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10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025016364
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-31
出願番号
2024112616
出願日
2024-07-12
発明の名称
高温超伝導体
出願人
現代自動車株式会社
,
HYUNDAI MOTOR COMPANY
,
起亞株式会社
,
KIA CORPORATION
,
ソウル大学校産学協力団
,
SEOUL NATIONAL UNIVERSITY R&DB FOUNDATION
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01B
12/06 20060101AFI20250124BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】ReBCO系超伝導体を構成するGdの一部をHoで置換して臨界温度の変化なしに臨界電流密度を向上させることができる高温超伝導体の提供。
【解決手段】本発明の一実施形態に係る高温超伝導体は、ReBCO系高温超伝導体であって、ReBa
2
Cu
3
O
7-δ
で表され、前記ReはGd及びHoであることを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ReBCO系高温超伝導体であって、
ReBa
2
Cu
3
O
7-δ
で表され、
前記ReはGd及びHoであることを特徴とする、高温超伝導体。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記超伝導体はHo
x
Gd
1-x
Ba
2
Cu
3
O
7-δ
で表され、
前記xは0<x<1を満たし、
前記δはδ<7を満たすことを特徴とする、請求項1に記載の高温超伝導体。
【請求項3】
前記xは0.4≦x≦0.6を満たすことを特徴とする、請求項2に記載の高温超伝導体。
【請求項4】
(Gd、Ho)BCO系高温超伝導体であって、
Gdの一部がHoで置換されたことを特徴とする、高温超伝導体。
【請求項5】
Hoの置換量は、置換前のGdのモル量に対して40~60%であることを特徴とする、請求項4に記載の高温超伝導体。
【請求項6】
(Gd、Ho)BCO系高温超伝導体を製造する方法であって、
Gd酸化物粉末、Ba酸化物粉末、Cu酸化物粉末及びHo酸化物粉末をそれぞれ準備する粉末準備ステップと、
準備されたGd酸化物粉末、Ba酸化物粉末及びCu酸化物粉末を化学組成量に合わせて混合して混合粉末にするが、前記Gd酸化物粉末の一部をHo酸化物粉末で置換して混合する混合ステップと、
準備された混合粉末を成形体に成形する成形ステップと、
前記成形体の炭素(C)の含有量を制御する第1次熱処理ステップと、
前記成形体を(Gd、Ho)BCO系成形体に合成させる第2次熱処理ステップと、
前記成形体の結晶粒を成長させる第3次熱処理ステップと、
前記成形体の酸素(O)の含有量を制御する酸素熱処理ステップと、を含む、高温超伝導体の製造方法。
【請求項7】
前記混合ステップにおいて、
前記Ho酸化物粉末のうち、Gd酸化物粉末のGdの位置に置換されるHoの置換量は、Gdのモル量に対して40~60%であることを特徴とする、請求項6に記載の高温超伝導体の製造方法。
【請求項8】
前記成形ステップは、前記混合粉末を加圧成形することを特徴とする、請求項6に記載の高温超伝導体の製造方法。
【請求項9】
前記成形ステップは、前記混合粉末を5~20MPaで加圧して成形することを特徴とする、請求項8に記載の高温超伝導体の製造方法。
【請求項10】
前記第1次熱処理ステップは、
前記成形体を10℃/min以下の昇温速度で昇温する第1次昇温過程と、
前記成形体を880℃で20時間以上維持する第1次維持過程と、
前記成形体を10℃/min以下の冷却速度で冷却する第1次冷却過程と、を含む、請求項6に記載の高温超伝導体の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、高温超伝導体に関し、より詳細には、ReBCO系超伝導体を構成するGdの一部をHoで置換して臨界温度の変化なしに臨界電流密度を向上させることができる高温超伝導体に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
1911年、オランダ・ライデン大学のカメリン・オンネス(Heike Kamerlingh-Onnes)が、水銀の電気抵抗を測定する実験を行う中に、絶対温度4.2K(零下268.8℃)で電気抵抗が突然なくなる現象を発見し、これを起点として、高磁場が必要なアプリケーションでNbTiやSnTiなどの低温超伝導体が使用され始めた。
【0003】
1987年、スイスのベドノールツ(Johannes Bednorz)とミュラー(Karl Muller)によって高温超伝導体が発見された。以後、高温超伝導体の臨界温度及び臨界電流密度の向上のために盛んに研究が行われてきた。
【0004】
高温超伝導体の代表的な組成は、BSCCOとReBCOがある。
【0005】
2つの組成はいずれも、酸化銅(Cu Oxide)内の酸素の含有量が化学的に不安定な状態(Non-Stoihiometric compound)であるため、製造及び使用時の酸素雰囲気の制御が重要である。
【0006】
BSCCOの化学組成は、Bi
2
Sr
2
CuO
6+x
/Bi
2
Sr
2
CuO
8+x
/Bi
2
Sr
2
CuO
10+x
に区分され、酸化銅(Cu-Oxide)内の酸素の含有量が高いほど臨界温度(Tc)が高くなる。このようなBSCCOは、押出工程によって線材化され、NbTi及びSnTiを代替するために研究開発を進めているが、BSCCOの臨界電流を高めるためのテクスチャリング(Texturing)制御のためにAgが使用されて価格的な部分を克服しなければならないという問題がある。
【0007】
一方、ReBCOの化学組成は、ReBa
2
Cu
3
O
7-δ
であり、BSCCOに比べて低い臨界温度を有するが、高い臨界電流を有することができる組成である。
【0008】
しかし、ReBCOは、BSCCOとは異なり、集合組織によっては臨界電流が急速に減少するため、一般的に薄膜工程を活用して線材の製造を多く行っている。ReBCOにおけるReは、レアアース(Rare earth)であって、代表的にY、Gdがある。
【0009】
そこで、出願人は、ReBCO系合金であるGdBCOの臨界電流密度を向上させる研究を進めており、希土類元素を特定の元素で置換する場合に臨界温度の変化なしに臨界電流密度を向上させることができることに着目して、希土類元素を置換する研究を行った。
【0010】
上記の背景技術として説明された内容は、本発明に対する背景を理解させるためのものに過ぎず、当該技術分野における通常の知識を有する者に既に知られている従来技術に該当することを認めるものと受け入れられてはならないであろう。
【先行技術文献】
【特許文献】
(【0011】以降は省略されています)
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