又はその抗原結合フラグメント;及び、(b)式(I)で表されるイムノコンジュゲートを投与することを含む。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025016419000028.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">58</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">154</com:WidthMeasure> </com:Image>
〔式中、Abは、Trop-2に結合する抗体であり;そして、nは、1~10の整数である〕
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
患者における癌を治療する方法であって、該患者に、
(a) 抗ヒトPD-1抗体又はその抗原結合フラグメント;及び、
(b) 式(I):
TIFF
2025016419000025.tif
59
153
〔式中、
Abは、Trop-2に結合する抗体であり;そして、
nは、1~10の整数である〕
で表されるイムノコンジュゲート;
を投与することを含み、
ここで、組成物中に存在している(a)及び(b)の量は、一緒になって、卵巣癌、子宮頸癌、前立腺癌又は尿路上皮癌を治療するのに有効である、前記方法。
続きを表示(約 920 文字)
【請求項2】
nが、6~8である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記抗体が、
(i) 配列番号39のアミノ酸配列を含むHCDR1;配列番号40のアミノ酸配列を含むHCDR2;及び、配列番号41のアミノ酸配列を含むHCDR3;を含む重鎖可変領域;及び
(ii) 配列番号42のアミノ酸配列を含むLCDR1;配列番号43のアミノ酸配列を含むLCDR2;及び、配列番号44のアミノ酸配列を含むLCDR3;を含む軽鎖可変領域;
を含む、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記抗体が、
(i) 配列番号37のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域;及び
(ii) 配列番号38のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
を含む、請求項1~3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
前記抗体が、
(i) 配列番号35のアミノ酸配列を含む重鎖;及び
(ii) 配列番号36のアミノ酸配列を含む軽鎖;
を含む、請求項1~4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記抗体が、サシツズマブである、請求項1~5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
式(I)で表されるイムノコンジュゲートが、前記患者に、1.0mg/kg~6.0mg/kgの用量で投与される、請求項1~6のいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
前記抗ヒトPD-1抗体又はその抗原結合フラグメントが、ニボルマブ、セミプリマブ、ドスタルリマブ、ピジリズマブ、チスレリズマブ及びペムブロリズマブから選択される、請求項1~7のいずれか1項に記載の方法。
【請求項9】
前記抗ヒトPD-1抗体又はその抗原結合フラグメントが、ペムブロリズマブである、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記抗ヒトPD-1抗体又はその抗原結合フラグメントが、前記患者に、50mg~500mgの用量で投与される、請求項1~9のいずれか1項に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、癌の治療に有用な併用療法に関する。特定的には、本開示は、プログラム細胞死タンパク質1(PD-1)又はその抗原結合フラグメントに結合する抗体とイムノコンジュゲートを含む併用療法に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
PD-1は、免疫調節及び末梢性免疫寛容の維持において重要な役割を果たすものとして認識されている。PD-1は、ナイーブT細胞、B細胞及びNKT細胞で中程度に発現され、そして、リンパ球、単球及び骨髄性細胞におけるT/B細胞受容体シグナル伝達によって上方制御される。
【0003】
PD-1に対する2種類の既知リガンド、PD-L1(B7-H1)及びPD-L2(B7-DC)は、様々な組織中に発生するヒトの癌において発現される。大規模サンプルセット、例えば、卵巣癌、腎臓癌、結腸直腸癌、膵臓癌、肝臓癌及び黒色腫などの大規模サンプルセットにおいて、PD-L1の発現は、その後の治療にかかわらず、予後不良及び全生存期間の低減と相関することが示された。
【0004】
同様に、腫瘍浸潤性リンパ球上でのPD-1の発現は、乳癌及び黒色腫における機能障害T細胞を特徴付けること、並びに、腎臓癌における予後不良と相関すること、が見出された。従って、PD-L1を発現する腫瘍細胞は、PD-1を発現するT細胞と相互作用して、T細胞活性化を減弱させ及び免疫監視を回避し、それによって、当該腫瘍に対する免疫応答の低減に寄与することが提唱されている。
【0005】
PD-1軸を標的とする免疫チェックポイント療法は、複数のヒト癌における臨床反応の画期的な改善をもたらした。PD-1軸を標的とする免疫療法としては、PD-1受容体に対するモノクローナル抗体〔KEYTRUDA
TM
(ペムブロリズマブ)(Merck and Co., Inc., Kenilworth, NJ, USA)及びOPDIVO
TM
(ニボルマブ)(Bristol-Myers Squibb Company, Princeton, NJ, USA)〕及びPD-L1リガンドに結合するモノクローナル抗体〔MPDL3280A; TECENTRIQ
TM
(アテゾリズマブ)(Genentech, San Francisco, CA, USA)〕などがある。どちらの治療アプローチも、多くの種類の癌において抗腫瘍効果を実証した。
【0006】
そのような抗体の効力は、他の承認された又は実験に基づいた癌の治療方法(例えば、放射線、手術、化学療法剤、標的療法、腫瘍内の制御されていない他のシグナル伝達経路を阻害する薬剤、及び、他の免疫増強剤)と組み合わせて投与された場合、増強され得ることが提案されている。
【0007】
栄養膜細胞表面抗原2(Trop-2)は、カルシウムシグナル伝達に関与する膜貫通糖タンパク質であり、複数の腫瘍タイプにおいて発現される。Trop-2は、正常な栄養膜細胞で発現され、そして、栄養膜細胞の成長、移動及び増殖を可能にする。Trop-2は、とりわけ、細胞内カルシウム伝達、MAPKシグナル伝達経路、RAF、NF-κB及びサイクリンD/Eなど、いくつかの細胞シグナル伝達経路に関与するとされいる。
【0008】
正常細胞の対応物と比較した場合、癌細胞においてTrop-2が上方制御されることが示されている。この発現の増大は、乳癌、結腸癌、非小細胞肺癌(NSCLC)、食道扁平上皮癌、甲状腺癌及び肝胆道癌などの多くの異なるタイプの腫瘍で見られており、腫瘍の不可知論的なバイオマーカーとしてのTrop-2細胞の可能性が高まっている。癌細胞内におけるTrop-2の上方制御の理由は不明である;しかしながら、Trop-2は細胞の増殖と浸潤に対して重要な調節効果を有していると仮定されており、このことは、過剰発現が選択的な腫瘍の進行につながり得ることを意味する。実際、臨床前のデータは、Trop-2の過剰発現が腫瘍の増殖を刺激するのに対し、Trop-2のノックダウンは腫瘍の増殖を阻害することを示唆している。
【0009】
特に、乳癌では、Trop-2発現の上昇は生存率の低下と関連してきた。Trop-2遺伝子の発現は、全ての乳癌サブタイプで検出されており、HER2+疾患と比較して、HR+/HER2-及びトリプルネガティブ乳癌(TNBC)において高いレベルが認められる。TNBCのゲノム解析により、Trop-2も標的療法の魅力的な候補であることが確認され、Trop-2が新しい治療標的としてさらに研究されるようになった。
【0010】
転移性乳癌(MBC)及び尿路上皮癌における抗体薬物複合体(ADC)を介したTrop-2の標的化の成功と、NSCLCにおける進行中の試験により、Trop-2の標的化が有効で有益な戦略として確立され、そして、最近、抗Trop-2抗体及びTrop-2標的ADCなどのいくつかのTrop-2標的治療薬が臨床用途向けに開発されている。その後、複数の初期段階の臨床試験で、良好な安全性プロフィールと、複数の腫瘍タイプにわたってTrop-2ベースのADCに関連する臨床上の利益が実証された。これには、治療選択肢が限られている腫瘍タイプ(例えば、トリプルネガティブ乳癌、白金抵抗性尿路上皮癌及び小細胞肺癌)における臨床上の利益と忍容性が含まれる。初期段階の臨床試験が現在行われているイムノコンジュゲートの例は、イムノコンジュゲートA:
TIFF
2025016419000001.tif
50
149
〔ここで、Abは、抗Trop-2抗体(サシツズマブ)であり、米国特許公開第20200347075号に記載されている〕
である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
健康器具
7日前
個人
錠剤撒き器
5か月前
個人
男性用下着
7か月前
個人
歯茎みが品
1か月前
個人
穿刺補助具
7か月前
個人
鼾防止用具
3日前
個人
歯の掃除具
3か月前
個人
塗り薬塗り具
2か月前
個人
導電香
24日前
個人
乗馬テラピー
4か月前
個人
脈波測定方法
3日前
個人
マッサージ機
18日前
個人
身体牽引装置
3か月前
個人
脈波測定方法
10日前
個人
染毛方法
3か月前
個人
片足歩行支援具
1か月前
個人
収納容器
2か月前
個人
クリップ
1か月前
個人
健康器具
2か月前
個人
発熱器具
3か月前
個人
鼻腔拡張具
6か月前
個人
挟圧手工爪矯正具
5か月前
個人
動体視力強化装置
4か月前
株式会社コロナ
脱臭機
5か月前
個人
口内洗浄具
10日前
個人
磁器治療器
4か月前
個人
眼科診療車
1か月前
個人
排便漏れ予防装具
7か月前
株式会社 MTG
浴用剤
25日前
個人
避難困難者救出台車
1か月前
個人
除菌システム
1か月前
東レ株式会社
下肢着用具
4か月前
株式会社コーセー
美爪料
1か月前
東レ株式会社
吸収制御剤
3か月前
個人
口腔ケア用歯ブラシ
6か月前
個人
血管硬化度算出方法
4か月前
続きを見る
他の特許を見る